骨壊死で薬が効かない場合、どうしたらよいですか？

「特発性大腿骨頭壊死症」は、日本の指定難病に定められています。

大腿骨頸部骨折は、骨頭への血流が途絶えやすいため、骨壊死を合併しやすい骨折として知られています。

骨壊死は完全に「治る」というより、進行を抑え、症状を管理し、関節機能を維持することが治療の目標となります。

膝の骨壊死が自然に完全に治癒することはまれで、多くの場合、治療が必要です。

壊死部位への過度な負担を避け、体重管理、適度な運動、禁煙・節酒を心がけることが重要です。

薬物療法は痛みの緩和が主で、非ステロイド性消炎鎮痛剤などが用いられます。骨壊死を直接治す薬は限られます。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

関節の痛み、特に荷重時の痛みが続く場合や、ステロイド使用・アルコール多飲歴がある場合は受診を検討してください。

骨壊死が疑われる場合は、骨や関節の専門家である整形外科を受診してください。