巻き爪と陥入爪の違いはなんですか?
爪が弯曲しているものを巻き爪、爪が食い込んでいるものを陥入爪と呼びます。
陥入爪とは爪が短く食い込んでいる状態を指し、巻き爪とは爪が弯曲している状態を指します。両者は合併して生じることも多いため、それぞれの状態はしばしば混同されていることがあり注意が必要です。
陥入爪は、爪の弯曲の程度に関わらず発症しえるため、巻き爪がある場合のみならず、爪が平らな場合にも生じることがあります。
爪は足の指先にある末節骨という骨にブリッジをかけるように、軽度に弯曲した状態でかかっており、指(趾)腹から強い力(足の場合は床反力)がかかると広がる構造をしています。
巻き爪は病名ではなく症状名であり、爪の(側)縁が内方へ向かって過度に弯曲した状態を指します。
爪が弯曲していても自覚症状を伴わない症例も多く存在しますが、爪の縁が周囲の皮膚を損傷するために痛み・炎症や二次感染を引き起こした場合には治療の対象となります。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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