帯状疱疹の場合、主にどのような治療をしますか?
帯状疱疹の治療では原因となるウイルスを取り除く抗ウイルス薬と、痛みを抑えるための鎮痛剤を使用します。
帯状疱疹の治療では原因となるウイルスを取り除く抗ウイルス薬と、痛みを抑えるための鎮痛剤を使用します。
抗ウイルス薬
- アメナメビル(アメナリーフ®︎)
- バラシクロビル(バルトレックス®︎)
- アシクロビル(ゾビラックス®︎)
- ファムシクロビル(ファムビル®︎)
などと呼ばれる抗ウイルス薬を使用します。
症状が顔面にも出ていたり全身に広がっていたりするような場合や、がんがある、糖尿病があるなど免疫機能が低下している場合には、入院したうえでアシクロビル(ゾビラックス®︎)を使用した点滴治療をすることがあります。
抗ウイルス薬の塗り薬もありますが、ごく軽症の場合や、すでにウイルスの活性化が抑えられている場合に使われます。
鎮痛薬
- アセトアミノフェン(カロナール®︎)
- ロキソプロフェン(ロキソニン®︎)
と言われる痛み止めを使用します。
また、帯状疱疹による痛みが治りきらずに痛みのみが続く帯状疱疹後神経痛になった場合には、上記の痛み止め以外にも、神経の痛み刺激を抑える薬や、感覚神経に直接痛み止めを効かせる神経ブロックと呼ばれる治療が行われることがあります。神経ブロックなどの治療は通常ペインクリニックで行います。
京都大学医学部附属病院 皮膚科
山村 健太郎 監修
(参考文献)
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