「デュピュイトラン拘縮」とはどのような病気ですか?
手のひらから指にかけて、しこりやこぶのようなものができて、段々と指が伸ばしにくくなる病気です。
手のひらから指にかけてしこりやこぶのようなものができることで、皮膚がひきつれ、段々と指が伸ばしにくくなる病気です。しこりといっても一般的な腫瘍とは違い、その中身は手の腱の膜などの線維組織であり、大きくなり続けることはありません。また、痛みはほとんどありません。
手のひらと指の典型的な変形が見られるため、専門家であれば他の病気との区別はそれほど難しくはありません。
この病気の原因はよく分かっていませんが、高齢者や糖尿病の方に多くみられます。病気の進行を予防する方法も、はっきりとは分かっていません。日常生活に支障が出てくるようであれば、手術による治療を行うことがあります。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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