原発性免疫不全症候群
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
監修医師:
鎌倉 栄作(新潟大学医学部医学科 総合診療学講座 特任助教)
あなたの症状と原発性免疫不全症候群の関連をAIでチェックする
原発性免疫不全症候群について「ユビー」でわかること
質問に答えるだけで
※一部の医療機関で対応
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
原発性免疫不全症候群と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
全身が痛む
- 症状の程度
- 違和感がある
- 自覚した時期
- 1日以内
- 自覚した時期
- 3日以上
体のだるさがある
- 症状の程度
- だるさで起き上がるのも苦労する
原発性免疫不全症候群とはどんな病気ですか?
「原発性免疫不全症候群」とは、身体に入った細菌やウイルスと戦う免疫システムが、細胞やたんぱく質などの異常によってうまく働かない生まれつきの病気です。主な原因は、免疫システムに関係のある遺伝子に異常があることです。この免疫不全によって、感染症を繰り返す、重症化しやすい、長引きやすいといった症状が起こります。感染症の疑いがある場合は、まずは内科や小児科を受診しましょう。
原発性免疫不全症候群の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
原発性免疫不全症候群への対処法は?
専門的な医療機関で精査をすすめてどのタイプの原発性免疫不全症候群かを調べ、治療方針を決めていくことになります。病気の見通しは、タイプによって大きく変わります。
原発性免疫不全症候群の専門医がいる近くの病院はありますか?
原発性免疫不全症候群の専門医がいる病院を見る原発性免疫不全症候群のQ&A
- A.
感染症を繰り返す、重症化しやすい、長引きやすいといった症状が起こります。
解説免疫が不全=不調であると、感染症を繰り返したり、なかなか治らなかったりといったことが起こります。
具体的には以下のような時に、病的な免疫不全の可能性を疑います。繰り返し感染症になる
- 1年に2回以上、肺炎になる
- 1年に4回以上、中耳炎になる
- 重い副鼻腔炎を繰り返している
- 過去に2回以上、髄膜炎、骨髄炎、蜂窩織炎、敗血症や、皮下膿痬、臓器内膿痬などの病気にかかったことがある
- 乳児で、肺や胃腸の感染症を繰り返し、体重が正常に増えなかったり発育が不良だったりする
感染症がなかなか治らない
- 抗生剤を服用しても2ヶ月以上感染症が治らない
- 1歳以降で、皮膚や舌にカビがついた状態が続いている、もしくは全身になかなか治らない疣贅(ゆうぜい:いぼのこと)がある
重い感染症になったことがある
- 単純ヘルペスウイルスの脳炎になったことがある
- 髄膜炎菌による髄膜炎になったことがある
- EBウイルスによる重症血球貧食症候群になったことがある
家族歴がある
- 乳幼児期に感染症で亡くなった家族がいる
その他
- BCGによる重い副反応(骨髄炎など)になったことがある
- 気管支拡張症の診断を受けたことがある
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るChristine McCusker et al. Primary immunodeficiency. Allergy Asthma Clin Immunol. 2018, 14, p.141-152.
原発性免疫不全症について”.PIDJ.http://pidj.rcai.riken.jp/public_about.html,(参照 2023-09-18).
原発性免疫不全症候群について、医師からのよくある質問
- アトピー症状が1年中ありますか?
- せきが出ていますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- リンパ節(首や脇の下、股の付け根、耳の後ろなどにあります)がはれて大きくなっていると感じますか?
監修医師
新潟大学医学部医学科 総合診療学講座 特任助教
鎌倉 栄作 先生
診療科・専門領域
- 内科
- 呼吸器内科
- アレルギー科
【経歴】
1995年 新潟県立新潟高等学校 卒業
2007年 東京医科歯科大学歯学部歯学科 卒業
2011年 新潟大学医学部医学科 卒業
2011年 横須賀共済病院 初期研修
2013年 横須賀共済病院 呼吸器内科
2017年 東京医科歯科大学統合呼吸器病学分野 入局
2017年 青梅市立総合病院呼吸器内科
2019年 武蔵野赤十字病院呼吸器科
2021年 新潟大学医学部医学科 総合診療学講座 特任助教(現在に至る)
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