鉄欠乏性貧血
「鉄欠乏性貧血」とは、鉄が体内で不足して貧血症状になることをいいます。男性より女性に多く、日本では女性の5人に1人が生理や食事の影響で貧血状態にあると言われています。また、特に汗をかきやすい夏は塩分だけではなく鉄分も汗とともに外に出てしまい、貧血を起こしやすい時期なので、夏バテに気を付けましょう。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
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ヘモグロビンの材料である鉄が体内で不足して貧血症状になることです。
動悸や息切れ、めまいなどの症状が見られます。
体内・血液中の鉄がさまざまな原因で不足してしまうことによります。
貧血の原因になっている怖い病気を見逃してしまうおそれがあります。
貧血は男性よりも女性に多く見られます。また、高齢になるほど貧血も増加することが知られています。
がんが原因で貧血になる場合があるなど、ある程度関係があります。
直接の原因にはなりませんが、低栄養や消化管出血の原因となり、間接的なきっかけになることはあります。
若年層、特に思春期女子は成長や月経、食事からの鉄摂取不足で鉄欠乏性貧血のリスクが高いです。
検査について
治療について
鉄剤を用いた治療を行います。また、輸血を行うこともあります。
鉄を十分に摂取できる、バランスのいい食事をしましょう。
鉄剤のサプリメントは有効です。
チョコレートには鉄分や貧血の改善に役立つ栄養素が含まれていますが、カロリーも多いため注意が必要です。
鉄欠乏性貧血は治療開始から6~8週間で改善し、貯蔵されていた鉄の補充にさらに3~4ヶ月要します。
自分でできる即効性のある対処法はなく、医療行為としては輸血が有効です。
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