中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)の余命はどのくらいですか?

年齢やがんの進行度によりますが、5年生存率は50%ほどです。

解説

年齢と全身状態が余命に関係する因子として知られています。
進行の早い病気のため、無治療の場合、余命は数ヶ月と言われています。
日本国内の統計では、標準的な治療(大量メソトレキセート療法+全脳照射 など)を行った場合、5年生存率(診断から5年後に生存している方の割合)は50%程度とのデータが得られています。
この病気に対しては、国内外を問わずさまざまな臨床試験(治験)が行われており、それぞれの患者さんに最適な治療を行うことが大切です。

公開日

最終更新日

病院勤務 脳神経内科

鈴木 智 監修

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中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)

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関連するQ&A

「中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)」とはどのような病気ですか?

中枢神経(脳、脊髄)、眼球でのみリンパ球が異常に増殖する病気です。

中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)の原因は何がありますか?

HIV感染や免疫抑制剤が関連していることがありますが、日本ではほとんどが加齢により発症します。

中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)ではどのような症状がありますか?

記憶障害、イライラしやすくなる、麻痺、頭痛、嘔吐、けいれん、視力低下などがあります。

中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)には初期症状はありますか?

麻痺、言葉が出ない、視力低下などがあります。

中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)の場合、主にどのような治療をしますか?

抗がん剤による治療と放射線による治療を組み合わせた治療をします。

中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

視力低下だけなら眼科へ、それ以外の症状があれば脳神経内科やかかりつけ医を受診しましょう。

中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)はどんな末期症状がありますか?

記憶障害や麻痺など諸症状が進行し、最終的には意識障害を生じます。

中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)は治る病気ですか?寛解は見込めますか?

中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)は治療によって寛解が見込める病気です。

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