「ドルーゼン」とはどのような病気ですか?
網膜の黄斑部に老廃物が沈着してできる変化です。
ドルーゼンとは、眼の奥の網膜の中心部にある黄斑に、老廃物や代謝産物が沈着してできる小さな粒状の沈着物を指します。病名というよりは病的な状態を表す用語で、特に加齢黄斑変性の前駆段階として重要視されます。
ドルーゼンがあるからといってすぐに視力が低下するわけではありませんが、その存在は将来的に黄斑変性へ進行するリスクがあることを示します。眼底検査やOCT(光干渉断層計、網膜の断面写真が撮れる)によって容易に確認され、網膜の健康状態を判断する指標となります。初期には自覚症状がない場合が多いため、定期的な眼科検診で早期に発見することが大切です。


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東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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