口の中が痛む
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/10/22
「口の中が痛む」がどの病気に関連するかAIでチェックする
口の中が痛むという症状について「ユビー」でわかること
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「口の中が痛む」はどんな症状ですか?
口の中が痛むとは
「口の中が痛む」に関連する主の病気には、ウイルス性粘膜疹、カンジダ感染症(口腔・手足など)、続発性免疫不全症候群などがあります。
「口の中が痛む」に関連する症状はありますか?
「口の中が痛む」のQ&A
- A.
口の中は舌や頬の粘膜、歯肉などで構成されています。こういった部位が痛むことを、口の中が痛むといいます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る口腔(こうくう)は、舌、歯肉、頬の粘膜、口蓋、口腔底によって構成されており、このような部位が痛むことを「口の中が痛む」と表現します。
口の中の痛みは、以下のように表現されます。- 鋭い痛み
- 鈍い痛み
- 焼けるような痛み(灼熱感)
- 刺すような痛み
- 圧迫感
- 膨張感
- しびれ
など
原因によって以下のような症状を伴うことがあります。など
- A.
歯周病は歯ぐきの炎症や、歯を支える骨の溶解を伴う病気です。悪化すると、歯ぐきに腫れや痛みが生じます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る歯周病は、歯と歯ぐきの境目にたまった細菌の塊(プラーク)が原因で起こる、歯ぐきや歯を支える組織の炎症性疾患です。
歯周病の症状
初期症状
- 歯ぐきの腫れ
- ブラッシング時の出血
- 口臭
など
進行後の症状
- 歯が長く見える
- 歯がグラグラする
- 歯と歯の隙間が広がる
など
歯周病の進行段階
軽度
歯ぐきの炎症のみ(歯周ポケット2〜4mm)
中等度
歯を支える骨が半分溶ける(歯周ポケット4〜6mm)
重度
歯を支える骨がほとんどなくなる(歯周ポケット6mm以上)、最終的に歯が抜ける
歯周病は進行すると全身に影響を及ぼす可能性があり、適切な治療と予防が重要な病気です。 - A.
口腔がんは口の中にできるがんで、口内にしこりや痛み、出血が生じます。放置すると、命の危険があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る口腔がんとは口腔(口の中)に発生するがん(悪性腫瘍)のことです。舌、歯肉、頬粘膜、硬口蓋、口腔底、口唇などにできます。
口腔がんには以下のような特徴があります。- 発症年齢は50〜60歳代が多い
- 男女比は約2:1で男性の方が多い
- 喫煙や飲酒の習慣が発症に関連している
- 舌や頬などを慢性的に噛むことが刺激になって、発症することがある
- 初期症状は痛みや出血がなく、しこりや粘膜の変化が現れることが多い
- 根治を目指す場合、手術が主な治療法である
- A.
がんはまれに口の中にも生じ、口腔がんと呼ばれます。初期症状として口内に痛みや腫れ、しこりが生じます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るはい、口の中にがんが生じることがあります。これを口腔がんと呼びます。
口腔がんとは、口腔(口の中)に発生するがん(悪性腫瘍)のことです。舌、歯肉、頬粘膜、硬口蓋、口腔底、口唇などにできます。
口腔がんの症状としては以下のようのものがあります。
初期症状に気づいて、早期発見・早期治療することが重要です。 - A.
歯周病などが考えられます。悪化すると歯茎に腫れや出血が生じて、痛みを感じます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る歯茎が痛む主な原因としては以下のようなものが考えられます。
歯周病
歯肉炎や歯周炎などの歯周病では、歯茎が腫れて敏感になり、痛みを感じることがあります。特に進行した歯周病では、急性発作により歯茎に膿がたまり、強い痛みを伴う場合があります。
根尖性歯周炎
神経を取った歯や神経が死んだ歯の根の内部で細菌が増殖すると、歯根の周囲に膿がたまります。この状態が急性化すると、歯茎が腫れて強い痛みを引き起こします。
智歯周囲炎
親知らずの周りは汚れがたまりやすく、歯茎が炎症を起こして腫れ、痛みを伴うことがあります。
口内炎
口内炎で歯茎が赤く腫れ、中心部に潰瘍ができると強い痛みを感じます。
歯茎の痛みは上記のようにさまざまな原因が考えられます。症状が続く場合は早めに歯科医を受診し、適切な治療を受けることが重要です。 - A.
口の中が痛む原因としては、粘膜に生じる口内炎や口腔がん、歯茎の病気である歯周病などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る口の中が痛む原因としては、一般的な口内炎の他に感染(ウイルス、細菌、真菌)、腫瘍、自己免疫疾患、歯性などがあります。
具体的な原因には、以下のようなものが挙げられます。口内炎
アフタ性口内炎
小さな円形、または楕円形の白っぽい潰瘍が口の中に発生し、非常に痛みます。ストレス、栄養不足、免疫力の低下などが原因とされます。
感染
カンジダ症
カンジダ症は口の中に白い斑点が現れる真菌感染症で、特に免疫力が低下している人に発生しやすいです。痛みとともに灼熱感を伴うことがあります。
ヘルペス
単純ヘルペスウイルスによる感染症で、口唇や口の中に水疱ができ、破れて潰瘍になると痛みます。再発しやすいのが特徴です。
手足口病
手足口病はエンテロウイルスによる感染症で、口の中に小さな水疱や潰瘍ができるとともに、手足にも発疹が現れます。
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは、エンテロウイルスによる夏季に多い感染症で、口蓋や咽頭に小さな潰瘍ができ、発熱と強い喉の痛みを伴います。
腫瘍
口腔がん(舌がん、口腔底がん、歯肉がん、頬粘膜がん、硬口蓋がん)
口の中の組織に発生するがん(悪性腫瘍)で、初期には痛みがないことが多いですが、進行すると潰瘍ができ、痛みを伴います。
悪性リンパ腫
悪性リンパ腫は口の中に発生することもある血液のがんで、リンパ節の腫れや口の中の痛みを伴うことがあります。
自己免疫疾患
ベーチェット病
ベーチェット病は口の中に再発性の痛みを伴う潰瘍ができる自己免疫疾患で、全身にさまざまな症状を引き起こします。
シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は唾液腺や涙腺が破壊される自己免疫疾患で、口腔乾燥症を引き起こし、痛みや不快感を伴います。
サルコイドーシス
全身の臓器に炎症性の肉芽腫(しこり)が形成される病気で、口の中にも影響がおよび、痛みを伴うことがあります。
天疱瘡
皮膚や粘膜に水疱ができやすい自己免疫疾患で、口の中にも水疱ができ、痛みを伴います。
類天疱瘡
天疱瘡と類似した自己免疫疾患で、口の中に水疱や潰瘍ができ、痛みを引き起こします。
歯性
歯周病
歯を支える組織が炎症を起こし、歯茎の腫れや痛み、出血が見られる病気です。
う蝕(むし歯)
歯のエナメル質や象牙質が細菌によって破壊され、痛みを伴います。進行すると歯髄炎を引き起こし、さらに強い痛みが生じます。
根尖性歯周炎
神経を取った歯や神経が死んだ歯の根の内部で細菌が増殖すると、歯根の周囲に膿がたまります。
智歯周囲炎
親知らずの周りは汚れがたまりやすく、歯茎が炎症を起こして腫れ、痛みを伴うことがあります。
神経痛
三叉神経痛
顔の感覚を司る三叉神経が刺激されることで、顔や口の中に突然、強い痛みが走る病気です。
舌咽神経痛
舌と咽頭の感覚を司る舌咽神経が刺激されることで、舌や咽頭に激しい痛みが生じます。
その他
特発性舌痛症
明確な原因がないのに舌が痛む状態で、ストレスやホルモンバランスの変化が関連していると考えられています。
扁平苔癬
慢性的な炎症性疾患で、口の中に白い線状の模様や紅斑、潰瘍が現れ、痛みを伴います。
白板症
口の中の粘膜が白く変化し、時には痛みを伴うことがあります。悪性化のリスクもあるため、注意が必要です。
亜鉛欠乏
亜鉛の不足により、味覚障害や口の中の痛みが生じることがあります。
鉄欠乏
鉄の不足による貧血が原因で、口の中の痛みや舌のひりひり感が生じることがあります。
怪我
口の中の怪我や噛み傷、合わない入れ歯の使用によって、傷口が痛むことがあります。
火傷
熱い食べ物や飲み物による火傷で、口の中が痛むことがあります。
ドライマウス(口腔乾燥症)
唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥することで、痛みや不快感を伴います。
- A.
口内炎の治療には、うがいや抗炎症作用のある薬物の使用などが行われます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る口内炎の主な治療法は、以下の通りです。
塗り薬・貼り薬
炎症を抑えるために、
- ステロイド剤を含む塗り薬(デキサメタゾ[デキサルチンⓇ︎]など)
- ステロイド剤を含む貼り薬(トリアムシノロンアセトニド[アフタッチⓇ︎]など)
などを使用します。口の中で溶けにくい製剤を使い、薬剤が口内に長く留まるようにしています。
うがい液
炎症を抑える成分が含まれたうがい液を使用します。カンジダが原因の場合は抗真菌薬のうがい薬、化学療法による口内炎には局所麻酔が含まれるうがい液を使うこともあります。
内服薬
鉄欠乏性貧血やビタミン・亜鉛不足が原因で口内炎が繰り返す場合は、それらを補う内服薬でコントロールします。カンジダ感染には抗真菌薬を内服します。
漢方薬
最近では、半夏瀉心湯などの漢方薬の局所塗布も注目されています。
歯科治療
歯の矯正や入れ歯の素材変更など、口の中の異物が原因の場合は歯科治療が必要になります。
重症化した場合や2週間以上症状が続く場合は、悪性腫瘍(がん)などの重篤な病気の可能性もあるため、早めに医療機関を受診し、原因に応じた適切な治療を受ける必要があります。 - A.
口の中の痛みの原因となる口内炎や歯周病の予防には、適切な歯磨きやバランスの取れた食生活が重要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る口の中が痛む主な病気には、口内炎や歯周病があります。これらを予防するための方法は以下の通りです。
口内炎の予防方法
- 口の中を清潔に保つ
- 丁寧な歯磨きと洗口を行う
- マウスウォッシュを使用する
- 口の中の乾燥を防ぐ
- 保湿ジェル、保湿スプレーを使用する
- 水分補給を十分にする
- 加湿器を使用する
- ストレスを溜め込まない
- バランスの良い食事をとり、栄養状態を整える
歯周病の予防方法
- 歯垢や歯石をこまめに除去する
- 適切な歯ブラシと歯磨き粉を使って丁寧に歯磨きをする
- 定期的な歯科検診を受け、歯石除去を行う
- 禁煙する
- バランスの良い食事をとる
口の中の痛みは生活の質を大きく低下させるため、上記の予防法を実践することが重要です。症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。 - 口の中を清潔に保つ
- A.
口の中が痛む際には、耳鼻咽喉科か歯科口腔外科を受診しましょう。口内の異常が数日以上続くなどの場合、受診をおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る口の中が痛む場合、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科を受診することをおすすめします。
耳鼻咽喉科
口内炎や口腔カンジダ症、口腔がんなど、口の中の病気を専門的に診療しているため、口の中の痛みに対して最も適切な診療科と言えます。全身の診察が必要な場合には、内科などの適切な診療科に紹介することもあります。
歯科口腔外科
歯や歯茎の病変、義歯による粘膜障害など、口の中の病気全般を扱っています。
受診の目安としては、以下の場合が挙げられます。
このような症状がある場合は、早めに受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
口の中が痛むという症状はどんな病気に関連しますか?
口の中が痛むという症状について、医師からのよくある質問
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
- しびれや感覚のおかしさを感じますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 呼吸器内科
- アレルギー科