SAPHO症候群の場合、主にどのような治療をしますか?
痛み止めやステロイド、抗リウマチ薬、ビスホスフォネートなどの薬を使用します。
SAPHO症候群の治療は現時点でガイドラインもなく、明確に定まっていないのが現状です。
まず最初に飲む薬としてNSAIDs(ロキソニンなどの痛みどめ)がよく使用されます。難治性(通常の治療法では効き目が薄く、治りにくいこと)の場合には保険適応外にはなりますが抗リウマチ薬やビスホスフォネート製剤、生物学的製剤が使用されることもあります。中には無治療で自然軽快する場合もあります。
SAPHO症候群と似た病気であるPAO(掌蹠膿疱症性骨関節炎)に関してはIL-23阻害薬が保険適応を有しています。
掌蹠膿疱症に伴う関節炎の治療には掌蹠膿疱症自体の治療や口腔環境の改善、扁桃の慢性感染の制御も重要です。主治医と相談し、必要があれば専門家にも受診しましょう。
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最終更新日:
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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