口の奥が痛いのは何の病気?口の中が痛い/ヒリヒリする/焼けるように痛い
監修医師平松 由布季東日本橋内科クリニック 内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2021/01/18
口腔内疼痛で症状チェックした人の受診データ(診断名・診療科)
受診後に報告された診断名
受診した診療科
「口腔内疼痛」を最も気になる症状として症状チェックを始めた人が、受診後に回答したデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
※%は回答した人に占める割合です。診断名は複数回答のため、合計は100%になりません。
※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。
口腔内疼痛の症状でユビーを利用したユーザーの実際の受診データ(自己申告)では、受診後に報告された診断名は、口内炎、口唇炎、う蝕、虫歯など232種類に分かれ、一番多い口内炎でも約3割でした。
口腔内疼痛が気になって受診した人は、耳鼻咽喉科(34%)、内科(26%)、歯科口腔外科(12%)などに分かれています。
同じ症状で症状チェックを始めても、その後の状態によって、診断名や受診する診療科は分かれます
- 診断名
- 232種類
- 診療科
- 28種類
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口の中が痛む
口腔内の粘膜や舌、歯ぐきなどに、炎症や傷によって痛みやしみるような感覚が生じる状態を指します。原因は、口内炎や物理的な傷、細菌・ウイルス・カビによる感染症のほか、ビタミン欠乏症や全身の免疫疾患、あるいは口腔がんなどの重大な病気が隠れている可能性もあります。
口の中が痛む
口の粘膜が痛い、ヒリヒリする
口の中の粘膜に炎症が起き、食事や会話の際に痛みやしみるような刺激、焼けるような感覚が生じる状態を指します。原因は、口内炎や細菌・カビ(カンジダ)などの感染症のほか、ビタミン不足、亜鉛欠乏といった栄養障害、あるいはドライマウスや口腔灼熱症候群などの神経的な要因まで多岐にわたります。
口の粘膜が痛い、ヒリヒリする
口の中が焼けるように痛む
"口の中の粘膜や舌に、実際に火傷をしたわけではないのに、ヒリヒリ、ピリピリとした熱を帯びたような痛みが続く状態を指します。
原因としては、ドライマウス(口の渇き)やビタミン・亜鉛などの栄養不足のほか、更年期障害、あるいは「口腔灼熱症候群」と呼ばれる神経的な要因が関与している場合が多く見られます。"
口の中が焼けるように痛む
口の中が痛いとは
「口の中が痛い」とはどういった症状を指しますか?
口の中は舌や頬の粘膜、歯肉などで構成されています。こういった部位が痛むことを、口の中が痛むといいます。
口腔(こうくう)は、舌、歯肉、頬の粘膜、口蓋、口腔底によって構成されており、このような部位が痛むことを「口の中が痛む」と表現します。
口の中の痛みは、以下のように表現されます。
- 鋭い痛み
- 鈍い痛み
- 焼けるような痛み(灼熱感)
- 刺すような痛み
- 圧迫感
- 膨張感
- しびれ
など
原因によって以下のような症状を伴うことがあります。
など
歯周病とはどのような病気ですか?
歯周病は歯ぐきの炎症や、歯を支える骨の溶解を伴う病気です。悪化すると、歯ぐきに腫れや痛みが生じます。
歯周病は、歯と歯ぐきの境目にたまった細菌の塊(プラーク)が原因で起こる、歯ぐきや歯を支える組織の炎症性疾患です。
歯周病の症状
初期症状
- 歯ぐきの腫れ
- ブラッシング時の出血
- 口臭
など
進行後の症状
- 歯が長く見える
- 歯がグラグラする
- 歯と歯の隙間が広がる
など
歯周病の進行段階
軽度
歯ぐきの炎症のみ(歯周ポケット2〜4mm)
中等度
歯を支える骨が半分溶ける(歯周ポケット4〜6mm)
重度
歯を支える骨がほとんどなくなる(歯周ポケット6mm以上)、最終的に歯が抜ける
歯周病は進行すると全身に影響を及ぼす可能性があり、適切な治療と予防が重要な病気です。
口腔がんとはどのような病気ですか?
口腔がんは口の中にできるがんで、口内にしこりや痛み、出血が生じます。放置すると、命の危険があります。
口腔がんとは口腔(口の中)に発生するがん(悪性腫瘍)のことです。舌、歯肉、頬粘膜、硬口蓋、口腔底、口唇などにできます。
口腔がんには以下のような特徴があります。
- 発症年齢は50〜60歳代が多い
- 男女比は約2:1で男性の方が多い
- 喫煙や飲酒の習慣が発症に関連している
- 舌や頬などを慢性的に噛むことが刺激になって、発症することがある
- 初期症状は痛みや出血がなく、しこりや粘膜の変化が現れることが多い
- 根治を目指す場合、手術が主な治療法である
口の中が痛いの原因
歯茎が痛む場合、どのような病気が考えられますか?
歯周病などが考えられます。悪化すると歯茎に腫れや出血が生じて、痛みを感じます。
歯茎が痛む主な原因としては以下のようなものが考えられます。
歯周病
歯肉炎や歯周炎などの歯周病では、歯茎が腫れて敏感になり、痛みを感じることがあります。特に進行した歯周病では、急性発作により歯茎に膿がたまり、強い痛みを伴う場合があります。
根尖性歯周炎
神経を取った歯や神経が死んだ歯の根の内部で細菌が増殖すると、歯根の周囲に膿がたまります。この状態が急性化すると、歯茎が腫れて強い痛みを引き起こします。
智歯周囲炎
親知らずの周りは汚れがたまりやすく、歯茎が炎症を起こして腫れ、痛みを伴うことがあります。
口内炎
口内炎で歯茎が赤く腫れ、中心部に潰瘍ができると強い痛みを感じます。
歯茎の痛みは上記のようにさまざまな原因が考えられます。症状が続く場合は早めに歯科医を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
受診の目安・何科を受診するべきか
口の中が痛む場合、何科を受診したらよいですか? また、受診の目安はありますか?
口の中が痛む際には、耳鼻咽喉科か歯科口腔外科を受診しましょう。口内の異常が数日以上続くなどの場合、受診をおすすめします。
口の中が痛む場合、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科を受診することをおすすめします。
耳鼻咽喉科
口内炎や口腔カンジダ症、口腔がんなど、口の中の病気を専門的に診療しているため、口の中の痛みに対して最も適切な診療科と言えます。全身の診察が必要な場合には、内科などの適切な診療科に紹介することもあります。
歯科口腔外科
歯や歯茎の病変、義歯による粘膜障害など、口の中の病気全般を扱っています。
受診の目安としては、以下の場合が挙げられます。
このような症状がある場合は、早めに受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
口の中が痛いの治療
口内炎はどのように治療しますか?
口内炎の治療には、うがいや抗炎症作用のある薬物の使用などが行われます。
口内炎の主な治療法は、以下の通りです。
塗り薬・貼り薬
炎症を抑えるために、
- ステロイド剤を含む塗り薬(デキサメタゾ[デキサルチンⓇ︎]など)
- ステロイド剤を含む貼り薬(トリアムシノロンアセトニド[アフタッチⓇ︎]など)
などを使用します。口の中で溶けにくい製剤を使い、薬剤が口内に長く留まるようにしています。
うがい液
炎症を抑える成分が含まれたうがい液を使用します。カンジダが原因の場合は抗真菌薬のうがい薬、化学療法による口内炎には局所麻酔が含まれるうがい液を使うこともあります。
内服薬
鉄欠乏性貧血やビタミン・亜鉛不足が原因で口内炎が繰り返す場合は、それらを補う内服薬でコントロールします。カンジダ感染には抗真菌薬を内服します。
漢方薬
最近では、半夏瀉心湯などの漢方薬の局所塗布も注目されています。
歯科治療
歯の矯正や入れ歯の素材変更など、口の中の異物が原因の場合は歯科治療が必要になります。
重症化した場合や2週間以上症状が続く場合は、悪性腫瘍(がん)などの重篤な病気の可能性もあるため、早めに医療機関を受診し、原因に応じた適切な治療を受ける必要があります。
口の中が痛いの予防
口の中が痛む疾患の予防方法には何がありますか?
口の中の痛みの原因となる口内炎や歯周病の予防には、適切な歯磨きやバランスの取れた食生活が重要です。
口の中が痛む主な病気には、口内炎や歯周病があります。これらを予防するための方法は以下の通りです。
口内炎の予防方法
- 口の中を清潔に保つ
- 丁寧な歯磨きと洗口を行う
- マウスウォッシュを使用する
- 口の中の乾燥を防ぐ
- 保湿ジェル、保湿スプレーを使用する
- 水分補給を十分にする
- 加湿器を使用する
- ストレスを溜め込まない
- バランスの良い食事をとり、栄養状態を整える
歯周病の予防方法
- 歯垢や歯石をこまめに除去する
- 適切な歯ブラシと歯磨き粉を使って丁寧に歯磨きをする
- 定期的な歯科検診を受け、歯石除去を行う
- 禁煙する
- バランスの良い食事をとる
口の中の痛みは生活の質を大きく低下させるため、上記の予防法を実践することが重要です。症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
口の中が痛いに関連するその他の質問
口の中にがんが生じることがあるのですか?
がんはまれに口の中にも生じ、口腔がんと呼ばれます。初期症状として口内に痛みや腫れ、しこりが生じます。
はい、口の中にがんが生じることがあります。これを口腔がんと呼びます。
口腔がんとは、口腔(口の中)に発生するがん(悪性腫瘍)のことです。舌、歯肉、頬粘膜、硬口蓋、口腔底、口唇などにできます。
口腔がんの症状としては以下のようのものがあります。
初期症状に気づいて、早期発見・早期治療することが重要です。
口の中が痛いについて、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「口の中が痛む」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
- しびれや感覚のおかしさを感じますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
口の中が痛いに関連する病気・症状
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この記事の監修医師
平松 由布季 先生
東日本橋内科クリニック 内科
2015年愛媛大学医学部卒。 松山赤十字病院で初期研修後、東京ベイ・浦安市川医療センターで内科後期研修を修了。 引き続き同センター総合内科で、フェローシップ研修を行い、2024年1月まで医員、外来医長として勤務。 病棟専門の総合医であるホスピタリストとして、特に若手医師の教育、臨床倫理(アドバンス・ケア・プランニングや意思決定支援など)に注力してきた。 2022年6月からは日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師支援部門 病院総合医チーム副代表に就任。"病院総合医の価値を社会に発信し、これを志す若手の道標になる"をMISSION&VISONに掲げ、学術大会等での企画運営、商業誌執筆、若手医師のキャリア支援などを行なってきた。 2024年2月から東日本橋内科クリニックで勤務。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2021/01/18