大腿骨頭壊死

太ももの付け根の骨に壊死（えし）が起こり、股関節の痛みや歩きにくさを感じる病気です。壊死の範囲が広い場合には手術が必要になることがあります。

股関節の骨折や脱臼などの怪我のあとに生じるような原因がはっきりしたものと、特発性といって原因がはっきりしていないものがあります。

主な症状は股関節のまわりの痛みで、体重をかける際に強まることが多いです。病気が悪化すると、歩くことが出来る距離が短くなります。

レントゲン検査だけでは分からない場合でも、走るなどの運動時だけ痛みを感じるといった初期症状が見られることがあります。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

股関節のまわりに体重をかけて歩く際に、痛みを感じます。初期では、膝や腰の痛みが目立つ場合もあります。

壊死が起こった場所や範囲によって、経過観察となるものと手術が必要となるものに分かれます。

座り仕事の場合は術後2〜4週間、立ち仕事の場合は術後1〜2ヶ月で復帰する人が多いです。

一般的には術後3〜4ヶ月から可能ですが、個々の状況で異なります。必ず主治医と相談してください。

1週間以上続く股関節の痛みがあれば、整形外科を受診しましょう。