遺伝性網膜ジストロフィーで薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
現状RPE65遺伝子が原因の網膜ジストロフィーに対するルクスターナが効かない場合、あるいは治療薬が使えない場合には、遮光眼鏡の利用などのロービジョンケアを受けることが推奨されます。
遺伝性網膜ジストロフィーの患者さんで、RPE65遺伝子が原因の場合にはルクスターナが使用できますが、そのほかの種類の遺伝性網膜ジストロフィーには根本的な治療薬はありません。
そのため、ルクスターナが効かない場合、あるいは治療薬が使えない場合には病気によって出る眩しさ、夜盲などの症状の緩和を目的として、遮光眼鏡(急に暗いところに入った際に有効。眩しさの軽減にも有効)の利用などのロービジョンケアを受けることが推奨されます。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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「遺伝性網膜ジストロフィー」とはどのような病気ですか?
遺伝性網膜ジストロフィーとは、遺伝子異常が原因の網膜ジストロフィーの総称です。
遺伝性網膜ジストロフィーの原因は何がありますか?
遺伝性網膜ジストロフィーの原因は遺伝子異常です。網膜色素変性、錐体ジストロフィーをはじめとした数多くの病気が含まれます。
遺伝性網膜ジストロフィーではどのような症状がありますか?
病気のタイプによってさまざまな症状がありますが、夜盲、色覚異常、視野異常などが生じることがあります。
遺伝性網膜ジストロフィーには初期症状はありますか?
病気のタイプによってさまざまですが、夜盲、視力低下、眩しさなどが初期に現れることがあります。
遺伝性網膜ジストロフィーの場合、主にどのような治療をしますか?
遮光眼鏡などを使用するロービジョンケアを行います。また、一部の原因遺伝子が原因となっている場合には遺伝子治療が適応になることもあります。
遺伝性網膜ジストロフィーが疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
遺伝性網膜ジストロフィーが疑われる場合には眼科を受診してください。
遺伝性網膜ジストロフィーが疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
視力の低下、眩しさの自覚、その他見えづらさを自覚した場合には一度眼科を受診しましょう。
遺伝性網膜ジストロフィーのセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
遺伝性網膜ジストロフィーは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
RPE65遺伝子異常が原因である場合には、ルクスターナという治療薬を使用できる可能性があります。この治療薬の副作用としては、眼の炎症、網膜異常、眼圧上昇などが挙げられます。
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