鉄欠乏の検査項目である「フェリチン」が低いとどうなりますか?

フェリチンの値が低いと動悸や息切れ、頭痛などが起こり、すぐに疲れを感じやすくなります。

解説

血液中の鉄分は血管内の血液中に含まれている鉄分(血清鉄)と、体内に蓄えられている鉄分(貯蔵鉄)の量を表しているフェリチンで評価することができます。
フェリチンが低い、という事は体の中に蓄えられている鉄分が少ないことを意味しています。
血液を作り出す材料として使用される鉄分が少ない状態となっているため、体が作れる血液量が少なくなっている状態と考えられます。
このようなフェリチンが低くなる状態は、下記のような状態が考えられます。

  • 出血などで血液を失う量が、血液の供給量を上回ってしまい、貧血が進行している
  • 鉄分の吸収が少なく、鉄欠乏状態となっている

公開日

最終更新日

おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

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