尿崩症の場合、主にどのような治療をしますか?

尿の量を調整するホルモンが不足している場合には、ホルモンの補充を行うことがあります。また、脱水予防のために、水分摂取や塩分制限などの対症療法を行います。

解説

尿崩症の治療法は、原因によって異なります。

中枢性尿崩症

ホルモン補充

尿の量を調整するバソプレシンというホルモンが不足しているため、点鼻薬や飲み薬でバソプレシンと類似した物質の補充を行います。
治療開始後の数日間は体重、尿の量、尿の濃さ、血液中のナトリウム濃度を調べ、適切な薬の量を決めます。

その他

塩分制限を行ったり、バソプレシンが作られるよう促す薬剤を使用したりすることもあります。

腎性尿崩症

根本的な治療薬はありません。十分に水分を摂る、塩分を制限するなどの対症療法を行います。

公開日

最終更新日

医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科

濵﨑 秀崇 監修

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(参考文献)

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尿崩症

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関連するQ&A

「尿崩症」とはどのような病気ですか?

尿の量の調整がうまくいかないことで大量の尿が出る病気です。

尿崩症の原因や考えられる症状には何がありますか?

尿の量を調整するホルモンの分泌量の低下や機能異常が原因となります。いずれの場合でも、口の渇きや脱水、多飲、多尿が見られます。

尿崩症には初期症状はありますか?

初期症状として、夜間におしっこに行きたくなって目が覚めることが増えるといったことが挙げられます。

尿崩症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか? また、病院を受診する目安はありますか?

内科を受診しましょう。夜間に頻繁に尿意を感じるような場合には受診したほうがよいでしょう。

尿崩症のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

尿崩症はどのように診断しますか? 診断基準はありますか?

解説文中に記載の診断基準に基づいて診断します。

尿崩症になるとどのくらい水分摂取を行うようになりますか?

多い場合には一日10L以上の水分摂取を行うようになります。

中枢性尿崩症とはどのような病気ですか?

遺伝や脳の病気などが原因で、抗利尿ホルモンの分泌量が減って多尿をきたす病気です。

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