カンピロバクター
「カンピロバクター」とは、カンピロバクターという菌が体内に入ることで下痢などの症状をきたす感染症で、加熱不十分な鶏肉を食べることで感染するケースが多いとされています。主に下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などが見られ、菌が体内に入ってから2〜7日後に症状が出ることが多く、他の食中毒と比べて症状が出るまでの期間がやや長めです。下痢による脱水症状がひどかったり、しばらく経っても症状が改善しない場合は受診しましょう。
新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器科
吉岡 藍子 監修
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カンピロバクターとはどのような病気ですか?
カンピロバクターという菌が体内に入ることで下痢などの症状をきたす感染症です。
感染する原因は何ですか?
鶏が原因としては多いですが、牛や豚のレバーなどが原因となることもあります。
カンピロバクターにはどのような人がなりやすいですか?
小さい子どもや高齢者、他の病気にかかっている人がなりやすいです。
どのくらいの量を食べると感染しますか?
非常に感染力が強く、味見程度の量で感染するとされています。
鶏卵から感染することはありますか?
ほとんどありません。
カンピロバクターは他の人に感染することはありますか?
基本的に人から感染することはない病気です。
カンピロバクターを放置するとどうなりますか?
数日で症状が和らぎ、自然に治っていく場合がほとんどです。
起こりうる合併症などはありますか?
感染から数週間後にギラン・バレー症候群を合併することがごくまれにあります。
学校や仕事などは休んだほうがいいですか?
それぞれの登校・就業規則に従いましょう。
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