眼窩底骨折を放置するとどうなりますか?
複視や眼の陥凹が後遺症として残ります。
眼窩底骨折を適切に治療せず放置すると、さまざまな後遺症が残る可能性があります。代表的なものが慢性的な複視(物が二重に見える状態)です。これは、眼を動かす筋肉が骨折部にはさみ込まれたまま固定されることで、眼球運動が回復しなくなることで起こります。
また、眼窩の内容物が下方に落ち込んだ状態が続くと、眼が奥に引っ込んだままになる眼球陥凹が生じ、左右の見た目に差が出ることがあります。これらの状態は時間が経つほど改善が難しくなり、後から手術を行っても十分な回復が得られない場合があります。視機能だけでなく、日常生活や心理面にも影響するため、早期診断と適切な治療が非常に重要です。
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東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
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