大腿骨頭壊死で人工股関節になった場合、肉体労働をしても大丈夫ですか?

一般的には術後3〜4ヶ月から可能ですが、個々の状況で異なります。必ず主治医と相談してください。

解説

大腿骨頭壊死で人工股関節置換術を受けた場合、主治医とのご相談のうえ、十分に回復すれば肉体労働に復帰することは可能です。
人工股関節置換術は、手術の方法にもよりますが一般的に筋肉の回復までの期間が短い手術方法です。しかし、金属と骨が安定するまでにはある程度の期間を要するため、それまでには重労働は避けたほうが良いと考えられています。
引っ越し業務や工事現場作業で積極的に重量物を運ぶ作業については3~4ヶ月の期間を要することもあります。
ほとんどの職務に復帰が可能と考えられていますが、この手術の問題のひとつとして脱臼という合併症の可能性があります。例えば、高所作業や船の上での作業など、脱臼が生命に直結する仕事については慎重になる必要があります。具体的な休職期間については、主治医に十分に話を聞くようにしましょう。

公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

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「大腿骨頭壊死」とはどのような病気ですか?

太ももの付け根の骨に壊死(えし)が起こり、股関節の痛みや歩きにくさを感じる病気です。壊死の範囲が広い場合には手術が必要になることがあります。

大腿骨頭壊死の原因は何がありますか?

股関節の骨折や脱臼などの怪我のあとに生じるような原因がはっきりしたものと、特発性といって原因がはっきりしていないものがあります。

大腿骨頭壊死ではどのような症状がありますか?

主な症状は股関節のまわりの痛みで、体重をかける際に強まることが多いです。病気が悪化すると、歩くことが出来る距離が短くなります。

大腿骨頭壊死には初期症状はありますか?

レントゲン検査だけでは分からない場合でも、走るなどの運動時だけ痛みを感じるといった初期症状が見られることがあります。

大腿骨頭壊死の場合、主にどのような治療をしますか?

壊死が起こった場所や範囲によって、経過観察となるものと手術が必要となるものに分かれます。

大腿骨頭壊死が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

1週間以上続く股関節の痛みがあれば、整形外科を受診しましょう。

大腿骨頭壊死のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

大腿骨頭壊死の場合、どんな痛みがありますか?

股関節のまわりに体重をかけて歩く際に、痛みを感じます。初期では、膝や腰の痛みが目立つ場合もあります。

大腿骨頭壊死で人工股関節置換術を受けた後、いつから仕事に復帰できますか?

座り仕事の場合は術後2〜4週間、立ち仕事の場合は術後1〜2ヶ月で復帰する人が多いです。

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