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インフルエンザワクチンにはどのような効果がありますか?
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
感染・発症・重症化いずれの予防にも効果的とされています。
解説
インフルエンザワクチンは、感染や発症の予防と、重症化の予防の両方に効果があります。
65歳以上の高齢者を対象にした国内の研究によると、34~55%の発病を予防し、82%の死亡を減らす効果があったとされます。
また、6歳未満の小児を対象とした研究では、ワクチンによって発病を約60%予防できたと報告されています。
現行のインフルエンザワクチンは「接種すればインフルエンザに絶対に罹らない」というものではありません。
しかし、発病や発病後の重症化を予防し、死亡などのリスクを低減することに関しては、一定の効果があるとされています。
(参考文献)
「ユビー」でわかること
ほかのインフルエンザの質問
インフルエンザとはどのような病気ですか?
インフルエンザウイルスに感染することで、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身の倦怠感等の症状が現れる病気です。
インフルエンザは一般的な風邪とどう違いますか?
38度以上の熱が出るなど、通常の風邪と比較して症状が強いことが多いです。
インフルエンザにはどのようにして感染しますか?
インフルエンザウイルスが体内に入ることで感染します。感染者の咳やくしゃみを介して感染することが知られています。
インフルエンザの流行のピークはいつですか?
日本では12〜3月が流行シーズンです。
インフルエンザを放置するとどうなりますか?
症状(咳・喉の痛み・発熱など)が数日間続いたのち、徐々に治まっていくケースがほとんどです。
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