鉄欠乏性貧血に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
自分でできる即効性のある対処法はなく、医療行為としては輸血が有効です。
「鉄欠乏性貧血に対して自分ですぐにできる対処法」として多くのサイトでは、「立ちくらみの際にしゃがむ」、「鉄を豊富に含む食材の摂取が重要」などと書かれています。
これらのコメントは、鉄欠乏性貧血の症状に対する対処であったり、自分ですぐに取り組めるものであったりしますが、鉄欠乏性貧血に対して即効性のあるものとは言い難いでしょう。
確かに「貧血」をどのように捉えているかによって、この質問に対する回答は変化しますが、「貧血」とは赤血球が減少した状態であり、ヘモグロビンという赤血球に含まれるタンパク質の低下で定義されます。
すなわち、原因は何であれ「赤血球の減少」と考えていただいてよいものです。
「鉄の補充」は自分ですぐできることではありますが、その成果が「赤血球数の増加、ヘモグロビンの上昇」としてとらえられるまで数ヶ月はかかります。
また、「鉄欠乏性貧血」である場合は原因が重要であり、その原因の多くは「鉄摂取の低下」ではなく「出血」であることも覚えておきたいと思います。
以上から、厳密には「鉄欠乏性貧血に対して自分でできる即効性のある対処法」、すなわち「自分でできる赤血球の減少を改善できる即効性のある手立て」はないというのがこの質問の直接的な回答になります。
このように自分でできる対処法としては限界がありますが、医療行為として即効性のある対処法は「輸血」であると言えるでしょう。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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