黄体機能不全ではどのような症状がありますか?

基礎体温の高温相が10日以下に短くなります。また妊娠しづらくなる可能性もあります。

解説

黄体機能不全では、プロゲステロンというホルモンの分泌が不十分な状態のため、月経周期に影響を与えます。

具体的には月経周期の後半が短縮し、通常14日程度である基礎体温の高温相が10日以下に短くなります。

ただし、基礎体温は測定方法による誤差が大きいため、自己判断には注意が必要です。

また、プロゲステロンは妊娠の着床の過程において重要な役割を担っており、黄体機能不全の方は妊娠しづらかったり、流産しやすかったりする可能性があるとの報告もあります。

一方で、黄体機能不全と不妊症や反復流産との関連は十分にはわかっていない点もあるため、一人で悩まずに主治医と相談するとよいでしょう。

公開日

最終更新日

成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員

藤井 達也 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

黄体機能不全

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A

「黄体機能不全」とはどのような病気ですか?

着床の過程に重要なホルモンであるプロゲステロンの分泌や働きが不十分な状態になることです。

黄体機能不全の原因は何がありますか?

排卵後の黄体から十分なプロゲステロンが分泌されないことが主な原因と考えられています。

黄体機能不全には初期症状はありますか?

月経不順などの症状がみられ、基礎体温の高温相が10日以下になることがあります。

黄体機能不全の場合、主にどのような治療をしますか?

黄体機能を改善させたり、黄体ホルモンを補充したりする治療を行います。

黄体機能不全が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

婦人科、産婦人科、不妊治療専門クリニックなどで治療することが可能です。

黄体機能不全が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

気になる症状がなければ受診しなくてもよいですが、妊娠希望の場合は早めの受診をおすすめします。

黄体機能不全のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

黄体機能不全で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬剤の変更や量の調整を検討することが一般的です。

黄体機能不全の場合、日常生活で気をつけることはありますか?

ホルモンバランスを整えるため、過度なストレスを避け、健康的な生活を送りましょう。

関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら