乾癬性紅皮症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
注射薬を使うことが多いですが、治療費は高額となります。
乾癬性紅皮症で一般的な薬が効かない場合、強力な治療法として生物学的製剤という注射薬が選択されることがあります。
乾癬の治療は、一般的に塗り薬からスタートし、病状に応じて飲み薬や、紫外線療法が行われます。しかし、これらの治療で十分な効果が得られない場合や、副作用で使用できない場合には、生物学的製剤と呼ばれる注射薬が使用される場合があります。
生物学的製剤とは、乾癬が発症する原因となるサイトカインと呼ばれる炎症物質をピンポイントで抑える新しい治療薬で、それぞれ決められたスケジュールで定期的に行います。
医療機関で注射するほか、処方されて自分で注射できるものもあります。多くの場合で良く効きますが、この治療薬を安全に用いるためには定期的な検査が必要になります。
また、初めて生物学的製剤の治療を始める場合には、日本皮膚科学会が定める医療機関を受診して頂くことになります。そこで皮膚科専門医と相談し、重症度や関節炎の有無をチェックしてもらい、通院回数などを相談して、治療薬を選ぶことになります。
これらのお薬は乾癬で過剰となっている免疫関連物質の影響を抑えることで乾癬の症状に効果を発揮すると考えられています。治療費は高額となることが多いです。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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