太田母斑の原因は何がありますか?
皮膚の深い部分である真皮にメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が増えることが原因で生じます。
太田母斑は、皮膚の真皮と呼ばれる深い層に、メラニンという色素を作る細胞(メラノサイト)が増え、その細胞がメラニン色素をたくさん持つことで、青色から灰青色のアザとして現れます。この細胞は、表皮という皮膚の表面に近い層と平行にばらばらに存在し、周りの組織を壊すことはありません。
この病気は、生まれたばかりの時期や乳児期に現れる「早発型」が最も多く、思春期になってから現れる「遅発型」もあります。早発型の色素斑は、思春期に色が濃くなったり、範囲が広がったりすることもあります。
日本人を含む黄色人種に多く見られますが、黒人や、まれに白人にも発症することがあります。女性に多く見られる傾向がありますが、男女差はないとする説もあります。
日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
(参考文献)
清水宏. あたらしい皮膚科学 第3版. 中山書店. 2018
日本美容皮膚科学会監修.あたらしい美容皮膚科学.2022年,南山堂.
公益社団法人日本皮膚科学会.アザとホクロ Q4 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会).公益社団法人日本皮膚科学会,https://www.dermatol.or.jp/qa/qa21/q04.html(参照 2025-08-14)
一般社団法人 日本形成外科学会.太田母斑・異所性蒙古斑(青あざ・真皮メラノーシス).日本形成外科学会,https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/hifu/otabohan.html(参照 2025-08-14)
日本形成外科学会.“形成外科診療ガイドライン 皮膚疾患”.日本形成外科学会.https://jsprs.or.jp/docs/guideline/keiseigeka1.pdf,(参照 1899-12-30).
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