NASH
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状とNASHの関連をAIでチェックする
NASHについて「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
NASHとはどんな病気ですか?
「NASH」とは、非アルコール性脂肪肝炎のことで、アルコール以外の原因で発症する脂肪肝のうち、徐々に病態が進行するものを言います。病気が進み肝硬変を発症すると、黄疸や腹水といった症状が見られますが、初期のうちは自覚症状が乏しいことがほとんどです。主な診療科は消化器内科です。
NASHの専門医がいる近くの病院はありますか?
NASHの専門医がいる病院を見るNASHのQ&A
- A.
解答欄のチェック項目や症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるとNASHが疑わしいかの手掛かりになります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るNASHは初期段階では自覚症状がほとんどないため、自宅でのセルフチェックは困難です。
ただし、NASHの発症・進行に関連する因子のある方は、関連する症状に注意を払うことで、NASHの可能性に気づくことができるかもしれません。NASHの発症・進行に関連する因子
など
NASHの発症・進行に関連する症状
など
- A.
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、自覚症状に乏しいことがほとんどです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肝臓は、炎症やがんがあっても自覚症状の出にくい臓器のため、NASHでも特徴的な初期症状はほぼみられません。
疲れやすさや不眠などが見られることもありますが、症状に気付いたときには、すでにかなり進行してしまっているおそれがあります。
NASHの発症・進行リスクと考えられる肥満や2 型糖尿病のある方は、医師により、定期的な血液検査で肝臓の変化も合わせて確認してもらうとよいでしょう。
具体的には、肝臓に炎症がないかの確認や、血液検査(AST、ALT、血小板数)と年齢で計算できるFIB-4 indexというリスク肝臓の線維化(細胞・組織が線維組織に変わり硬くなってしまうこと)の程度を表す指標を知ることで、肝硬変のリスクがあるかなどの情報が得られます。手法があります。また、必要に応じて腹部超音波検査を行なって肝臓の状態を確認します。 - A.
原因はまだ明らかではありませんが、遺伝や肥満、2型糖尿病などが要因として挙げられます。特徴的な症状はありません。
解説NASHとは、アルコール以外の原因による進行性の脂肪肝炎を指します。
NASHの原因
原因はまだ明らかではありませんが、次のような要因が考えられています。
遺伝的要因
いくつかの遺伝子(PNPLA3、GCKR、GATAD2Aなど)が、NASHの発症・進行に関連することが報告されています。
肥満
現在、NASHの発症・進行の最も大きな要因と考えられています。
脂質の過剰摂取
肉や魚の脂身や乳製品など飽和脂肪酸やコレステロールを多く含む食品をたくさん摂取することが発症や進展に関連するといわれています。
2型糖尿病
NASHの発症・進行と強く関連すると考えられています。
その他
インスリン抵抗性の悪化、メタボリックシンドローム、脂質異常症、高血圧症なども、関連があると考えられています。
上記のほかにもさまざまな要因が関連すると言われています。さらに、ひとつの原因だけでなく、いくつかの要因が絡み合って発症あるいは進行すると考えられています。NASHの症状
NASHでは特徴的な症状があまりありませんが、疲れやすさや不眠などが見られることがあります。
また、肝硬変や肝がんへ進行した場合、それらの症状として食欲不振、黄疸、腹水、かゆみ、お腹が膨らむ感じなどが現れることがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本消化器学会・日本肝臓学会. NAFLD/NASH診療ガイドライン2020 改訂第2版. 南江堂. 2020
国立がん研究センター.“肝がんの病気について”.国立がん研究センター.https://www.ncc.go.jp/jp/information/knowledge/liver/001/index.html,(参照 2024-02-07).
監修医師
診療科・専門領域
- 消化器内科