多嚢胞性卵巣症候群
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多嚢胞性卵巣とは何ですか?
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
卵巣内にたくさんの小さな卵胞を多数認める状態を多嚢胞性卵巣と呼びます。
解説
超音波で両側卵巣に多数の小さな卵胞(卵巣内で卵子が入っている袋状の構造)を認め、少なくとも一方の卵巣で2~9mmの卵胞を10個以上認める場合に多嚢胞性卵巣と判断します。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの多嚢胞性卵巣症候群の質問
「多嚢胞性卵巣症候群」とはどのような病気ですか?
卵巣から卵子を放出できない排卵障害などが主な原因で、生理周期の乱れ(月経不順)などが起こる病気です。
多嚢胞性卵巣症候群はどのような人がなりやすい病気ですか?
生殖年齢の女性の5~8%が罹患しているとされていますが、発症の詳細な原因は分かっていません。
多嚢胞性卵巣症候群を放置するとどうなりますか?
無治療で長期間放置すると生活習慣病や子宮体がんのリスクが上昇することが知られています。
多嚢胞性卵巣症候群ではどのような症状が見られますか?
月経不順など生理周期の乱れに加えて、卵巣から卵子がうまく放出できない排卵障害や、肥満・多毛などの男性化徴候、血糖値異常などを認めることがあります。
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