副腎癌
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2023/01/25
あなたの症状と副腎癌の関連をAIでチェックする
副腎癌について「ユビー」でわかること
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副腎癌とはどんな病気ですか?
副腎癌のQ&A
- A.
特徴的な症状はなく、超音波検査やCT検査で偶然発見されたり、体の外から腫瘍に触れたりします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る副腎癌(副腎皮質癌)に特異的な初期症状はありません。約10~15%の患者さんが、腹部の画像検査によって偶然見つかります。
以下のような、副腎ホルモンの過剰な分泌に関連した症状が見られたら、超音波検査・CT・MRIなど画像検査を行って詳しく調べる必要があります。副腎ホルモンの過剰な分泌に関連した症状
- 肥満、高血糖、顔が丸くなるなど(クッシング症候群)
- 男性ホルモンが過剰となり、女性の性機能が低下する
など
- A.
転移しやすいかについての明確なデータはありませんが、診断時にすでに転移していることが多いがんです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る副腎癌が転移しやすいかを検討した明確なデータはありません。ただし、副腎癌は発見した時にすでに転移があり、進行していることが多いがんです。
WHOによる病期診断では、ステージ3、4が転移のある状態を意味します。診断時(発見時)の病期と割合は、以下のように報告されています。診断時の病期と割合
- ステージ1(がんの大きさが5cm以下):14%
- ステージ2(がんの大きさが5cmを超えるが周囲に拡がっていないもの):45%
- ステージ3(周囲のリンパ節や組織に拡がっているもの):27%
- ステージ4(周囲の臓器やがんより離れた臓器に転移があるもの):24%
なお、副腎癌における一般的な転移部位は、- 肺:40%〜80%
- 肝臓:40%〜90%
- 骨:5%〜20%
です。
- A.
5年生存率は16~44%とされています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る副腎癌と診断されてから亡くなるまでの期間は、主に、診断時のがんの進行状況(ステージ)や、患者さんごとの体力などによって異なります。
なお、がんでは5年生存率(診断から5年後に生存している方の割合)をひとつの指標にすることが多いです。5年生存率は、- がんが副腎腔にとどまっている場合は60~80%
- 転移がないものの進行性のがんでは35~50%
- 転移があるがんは0%〜28%
と報告されています。
ただし、5年生存率はあくまでも現時点での集計値にすぎません。今後の治療の進歩によって変わり得るものであることや、患者さんの状態や治療の反応によっても異なることにご注意ください。 - A.
なりやすい人の特徴に、10歳前後または40~50歳代の女性などがあります。症状検索エンジン「ユビー」でセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る副腎癌は症状のみから診断することは難しい病気ですが、疑うきっかけとしてのセルフチェックは可能です。
以下に当てはまる場合、副腎癌(副腎皮質癌)の可能性があります。- 食欲が増え、急に太ってきた
- 顔が丸くなってきた
- にきびが出てきた
- 皮下出血しやすくなった
- 眠れなくなった
- 筋力が落ちてきた
- 月経異常が見られるようになった
- 血圧が上がってきた
- 血糖値が高いと言われた
- 腹痛や便の異常などがある
- お腹(副腎の位置)にしこりがある
- A.
早期では特徴的な症状はありません。しかし、進行すると腹痛や便秘、吐き気、糖尿病や高血圧、肥満などが見られます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る副腎癌では、以下のような症状が見られることがあります。
肥満や高血糖
約50~60%の患者さんに、副腎ホルモンが過剰に分泌されることによる症状が見られます。コルチゾールというホルモンによる症状が最も多く、肥満や高血糖などが見られます。(クッシング症候群)
消化器症状
約30~40%の患者さんでは、腫瘍が大きくなり、腹痛や便秘などの消化器症状が現れることがあります。
女性の性機能低下
約20~30%の女性の患者さんでは、男性ホルモンが過剰となり、性機能が低下することがあります。
一方で、- 女性ホルモンが過剰となり男性の性機能が低下すること(約5%)
- 血圧や電解質(ナトリウム・カリウム)に作用するホルモンの鉱質コルチコイドが過剰になること(約2~3%)
などが起こることはまれです。
- A.
多くの場合は特発性であり、明確な原因は不明です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る副腎癌の多くは特発性、つまり明確な原因は特定されていません。ただし、遺伝的要因が関連する場合もあります。
発症のピークは40~60代で、やや女性に多い病気です。
大人の副腎癌(副腎皮質癌)はほとんどが特発性ですが、以下のような遺伝子の異常が関連する病気の一部として見られることがあります。副腎癌をきたす主な病気
- リ・フラウメニ症候群
- リンチ症候群
- 多発性内分泌腫瘍症(MEN1型)
- 家族性大腸腺腫症
など
副腎癌について、医師からのよくある質問
- お腹だけでなく、全体的に太っていると感じていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 泌尿器科