赤い血が混ざった便(鮮血便)の原因としては、どのような病気が考えられますか?
便に赤い血が混ざっていた場合、出血した場所が肛門に近い可能性が高く、肛門や大腸の病気が原因として考えられます。
便に鮮やかな赤色の血が混じっている場合、出血している場所が出口に近い可能性が高いです。具体的には、肛門や肛門の近くの大腸の病気が考えられます。
肛門の病気
便やティッシュが擦れることなどによる物理的な刺激によって出血することが多いです。
- 痔(内痔核、外痔核など)
- 痔核(いぼ痔)
- 裂肛(切れ痔)
直腸、大腸の病気
ポリープやがんなどの腫瘍の表面が便で擦れることで出血します。
また、以下のような病気で粘膜がただれることによって出血することもあります。
- 感染性腸炎
- 虚血性腸炎
- 潰瘍性大腸炎
上部消化管(食道、胃、十二指腸)の病気
出血量が多い場合に速やかに肛門まで到達すると鮮血となります。
- 潰瘍
- 静脈瘤
新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器科
吉岡 藍子 監修
(参考文献)
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