原発性免疫不全症候群ではどのような検査をしますか?
問診や血液検査などを行います。
まず、免疫不全を疑うような、感染症が繰り返したり長引いたりといった症状があるかどうかを、問診で確認します(免疫不全を疑う症状はこちら)。疑わしい症状があれば、必要に応じて血液検査を行い、白血球の数や状態、免疫グロブリン(抗体)、補体、自己抗体検査(抗好中球抗体など)などを確認します。血液検査で異常が見つかった場合、その内容に応じたさらなる精密検査を専門的な医療機関で行い、どのタイプの原発性免疫不全症候群かを調べ、治療方針を決めていくことになります。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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原発性免疫不全症候群
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「原発性免疫不全症候群」とはどのような病気ですか?
細胞やウイルスから身体を守る免疫機能が生まれつきうまく働かないことで、感染症を起こしやすくなってしまう病気です。
原発性免疫不全症候群の原因には何がありますか?
遺伝子が原因であることが多いです。
免疫不全だとどのような症状が起こりますか?
感染症を繰り返す、重症化しやすい、長引きやすいといった症状が起こります。
原発性免疫不全症候群の場合、主にどのような治療をしますか?
感染の予防や、足りない血液成分の補充を行います。
原発性免疫不全症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか? また、病院を受診する目安はありますか?
感染症が疑われたら、まずは内科や小児科を受診しましょう。
免疫不全とは何ですか?
体に入ったウイルスや細菌を排除する免疫がうまく働かないことです。
原発性免疫不全症候群だと寿命はどれくらいになりますか?
重症だと1〜2年のことがありますが、治療の進歩とともに伸びてきています。
原発性免疫不全症候群で障害者手帳は取得できますか?
障害の程度や合併症により取得できるケースもありますが、まれです。かかりつけ医にご相談ください。
原発性免疫不全症候群の場合、ワクチンは打っていいですか?注意点はありますか?
BCGなどの生ワクチンを打ってはいけません。その他のワクチンは、かかりつけ医に相談しましょう。
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