原発性免疫不全症候群の場合、主にどのような治療をしますか?
感染の予防や、足りない血液成分の補充を行います。
主な治療法は、感染の予防と、不足している免疫に関わる成分の補充になります。
原発性免疫不全症候群の中でもどの病気なのかによって、どれだけ感染予防に努めたらよいのか、どういった成分をどのように補充するのかは変わってきますので、主治医に確認するようにしましょう。
感染の予防
日常的に行うこととしては、栄養バランスをしっかりとる、手洗いうがいをする、歯磨きをきちんとする(虫歯の予防)、肌を清潔に保つ、人混みを避けるなどがあります。また、ペットなど動物との接触や、土いじり、カビが生えた食品(チーズを含む)などは感染源となりうるため、避けることが無難と考えられます。
予防接種については、行ってよいか必ず主治医に確認しましょう(多くの場合、生ワクチンを打ってはいけません)。
病気によっては、感染予防のために日常的に抗生物質を使用することがあります。
免疫に関わる成分の補充
「血液分画製剤」や「ガンマグロブリン製剤」といった、血液の中の免疫に関わる成分を点滴で補充する薬を使用します。2〜4週間ほどの間隔で投与することが多いですが、病気の状態や薬によって変わります。
また、病気の状態によっては血液成分全体を入れ替える「造血幹細胞移植」という治療を行うこともあります。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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