下垂体機能低下症の場合、主にどのような治療をしますか?
原因となる病気の治療やホルモンの補充を行います。
不足しているホルモンを補充します。
副腎皮質刺激ホルモンの分泌が低下することによる副腎皮質機能低下症では、ヒドロコルチゾンなどのステロイドホルモンを補充します。
甲状腺刺激ホルモンの分泌が低下することによる甲状腺機能低下症では、レボチロキシンを補充します。
副腎不全がある場合、必ずステロイドホルモンの補充を優先させます。
成長ホルモンの分泌が低下している場合、低身長の子どもでは成長ホルモンを注射で補充します。大人では一定の基準を満たす場合、成長ホルモンを補充して治療しますが、がんがある方や妊娠中の方は治療できません。
卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの分泌が低下することによる性腺機能低下症では、性ホルモンを補充します。
抗利尿ホルモンの分泌が低下すると中枢性尿崩症を起こしますが、デスモプレシンを補充して治療します。
下垂体に腫瘍がある場合は手術をします。
公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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下垂体機能低下症
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「下垂体機能低下症」とはどのような病気ですか?
「下垂体機能低下症」とは、下垂体から出るホルモンの一部または全部が不足する病気です。
下垂体機能低下症の原因は何がありますか?
下垂体腫瘍、感染症やサルコイドーシス、自己免疫疾患、がん治療薬などさまざまな原因があります。
下垂体機能低下症ではどのような症状がありますか?
どのホルモンが不足しているかによって症状が異なります。
下垂体機能低下症には初期症状はありますか?
初期には成長ホルモンや性腺刺激ホルモンが減少しやすいため、活力低下や性機能の障害がよくみられます。
下垂体機能低下症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
症状がある場合は内分泌・代謝内科を受診しましょう。
下垂体機能低下症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
下垂体機能低下症で死亡することはありますか?寿命は短くなりますか?
適切に治療すれば死亡することはありません。ホルモン補充が不十分な場合は、死亡率が上がることもあります。
下垂体機能低下症とうつ病は関係がありますか?
下垂体機能低下症によって、うつ病のような症状が見られることがあります。
下垂体機能低下症でしんどくなることはありますか?
下垂体機能低下症では体のだるさや体力・気力の低下がみられます。
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