中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)の患者数はどのくらいですか?
PCNSLは原発性脳腫瘍の約4.9%を占めており、高齢者に多くみられます。
中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL) は、日本における脳腫瘍全国集計調査報告によると、原発性脳腫瘍の4.9%を占めるとされます。
50~70歳代の高齢者に高頻度でみられることが特徴で(60歳以上が62%)、近年増加傾向にあります。欧米ではAIDSに関連して発症する率が高いとされますが、日本では少なく、ほとんどがAIDSのような免疫不全を合併しない患者さんです。
PCNSLは95%以上が非ホジキンリンパ腫でB細胞由来であり、そのほとんどがびまん性大細胞性B細胞リンパ腫であるとされ、確定診断には生検術が行われます。
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最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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