鼠径ヘルニア(脱腸)はどのようにして治療しますか? 自分で治す方法はありますか?
治療方法は手術のみです。自分で治すことはできません。
現在のところ、鼠径ヘルニアの根本的な治療方法は手術しかありません。腸などの内臓が飛び出てしまっているところを手や指で押し込んだり、脱腸した部分を圧迫する「脱腸帯」というベルトを使用したりすることで、一時的に元に戻せる場合はあります。しかし、内臓が飛び出ている穴自体が塞がるわけではないため、根本的な治療にはなりません。
手術では、腸や脂肪などの飛び出ている臓器をお腹の中に戻した後、穴を縫い合わせたり、人工の網(メッシュ)を使用したりして穴を塞ぎます。
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最終更新日:
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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鼠径ヘルニア(脱腸)
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鼠径ヘルニア(脱腸)とはどのような病気ですか?
太ももの付け根あたりの腹筋が弱って、そこから脂肪や腸が飛び出てしまう病気です。
鼠径ヘルニア(脱腸)では、どのような症状が見られますか?
最初は立ったりお腹に力をいれたときに足の付け根にふくらみを感じます。放置するとふくらんだままになり、さらに痛みを生じることがあります。
どのような人が鼠径ヘルニア(脱腸)になりやすいですか?
高齢、やせ、家族歴、腹圧のかかる仕事や運動、前立腺の手術既往、咳を慢性的にしている人、腹膜透析、喫煙者などがリスクになります。
鼠経ヘルニア(脱腸)を予防するためにできることはありますか?
確実なものはありませんが、禁煙と適度な運動が有効とされています。
鼠径ヘルニア(脱腸)治療用のバンドを使ってもいいですか?
鼠径ヘルニア治療用のバンドの使用は勧められません。
鼠径ヘルニア(脱腸)の手術後はすぐに仕事に戻れますか?
運動やお腹に力がかかる仕事は、しばらく控える必要があります。
鼠径ヘルニア(脱腸)の手術後による傷や膨らみは治りますか?
しばらく腫れたりつっぱり感が出たりすることがありますが、通常自然に軽快してきます。
鼠径ヘルニア(脱腸)ではどのような初期症状が見られますか? 痛みや症状がない場合もありますか?
立った時などに足の付け根に膨らみができます。初期の段階では痛みはなく、膨らみを押すと元に戻ります。
男性が鼠径ヘルニア(脱腸)になりやすい原因は何ですか?
足の付け根にある「鼠径管」という隙間が、女性より男性のほうが太いためです。
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