眼窩底骨折と眼窩骨折の違いを教えてください。
眼窩骨折のうち、底の骨が折れたものが眼窩底骨折です。
眼窩骨折とは、眼球を取り囲む骨の空間である眼窩を構成する骨のいずれかが折れた状態を総称した言葉です。眼窩は複数の骨によって形作られており、上壁、内側壁、外側壁、底部といった部位に分かれています。このうち、眼窩の底にあたる部分が骨折したものを眼窩底骨折と呼びます。
眼窩底は非常に薄く、下方には上顎洞(頬の奥にある空洞)があるため、外力の影響を受けやすい構造です。そのため、眼窩骨折の中でも特に発生頻度が高く、症状が出やすい部位とされています。臨床の現場では、眼窩骨折という診断名が使われる場合でも、実際には眼窩底骨折を指していることが少なくありません。部位によって症状や治療方針が異なるため、正確な診断が重要です。
眼窩底骨折について、特に知りたいことは何ですか?
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東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
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