手湿疹には初期症状はありますか?
刺激やアレルゲンに触れた部分から皮膚のかさつきや赤みが生じ、指の皮膚が剥がれ落ちてきます。
刺激性の場合は刺激を受ける部位から症状が現れることが多く、利き手側の指先や手の平、爪の周りなどに炎症が起こります。皮膚の乾燥や軽い赤みから始まることが多いです。鱗屑(りんせつ)と呼ばれる、皮膚表面の角層が乾燥して剥がれ落ちる現象も特徴的です。
アレルギー性の場合は、アレルゲンに接触した場所から症状が現れるため、指先や親指の腹側、手の平に症状が現れやすい特徴があります。
早めに原因をはっきりさせ、症状が酷くならないうちに治療を始めることが大切です。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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