尿崩症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と尿崩症の関連をAIでチェックする
尿崩症について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
尿崩症と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
尿の回数が増えた
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の程度
- 8-14回
尿を我慢できないと感じトイレに急ぐ時がある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の程度
- しばしば、トイレ2回に1回以上
口の中が乾いている
- 自覚した時期
- 1日以内から
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
体のだるさがある
- 症状の程度
- だるさで起き上がるのも苦労する
夜に尿のためにトイレに起きてしまう
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の頻度
- 一晩に5回くらい
- 症状の経過
- 悪化している
尿崩症とはどんな病気ですか?
「尿崩症」とは、腎臓で機能して体内の水分量を調節する「抗利尿ホルモン(バソプレシン)」の量や働きに異常があり、多尿をきたす病気です。強い口の渇きや脱水、多飲などの症状も見られます。1日3L以上の多尿が見られる場合には、何らかの病気による可能性があるので泌尿器科を受診しましょう。
尿崩症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
尿崩症への対処法は?
確定診断のためには負荷試験やMRI検査が必要です。専門医のいる病院を受診してください。
尿崩症の専門医がいる近くの病院はありますか?
尿崩症の専門医がいる病院を見る尿崩症のQ&A
- A.
多い場合には一日10L以上の水分摂取を行うようになります。
解説個人差がありますが、尿崩症の方は通常100mL/kg/day(体重50kgの人で1日5L)以上の水分を摂取するようになると言われています。多い場合には一日に10Lから20L程度の水分を摂取するようになります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るGagan Priya et al. Diabetes Insipidus: A Pragmatic Approach to Management. Cureus. 2021, 13.
Channing Hui et al.“Diabetes Insipidus”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK470458/,(参照 2023-11-15). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る次の3つの症状に当てはまれば、尿崩症の可能性があります。
- 喉が渇く
- 水をたくさん飲む
- 尿が多い
なお、尿崩症と似た症状が出る病気に「心因性多飲症」があります。尿崩症と区別するためには、負荷試験や水制限試験といった検査を行う必要があります。
尿崩症の症状は、症状検索エンジン「ユビー」でも無料でチェックすることができるので、ぜひご活用ください。 - A.
初期症状として、夜間におしっこに行きたくなって目が覚めることが増えるといったことが挙げられます。
解説尿崩症の初期症状として、夜間におしっこのために目覚めてしまうこと(夜間頻尿)などが挙げられます。また、日中にも薄い尿が大量に出るようになります。目安として、成人の場合は一日3L以上の尿が出る場合に尿崩症が疑われます。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン作成委員会ほか. 間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン2023年版. 日本内分泌学会雑誌. 2023, 99.
Channing Hui et al.“Diabetes Insipidus”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK470458/,(参照 2023-11-15). - A.
尿の量を調整するホルモンの分泌量の低下や機能異常が原因となります。いずれの場合でも、口の渇きや脱水、多飲、多尿が見られます。
解説尿崩症は、脳から分泌される「バソプレシン」というホルモン(生物の体内で作られ、身体のさまざまな働きを調整する化学物質)の量が減ってしまうこと(中枢性)や、バソプレシンの腎臓での機能異常(腎性)が原因となります。いずれにおいても、喉が渇く、水をたくさん飲む、尿がたくさん出ることが主な症状です。
中枢性尿崩症
バソプレシンの産生に関わる脳の部位(視床下部や下垂体)に障害が起こることで、バソプレシンの分泌量が減ります。主な原因として、以下のようなものが挙げられます。
- 脳腫瘍:胚細胞腫瘍、頭蓋咽頭腫など
- 脳出血・脳梗塞
- 脳の怪我・手術
- 脳の炎症:リンパ球性漏斗下垂体後葉炎など
- 遺伝性
- 特発性:脳の原因疾患が明らかでないもの
腎性尿崩症
何らかの原因で、腎臓でのバソプレシンの機能に障害が起こります。主な原因は以下の通りです。
- 電解質の異常:高カルシウム血症や低カリウム血症
- 薬剤の影響:炭酸リチウムなど
- 遺伝性
- その他:全身や腎臓の病気の影響(多発性嚢胞腎、シェーグレン症候群、アミロイドーシス、慢性腎炎、腎盂腎炎など)
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン作成委員会ほか. 間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン2023年版. 日本内分泌学会雑誌. 2023, 99.
Channing Hui et al.“Diabetes Insipidus”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK470458/,(参照 2023-11-15).
尿崩症について、医師からのよくある質問
- 尿の回数が増えましたか?
- 尿を我慢できないと感じ、トイレに急ぐときがありますか?
- 夜に尿のためにトイレに起きてしまうことに困っていますか?
- 体のだるさはありますか?
- これまでに【認知症・ぼけがある】と診断されたことはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 糖尿病内科
- 内分泌・代謝内科