インフルエンザの初期症状は?インフルエンザと症状の関連性をAIで無料でチェック
監修医師平松 由布季東日本橋内科クリニック 内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
インフルエンザと診断された人の受診データ(最初に気になった症状・診療科)
最初に気になった症状
受診した診療科
受診して「インフルエンザ」と診断されたと回答した人が、症状チェックを始めたときに最も気になる症状として選んだものと、受診した診療科のデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
※%は回答した人に占める割合です。
※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。
ユビーで症状チェックしたあと、受診して「インフルエンザ」と診断されたと回答した人(自己申告)が、最も気になる症状として選んでいたのは、発熱(52%)、咽頭痛(10%)、咳嗽(9%)などでした。
受診した診療科は、内科(72%)、小児科(14%)、耳鼻咽喉科(8%)の順でした。
ユビーなら無料で、症状に関連のある病気や診療科をチェックできます
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスの感染が原因でいわゆるかぜ症状(せき、鼻水、のどの痛みなど)が出現します。急な発熱、筋肉痛、関節痛などを伴うことがあります。頻度は低いものの、致命的になることもあります。なお肺炎の原因となるインフルエンザ菌は細菌なので、ウイルスとは別ものです。
インフルエンザ脳症とはなんですか?
インフルエンザの感染に伴い、意識がもうろうとするなどの症状が現れるのが特徴の病気です。
インフルエンザ脳症は、インフルエンザの感染に伴い、意識がもうろうとするなどの症状が現れるのが特徴で、早期診断と治療が重要です。
日本でのインフルエンザ脳症の発症頻度は、1年間に100万人あたり約1人 の割合で発症すると報告されています。
治療やインフルエンザ脳症について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザとはどのような病気ですか?
インフルエンザウイルスに感染することで、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身の倦怠感等の症状が現れる病気です。
インフルエンザウイルスが人体に感染して起こる病気です。
感染すると、発熱や咳、喉の痛み、関節の痛みなど、風邪と非常によく似た症状が起こります。
ただし、発熱が通常38度以上になるなど、いわゆる風邪より症状が強いです。
合併症として、中耳炎や肺炎のほか、稀ではあるもののインフルエンザ脳症(脳全体がむくんでしまう病気)を発症する場合があり、小児や高齢者、肺や心臓の病気を持っている方は特に注意が必要です。
例年11月下旬〜12月上旬頃に流行が始まり、翌年の1~3月頃に感染者が増加します。
参考文献
インフルエンザとは”. NIID国立感染症研究所. https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/219-about-flu.html, (参照 2022-11-01).
インフルエンザ脳症ガイドライン【改訂版】”. 厚生労働省 インフルエンザ脳症研究班. https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/09/dl/info0925-01.pdf, (参照 2022-11-01).
インフルエンザ脳症について”. NIID国立感染症研究所. https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2319-related-articles/related-articles-429/6068-dj4295.html, (参照 2022-11-01).
インフルエンザの症状
インフルエンザで発熱せず、頭痛などの症状だけが現れることもありますか?
インフルエンザでは発熱がなく、頭痛や倦怠感、鼻水、咳などの症状だけが現れることがあります。感染者の約3分の1は発熱しないとする報告もあります。
インフルエンザといえば高熱のイメージがありますが、発熱がないまま他の症状だけが出るケースも珍しくありません。
インフルエンザの典型的な症状
インフルエンザに感染すると、通常は38度以上の高熱が突然現れ、頭痛、全身の倦怠感(だるさ)、筋肉痛や関節痛といった全身症状が目立ちます(国立健康危機管理研究機構)。その後、咳や鼻水、喉の痛みなどの呼吸器症状が加わり、多くの場合は1週間程度で軽快するとされています(日本感染症学会)。
インフルエンザで熱が出ないことはあるのか
実際には、インフルエンザに感染しても発熱しない例は少なくありません。厚生労働省のQ&Aでも、不顕性感染(感染しても症状が出ない状態)や、かぜと区別がつかない程度の軽い症状にとどまるケースがあると説明されています。海外の研究では、インフルエンザの症候性感染者のうち発熱がみられた割合はA型で約37から41%、B型ではわずか約8%にとどまったと報告されています(Carrat F et al. Am J Epidemiol. 2008)。つまり、熱がなくても頭痛、鼻水、咳、倦怠感といった症状だけでインフルエンザにかかっている可能性があります。
インフルエンザで熱が出にくい人の特徴
以下のような方は、インフルエンザにかかっても発熱しにくい傾向があるとされています。
- 高齢者や乳幼児:免疫反応の特性から、高熱が出にくいことがあります(日本感染症学会)
- インフルエンザワクチン接種済みの方:ワクチンの効果で症状が軽くなり、発熱しないまま経過することがあります
- B型インフルエンザの感染者:A型と比べて発熱率が低いとする研究結果があります(Carrat F et al. Am J Epidemiol. 2008)
インフルエンザで発熱がなくても注意が必要な理由
発熱がないと「ただの風邪」と思いがちですが、インフルエンザは熱がなくても周囲に感染を広げる力があります。流行期に頭痛や倦怠感、咳などの症状が続くときは、早めに医療機関への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省『令和6年度インフルエンザQ&A』Q1, Q11.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html,(参照 2026-08-10).
日本感染症学会 感染症クイック・リファレンス『インフルエンザ(季節性)』(2025年4月更新),https://www.kansensho.or.jp/ref/d04.html,(参照 2026-08-10).
国立健康危機管理研究機構(JIHS)『インフルエンザ(詳細版)』,https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/influenza/detail/index.html,(参照 2026-08-10).
Carrat F et al. Time lines of infection and disease in human influenza: a review of volunteer challenge studies. Am J Epidemiol. 2008;167(7):775-785. PMID:18230677
インフルエンザの初期症状には何がありますか?
38℃以上の突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、強い倦怠感などの全身症状が特徴です。喉の痛みや咳、鼻水などの呼吸器症状を伴うこともあります。
インフルエンザの初期症状の特徴
インフルエンザは、感染してから1〜4日間(平均2日間)の潜伏期間を経て発症します(日本呼吸器学会)。一般的な風邪と異なり、全身症状が比較的急速に現れるのが大きな特徴です(厚生労働省)。代表的な初期症状には以下のものがあります。
こうした全身症状に加えて、喉の痛み、咳、鼻水といった呼吸器の症状もみられます。
インフルエンザと風邪の症状の違い
インフルエンザと通常の風邪は、症状の強さや現れ方に違いがあります。風邪では、喉の痛みや鼻水、くしゃみなどの呼吸器症状がゆるやかに現れるのが一般的です。一方、インフルエンザでは38℃以上の高熱や強い倦怠感、筋肉痛・関節痛などの全身症状が突然現れ、風邪に比べて総じて症状が強い傾向があります(厚生労働省)。
インフルエンザの潜伏期間と症状の経過
インフルエンザウイルスに感染すると、通常1〜4日間の潜伏期間を経て症状が現れます(WHO)。まず高熱や頭痛、筋肉痛などの全身症状が急に出現し、その後に咳や喉の痛みなどの気道症状が続きます(日本呼吸器学会)。多くの場合、発症から約1週間で症状は軽快しますが、咳が2週間以上続くこともあります(WHO)。
インフルエンザが重症化するとどうなる?
インフルエンザは多くの方が自然に回復しますが、一部では重症化することがあります。高齢の方や免疫力が低下している方では細菌性の肺炎を合併することがあり、小児ではまれに急性脳症(けいれんや意識障害を起こす重い合併症)を発症する場合があります(厚生労働省)。高熱が続く、強いだるさがある、意識がもうろうとする、けいれんが起きるなどの症状がみられる場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省『令和6年度インフルエンザQ&A』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html,(参照 2026-08-13).
一般社団法人日本呼吸器学会『インフルエンザ』https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/a/a-02.html,(参照 2026-08-13).
厚生労働省『インフルエンザかな?症状がある方へ』https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html,(参照 2026-08-13).
WHO. Influenza (Seasonal) Fact Sheet. https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/influenza-(seasonal),(参照 2026-08-13).
インフルエンザは潜伏期間にも症状が出ますか?
インフルエンザの潜伏期間中は、通常、症状は現れません。
ウイルスが体内に入ってから増殖し、通常1日から3日程度の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛みなどの症状が出始めます。
ただし、潜伏期間中でもウイルスを排出し、他者に感染させる可能性があります。そのため、インフルエンザの流行時期には、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防策を徹底することが重要です。
治療やインフルエンザの潜伏期間について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザと症状が似ている他の病気はありますか?
いわゆる風邪や、新型コロナウイルス感染症の症状と似ています。
一般的な風邪や新型コロナウイルス感染症と症状がよく似ています。
風邪よりも重い症状が長く続くのがインフルエンザの特徴です。
インフルエンザでは、どのような症状が見られますか?
通常の風邪でも見られる喉や鼻の症状に加え、38℃以上の発熱や全身の痛みや倦怠感が見られます。
喉の痛み、鼻水、咳など通常の風邪でも見られる症状に加え、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などが現れます。いわゆる風邪より総じて症状が強く、長引くことが多いです。
ただ、インフルエンザに感染した人が必ず症状がでるわけではなく、感染者の30%ほどは無症状であるという報告もあります。
インフルエンザの検査・診断
インフルエンザの症状をセルフチェックできますか?
インフルエンザの症状や原因、おすすめの病院や対処方法は症状検索エンジン「ユビー」で調べられます。
体調に不安がある、あるいは医療機関への受診を考えている方向けに、20問〜30問程度の質問に答えることで関連する病名や適切な受診先や調べられる症状検索エンジン「ユビー」を無料で提供しており、多くの患者様にご利用いただいています。
気になる病気や症状がありましたら、ぜひご利用ください。
インフルエンザの検査費用はどのくらいですか?
インフルエンザの検査費用は、健康保険の自己負担割合や医療機関、地域によって異なります。
インフルエンザの検査費用は、健康保険が適用される場合、自己負担割合によって異なります。また、医療機関や地域によっても費用は異なる場合があります。
症状がない状態で検査を希望する場合など、保険適用外となるケースでは、全額自己負担となり、費用が高くなることがあります。
詳細な費用については、受診予定の医療機関に直接お問い合わせいただくことをおすすめします。
その他にも治療やインフルエンザに関連することについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
どのようにして診断しますか? 検査は行いますか?
問診と診察に加えて、鼻やのどの奥を綿棒で拭って調べる迅速検査を行って診断します。
問診と診察に加えて、短時間で実施可能な抗原検査である「迅速検査」を行って診断を下します。
迅速検査とは、鼻から綿棒を差し入れて喉の上側(鼻の奥)をこすり、付着物の中に細菌がいるかどうか調べるものです。
また、病気の状態を詳しく知るために、血液検査や胸部レントゲン検査、CT検査などを行うこともあります。
インフルエンザの治療・対処法
インフルエンザへの対処法は?
他人にうつる可能性のある病気です。外出は可能な限り控えるようにし、どうしても外出する場合にはマスクを必ずするようにしましょう。65歳以上の高齢者、乳幼児、妊婦、さらに年齢を問わず呼吸器系や循環器系、糖尿病や慢性腎不全などの持病のある方、ステロイド内服中などの免疫低下状態の方は重症化し肺炎等を来たす可能性がありますので夜間でも救急外来を受診してください。
インフルエンザは何日で治りますか?
インフルエンザは多くの場合、約1週間で自然に軽快します。抗インフルエンザ薬を早期に使用すると、発熱期間が1〜2日短縮されることがあります。
インフルエンザの症状の経過
インフルエンザに感染すると、1〜3日間の潜伏期間(ウイルスが体内で増殖する期間)を経て、突然の高熱・頭痛・全身のだるさ・筋肉痛・関節痛といった全身症状が現れます(日本呼吸器学会)。その後、咳・鼻水・喉の痛みといった気道の症状が続きます。全身症状が先に現れ、気道の症状があとから加わるのがインフルエンザの典型的な経過です。
インフルエンザは何日で治る?回復までの目安
合併症のないインフルエンザの場合、発熱などの症状は4〜5日間続いたあとに自然に軽快し、全体としておよそ1週間で回復するとされています(厚生労働省)。ただし、熱が下がったあとも咳やだるさが2週間ほど続くことがあります(CDC)。また、インフルエンザウイルスは発症前日から発症後3〜7日間にわたって排出されるため、解熱後もしばらくは周囲への感染に注意が必要です(厚生労働省)。
インフルエンザの治療と回復を早めるポイント
抗インフルエンザ薬を発症から48時間以内に使用すると、発熱の期間が1〜2日短縮されることがあります(厚生労働省)。ただし、48時間を過ぎると効果が得られにくくなるため、インフルエンザが疑われる場合は早めの対応が大切です。療養中は十分な水分補給と休養を心がけ、学校保健安全法では「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで」が出席停止期間とされています(厚生労働省)。
インフルエンザが重症化するとどうなる?
インフルエンザは通常1週間程度で回復しますが、高齢の方や免疫が低下している方では細菌性肺炎を、小児では急性脳症を合併し重症化することがあります(厚生労働省)。インフルエンザ脳症は毎年50〜200人が報告され、そのうち約10〜30%が死亡するとされています(国立健康危機管理研究機構)。高熱が長引く場合やけいれん・意識障害などの症状が現れた場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省『令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2025.html,(参照 2026-08-10).
国立健康危機管理研究機構(JIHS)『インフルエンザ(詳細版)』https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/influenza/detail/index.html,(参照 2026-08-10).
一般社団法人日本呼吸器学会『呼吸器の病気 A-02 インフルエンザ』https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/a/a-02.html,(参照 2026-08-10).
CDC 'Clinical Signs and Symptoms of Influenza'https://www.cdc.gov/flu/hcp/clinical-signs/index.html,(参照 2026-08-10).
インフルエンザは自然に治りますか?
健康な成人であれば、自然に回復するケースもあります。
インフルエンザは、一般的に健康な成人であれば、特別な治療を行わなくても約1週間で自然に回復することが多いとされています。
しかし、乳幼児、高齢者、持病を持つ方、免疫力が低下している方などでは、インフルエンザが重症化するリスクが高まります。
特に、肺炎や脳症などの合併症を引き起こす可能性があり、注意が必要です。
そのため、インフルエンザの症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診し、医師の指示に従うことが重要です。
インフルエンザの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザの治療薬は、薬局で待たずに通販などのオンラインで購入する方法はありますか?
インフルエンザ治療薬は処方箋が必要で、オンライン診療で配送可能な場合もありますが、各医療機関に問い合わせることをおすすめします。
一般的に、インフルエンザ治療薬(抗インフルエンザウイルス薬)は医師の処方が必要な医療用医薬品であり、薬局での対面販売や医療機関での処方を受けることが基本です。
オンライン診療を実施している医療機関では、診察を受けたあとに処方箋を発行し、提携する薬局でオンライン服薬指導を受けた上で、薬を配送してもらえる場合もあります。
ただし、この対応は医療機関や薬局によって異なるため、利用を検討する場合は事前に確認することが推奨されます。
インフルエンザの治療を開始してから治るまでの流れを教えてください。
通常、症状が現れてから1~3日目に高熱となり、次第に回復し1週間程度で快方に向かいます。
インフルエンザと診断された場合、適切な時期(発症から48時間以内)であれば、抗インフルエンザ薬が有効です。
抗インフルエンザ薬は、発熱期間を通常1~2日間短縮させ、鼻やのどからのウイルス排出量も減少させるとされています。
抗インフルエンザ薬には、
- オセルタミビル(タミフルⓇ)
- ザナミビル(リレンザⓇ)
- ラニナミビル(イナビルⓇ)
- ペラミビル(ラピアクタⓇ)
- バロキサビル マルボキシル(ゾフルーザⓇ)
など、いくつかの種類があります。
一方、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合には、十分な効果は期待できません。なお、一部のお薬では、12歳未満の小児や重症の方などには積極的な服用は推奨されないとされています。
多くの場合、1 週間程度で症状は回復しますが、時に咳や倦怠感が長引くこともあります。
参考文献
厚生労働省健康局結核感染症課.“インフルエンザ施設内感染予防の手引き”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/tebiki25.pdf,(参照 2024-11-19).
川名明彦.インフルエンザ(季節性)(seasonal influenza)|症状からアプローチするインバウンド感染症への対応 - 感染症クイック・リファレンス|日本感染症学会.日本感染症学会,https://www.kansensho.or.jp/ref/d04.html(参照 2024-11-19)
.“インフルエンザQ&A Q.11: インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか?”..https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html,(参照 1899-12-30).
インフルエンザは主にどのような治療を行いますか?
解熱鎮痛薬をはじめとする症状を和らげる薬や、抗インフルエンザ薬を使用しつつ、時間とともに症状が治まるのを待ちます。
基本的には、症状を改善する薬を使用して回復を待ちます。
痛みや熱を抑える薬(アセトアミノフェンなど)や、咳止めなどが用いられます。
ロキソニンなどの非ステロイド系抗炎症剤と言われる解熱鎮痛薬は、小児においてインフルエンザ脳症を引き起こす可能性を高めると言われており、使用は避けられる傾向にあります。
また、インフルエンザウイルスの働きを抑える抗インフルエンザ薬を使用することもあります。
症状が落ち着くまでの期間の短縮や重症化の予防といった効果が実証されており、以下に当てはまる方に使用が推奨されています。
- インフルエンザで入院したすべての患者
- 重症あるいは症状が悪化している患者
- 慢性疾患のある患者
- 免疫抑制をしている患者
- 2歳未満の小児および65歳以上の高齢者
- 妊婦および産後2週以内の患者
また、中耳炎や肺炎を合併している場合には抗生剤を使うこともあります。
受診の目安・何科を受診するべきか
インフルエンザを疑う場合、何科を受診したらよいですか?
まずはかかりつけの医療機関に電話で連絡し、受診の指示を仰ぐことが大切です。受診先がわからない場合は、都道府県の相談センターも活用できます。
インフルエンザが疑われるときの受診の流れ
インフルエンザかもしれないと思ったら、いきなり医療機関に行くのではなく、まずかかりつけの医療機関に電話で連絡しましょう(厚生労働省)。医療機関によっては感染が疑われる方の受け入れ体制が異なるため、事前に連絡することで受診先や受診のタイミング、持参すべきものなどの案内を受けることができます。かかりつけの医療機関がない場合や、受診先がわからない場合は、各都道府県に設置されている発熱相談センター等に電話で問い合わせることもできます。
インフルエンザはなぜ早めの受診が大切なのか
インフルエンザの治療では、抗インフルエンザ薬が広く使われています。この薬は発症から48時間以内に飲み始めることで、熱が続く期間を1〜2日短くする効果が期待できるとされています(厚生労働省)。つまり、早く受診して治療を始めるほど、つらい時間を短くできる可能性があるということです。急に38℃以上の熱が出て、頭痛や関節の痛み、体のだるさが強い場合は、早めにかかりつけの医療機関に電話で相談してみてください。
受診までの過ごし方
受診までの間は、外出を控え、しっかり休んで水分をこまめにとりましょう(厚生労働省)。周りの人にうつさないよう、マスクの着用や咳エチケットも心がけてください。
重症化しやすい方は特に早めの対応を
以下に当てはまる方は、インフルエンザが重症化しやすいとされているため、症状が出たら早めにかかりつけの医療機関に相談することが大切です。
特に小さなお子さんの場合、まれにインフルエンザ脳症(けいれんや意識がなくなるなどの重い合併症)を起こすことがあります。高熱が続く、呼吸が苦しそう、ぐったりしているなど、いつもと様子が違うと感じたら、早めに医療機関への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省『令和6年度インフルエンザQ&A』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html,(参照 2026-08-13).
厚生労働省『令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2025.html,(参照 2026-08-13).
厚生労働省『インフルエンザかな?症状がある方へ』https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html,(参照 2026-08-13).
厚生労働省『新型コロナウイルス・季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00003.html,(参照 2026-08-13).
インフルエンザを放置するとどうなりますか?
多くの場合は発症から1週間程度で自然に回復しますが、肺炎や脳症などの合併症を起こすことがあり、特に高齢者や小児、基礎疾患のある方は重症化に注意が必要です。
インフルエンザの自然経過
インフルエンザに感染すると、1〜4日間の潜伏期間を経て、38℃以上の高熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・全身の倦怠感(だるさ)が比較的急に現れます(厚生労働省)。その後、咳や喉の痛み、鼻水といった気道の症状が加わることが一般的です。
特に治療を行わなかった場合でも、多くの方は発症からおよそ1週間程度で症状が徐々に治まっていきます。ただし、咳だけが長引くこともあります。また、インフルエンザウイルスは発症前日から発症後3〜7日間にわたって排出されるため、症状が軽くなっても周囲への感染に注意が必要です(厚生労働省)。
インフルエンザを放置した場合の合併症
インフルエンザを放置すると、以下のような合併症を起こすことがあります(厚生労働省)。
- 肺炎:インフルエンザウイルスそのものや、弱った体に細菌が二次的に感染することで肺炎を発症することがあります。特に高齢者や免疫力が低下している方では重い経過をたどることがあります
- インフルエンザ脳症:主に乳幼児に起こる、まれですが重篤な合併症です。けいれんや意識障害、異常行動などが急に現れるのが特徴です(厚生労働省「インフルエンザ脳症ガイドライン」)
- 中耳炎:小児に多くみられる合併症で、耳の痛みや発熱を伴うことがあります
これらの合併症は、入院や命に関わる事態につながる場合もあります。
インフルエンザが重症化しやすい人
以下に当てはまる方は、インフルエンザが重症化しやすいとされています(厚生労働省)。
これらに該当する方やワクチン未接種の方は、インフルエンザの症状が出た場合に放置せず、早めの対応を検討することが大切です。
インフルエンザで注意すべき危険なサイン
以下のような症状がみられた場合は、肺炎や脳症などの合併症が起きている可能性があります。
- 呼吸が苦しい、息切れがある
- けいれんが起こる、意識がもうろうとしている
- 異常な言動や行動がみられる
- 水分がとれず、ぐったりしている
このような症状がある場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省『令和6年度インフルエンザQ&A』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html,(参照 2026-08-13).
国立健康危機管理研究機構(JIHS)『インフルエンザ脳症について』https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/6068-dj4295.html,(参照 2026-08-13).
厚生労働省『インフルエンザ脳症ガイドライン【改訂版】』(平成21年9月)https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/09/dl/info0925-01.pdf,(参照 2026-08-13).
インフルエンザの場合、オンラインなどで診察を待たずに受診する方法はありますか?
インフルエンザの診療がオンラインで受けられるかどうかは、各医療機関に問い合わせることをおすすめします。
一般的に、オンライン診療は感染症の拡大防止や医療機関の混雑緩和のために導入されている場合がありますが、インフルエンザの診療がオンラインで受けられるかどうかは、各医療機関の対応によるため、事前にかかりつけ医や地域の医療機関に問い合わせることをおすすめします。
また、自治体や医療機関の公式ウェブサイトでオンライン診療の対応状況を確認するとよいでしょう。最新の情報については、厚生労働省の公式サイトや地域の保健所の案内をご確認ください。
医療機関を受診する目安はありますか?
息苦しさや胸の痛みのような強い症状があるときや、生活に支障が出ているときは受診しましょう。
以下のようなケースでは、重症化して肺炎などを引き起こしている可能性があるので、なるべく速やかな受診を考えましょう。
- 息苦しさがある
- 胸の痛みがある
- 症状が長引いて悪化してきている
また、症状がつらく生活に支障が出ている場合にも、遠慮なく受診しましょう。
症状を和らげる薬を処方するなど、状況に応じた対処が可能です。
インフルエンザの専門医がいる近くの病院はありますか?
インフルエンザの専門医がいる病院を見るインフルエンザの薬
オセルタミビル(タミフルⓇ)を連続服用する場合は何時間あければよいですか?
オセルタミビルを連続して服用する際は、12時間の間隔をあけることが一般的です。
オセルタミビル(タミフルⓇ)を服用する際の間隔についてお答えします。
通常、成人および体重37.5kg以上の小児には、1回75mgを1日2回、5日間経口投与することが推奨されています。この場合、1回目の服用から12時間後に2回目を服用する形となります。
したがって、オセルタミビルを連続して服用する際は、12時間の間隔をあけることが一般的です。ただし、患者さんの年齢や体重、腎機能などによって適切な服用間隔が異なる場合があります。
服用に関して不明な点や不安がある場合は、医師や薬剤師に相談されることをおすすめします。
オセルタミビル(タミフルⓇ)について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
今年(2025年)のインフルエンザワクチンは、サブクレードK変異株に対して大人に効果がありますか?
子どもほど高くはありませんが、例年通りの一定の効果(約32〜39%)が確認されています。
大人(18歳以上)におけるインフルエンザワクチンのK変異株に対する効果について、子どもたちと比べると少し数字は下がりますが、一定の予防効果があることが海外(イギリス)から報告されました。具体的には、約32%から39%の発症予防効果が確認されたとのことです。
一見すると低いように感じるかもしれません。しかし、最近のA型インフルエンザ(H3N2型)に対するワクチンの効果と比べると、同じくらいのレベルで、毎年期待できる効果はちゃんと保たれていると言えます。なお、年齢をさらに細かくみてみると、18~64歳の場合は、個人差が大きいものの約60%でした。
これらの結果から専門家の見解としては、「たとえ新しい変異ウイルスが流行していても、ワクチン接種による発症予防の恩恵は依然として存在する」と結論付けています。ただし、このデータはワクチンを打ってから、まだあまり時間が経っていない時のものなので、その効果がどれくらい長く続くかについては、これからも注意して見ていく必要があります。
今年(2025年)のインフルエンザワクチンは、サブクレードK変異株に対して子どもに効果がありますか?
子どもに対して高い発症予防効果が確認されており、約72〜75%の有効性が示されています。
2~17歳の子どもたちにおけるインフルエンザワクチンのK変異株に対する効果について、高い予防効果が海外(イギリス)から報告されました。具体的には、約72~75%の発症予防効果が確認されたとのことです。
なお、実験室レベルの解析では、ワクチンの抗体がこのK変異株には効きにくいという結果も出ていましたが、実際に病気になった人を調べたら、前述の通り効果があることがわかりました。
この理由として、子どもたちのワクチン接種(特に点鼻タイプの生ワクチンなど)が、少し形が変わったウイルスにも、しっかり対抗できるような強い体(免疫力)を作ってくれるからではないか、と推察されています。
この結果から、専門家の見解として「この年齢の子どもたちには、もっと積極的にワクチンを受けてもらうべき」と述べられています。
インフルエンザにロキソプロフェンナトリウム水和物(ロキソニンⓇ)は効果がありますか?
ロキソプロフェン(ロキソニン)は解熱・鎮痛の対症療法として効果がありますが、インフルエンザそのものを治す薬ではなく、特に小児への使用には注意が必要です。
ロキソプロフェンナトリウム水和物(商品名:ロキソニン)は、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる解熱鎮痛薬のひとつです。インフルエンザの発熱や頭痛、関節痛といった症状をやわらげる対症療法としての効果は期待できますが、インフルエンザウイルスそのものを退治する薬ではありません。
インフルエンザにおけるロキソニンの効果
ロキソニンには炎症を抑え、熱を下げ、痛みをやわらげる作用があります。そのため、インフルエンザによる高熱や頭痛、筋肉痛、関節痛などのつらい症状を一時的に軽減する効果が期待できます。ただし、あくまで症状を抑える対症療法であり、インフルエンザの原因であるウイルスに直接作用するわけではありません。インフルエンザそのものの治療には、医師が処方する抗インフルエンザ薬が必要です。
インフルエンザでロキソニンを使うときの注意点
ロキソプロフェンは禁忌薬には指定されていませんが、NSAIDs全般についてインフルエンザでの使用には慎重な対応が求められています。厚生労働省は、インフルエンザの解熱にはアセトアミノフェンが適切としています。特に小児では、ジクロフェナクナトリウムがインフルエンザ脳炎・脳症の致命率を有意に高めるとの報告があり(日本小児科学会)、ジクロフェナクやメフェナム酸は原則禁忌とされています(PMDA)。ロキソプロフェンについては調査症例が少なく関連性が明確でないものの、小児への使用は慎重に判断する必要があります。
インフルエンザと解熱鎮痛薬の選び方
成人の場合、入院患者さんを対象とした大規模研究では、NSAIDsの短期使用とICU入室や30日死亡リスクとの間に有意な関連は認められていません(Lund LC et al. 2020)。ただし、長期使用ではICU入室リスクの上昇が示唆されています。インフルエンザの解熱鎮痛薬としては、安全性の面からアセトアミノフェンが第一選択として広く推奨されています(厚生労働省)。やむを得ずロキソニンを使用する場合は、用量を守り、短期間にとどめることが大切です。
インフルエンザの症状がつらいときは
高熱や強い頭痛、関節痛が続くなどインフルエンザの症状がつらい場合は、自己判断で市販薬を使い続けるのではなく、早めに医療機関への受診をご検討ください。特に小児や高齢者では、解熱鎮痛薬の選択に注意が必要なため、医師の判断のもとで症状や年齢に合った適切な薬を選ぶことが重要です。
参考文献
厚生労働省「インフルエンザによる発熱に対して使用する解熱剤について」(平成13年5月30日通知),https://www.mhlw.go.jp/houdou/0105/h0530-4.html,(参照 2026-08-10).
日本小児科学会.“インフルエンザ脳炎・脳症における解熱剤の影響について”.日本小児科学会.https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=201,(参照 2026-08-10).
PMDA「インフルエンザによる発熱に対して使用する解熱剤について」,https://www.pmda.go.jp/files/000143709.pdf,(参照 2026-08-10).
Lund LC et al. Association of Nonsteroidal Anti-inflammatory Drug Use and Adverse Outcomes Among Patients Hospitalized With Influenza.JAMA Netw Open. 2020;3(7):e2013880. PMID:32609352
オセルタミビル(タミフルⓇ)とアセトアミノフェン(カロナールⓇ)は併用しても大丈夫ですか?
オセルタミビル(タミフルⓇ)とアセトアミノフェン(カロナールⓇ)を併用することは一般的に問題ないとされています。
オセルタミビル(タミフルⓇ)とアセトアミノフェン(カロナールⓇ)の併用に関して、薬物動態試験において、両薬剤の併用がそれぞれの血中濃度や効果に影響を及ぼさないことが確認されています。
したがって、インフルエンザの治療において、オセルタミビルとアセトアミノフェンを併用することは一般的に問題ないとされています。
ただし、薬の効果や副作用は個人差があるため、併用に関して不安がある場合や特別な健康状態がある場合は、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
インフルエンザの治療薬について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザにイブプロフェンやアセトアミノフェン(カロナールⓇ️)などの解熱剤は効果がありますか?
インフルエンザによる発熱に対してアセトアミノフェンは有効と言われています。
インフルエンザによる発熱に対して、解熱剤の使用は効果的です。特に、アセトアミノフェンは、体温管理に有効であると言われています。
一方、イブプロフェンに関しては、インフルエンザ脳症との関連性を示す明確なデータはありませんが、一部の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)については、使用に注意が必要とされています。
インフルエンザの発熱時に、解熱剤を使用する際には、医師や薬剤師に相談することが重要です。
治療やインフルエンザに使用する解熱剤について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザワクチンにはどのような効果がありますか?
感染・発症・重症化いずれの予防にも効果的とされています。
インフルエンザワクチンは、感染や発症の予防と、重症化の予防の両方に効果があります。
65歳以上の高齢者を対象にした国内の研究によると、34~55%の発病を予防し、82%の死亡を減らす効果があったとされます。
また、6歳未満の小児を対象とした研究では、ワクチンによって発病を約60%予防できたと報告されています。
現行のインフルエンザワクチンは「接種すればインフルエンザに絶対に罹らない」というものではありません。
しかし、発病や発病後の重症化を予防し、死亡などのリスクを低減することに関しては、一定の効果があるとされています。
インフルエンザの経過・予後
インフルエンザはいつまで感染力がありますか?
発症直前から始まり、発症後3日程度までが特に強いとされています。
インフルエンザの感染力は、発症直前から始まり、発症後3日程度までが特に強いとされています。
ただし、感染力の持続期間は個人差があり、症状の重さや年齢、免疫状態などによって異なる場合があります。
感染力の強い期間を理解し、適切な行動をとることで、インフルエンザの拡散を効果的に防止できます。
治療やインフルエンザの感染期間について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザの予防
インフルエンザワクチンを打った日は飲酒や喫煙、運動などを避けたほうがよいですか?
接種当日は激しい運動を避けることが推奨されています。飲酒・喫煙は大きな影響がないとする研究もありますが、控えめにするのが望ましいでしょう。
インフルエンザワクチンを接種した日の過ごし方について、飲酒・喫煙・運動それぞれの影響を解説します。
インフルエンザワクチン接種当日に避けるべきこと
厚生労働省の予防接種実施要領では、接種当日は激しい運動を避けるよう定められています(厚生労働省)。一方、入浴は問題ないとされています。また、接種後30分間は急なアレルギー反応(アナフィラキシー)に備えて、接種を受けた医療機関の近くで安静にしておくことが推奨されています(厚生労働省)。
インフルエンザワクチン接種当日の飲酒・喫煙の影響
飲酒・喫煙について、厚生労働省の実施要領には具体的な記載はありません。病院職員約2,700名を対象としたコホート研究では、接種当日の飲酒や喫煙がワクチンの有効性や副反応の発生率に影響を与えなかったと報告されています(Kenzaka T et al. 2021)。ただし、この結果だけで飲酒しても問題ないと断定することはできません。少量であれば問題ないとする研究があるものの、体調の変化に気づきにくくなる可能性もあるため、控えめにしておくのが望ましいでしょう。
インフルエンザワクチン接種当日の運動の影響
激しい運動については、全身性の副反応(発熱・倦怠感など)のリスクを高める傾向があると報告されています(Kenzaka T et al. 2021)。接種当日はジョギングや筋力トレーニングなどの激しい運動は避け、散歩や日常動作程度にとどめるのがよいでしょう。
インフルエンザワクチンの副反応
インフルエンザワクチンの副反応には、接種部位の赤み・腫れ・痛みといった局所反応(10〜20%)と、発熱・頭痛・悪寒・倦怠感などの全身反応(5〜10%)があります(厚生労働省)。いずれも通常2〜3日で自然に治まりますが、高熱が続く場合や体調が大きく悪化した場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省『インフルエンザ予防接種実施要領』,https://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/tp1107-1d.html,(参照 2026-08-10).
厚生労働省『令和6年度インフルエンザQ&A』,https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html,(参照 2026-08-10).
厚生労働省『インフルエンザワクチン(季節性)』,https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/influenza/index.html,(参照 2026-08-10).
Tsuneaki Kenzaka et al. Effects of Vaccination Day Routine Activities on Influenza Vaccine Efficacy and Vaccination-Induced Adverse Reaction Incidence: A Cohort Study. Vaccines (Basel). 2021, 9, p.753.
インフルエンザの予防接種の費用はどのくらいかかりますか?
一般的に1回あたり3,000〜5,000円程度ですが、医療機関により異なります。健康保険は適用されず、65歳以上の方などは公費補助の対象となる場合があります。
インフルエンザの予防接種の費用の目安
インフルエンザの予防接種は、一般的に1回あたり3,000〜5,000円程度とされています。ただし、接種費用は医療機関ごとに自由に設定されているため、同じ地域でも施設によって金額が異なります(厚生労働省)。接種を受ける予定の医療機関に、事前に費用を確認しておくとよいでしょう。
また、13歳未満のお子さんは原則2回接種が必要とされており、その分費用も2回分かかります(厚生労働省)。
インフルエンザの予防接種が保険適用にならない理由
インフルエンザの予防接種は「治療」ではなく「予防」を目的としているため、健康保険の対象にはなりません。そのため、接種費用は原則として全額自己負担となります(厚生労働省)。これはインフルエンザの予防接種が予防接種法上の「B類疾病」に位置づけられていることとも関係しています。
インフルエンザの予防接種で公費補助を受けられる方
以下に該当する方は、予防接種法に基づく定期接種の対象となり、市区町村によっては費用の一部または全額が公費で補助される場合があります(厚生労働省)。
- 65歳以上の方
- 60〜64歳で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害がある方や、HIVによる免疫機能障害がある方
公費補助の有無や自己負担額は自治体によって異なりますので、お住まいの市区町村の窓口やホームページで確認することをおすすめします。
インフルエンザの予防接種の費用を抑えるには
定期接種の対象でない方でも、自治体によっては独自の助成事業を実施しており、子どもや妊婦などを対象に接種費用の一部を補助しているケースがあります(厚生労働省)。お住まいの自治体の情報を確認してみるとよいでしょう。
インフルエンザの予防接種を検討されている方や、接種について不安がある方は、お近くの医療機関への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省. “インフルエンザQ&A”. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html,(参照 2026-08-13).
厚生労働省『インフルエンザワクチン(季節性)』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/influenza/index.html,(参照 2026-08-13).
厚生労働省『インフルエンザ予防接種実施要領』https://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/tp1107-1d.html,(参照 2026-08-13).
インフルエンザ予防接種の効果はいつから得られますか?
ワクチン接種は一般的に10月から12月中旬までの間に行うのがよいでしょう。
インフルエンザは例年12月から3月頃に流行します。ワクチンの効果は接種後約2週間で現れ、約5ヶ月間持続するとされています。
そのため、ワクチン接種は一般的に10月から12月中旬までの間に行うのがよいでしょう。
また、予防接種法に基づく定期接種の対象者である65歳以上の方や、60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能に障害がある方等は、優先的に接種を開始することが推奨されています。
これらの時期に接種を受けることで、流行期に備えて効果的な免疫を得ることができます。
治療やインフルエンザについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
参考文献
厚生労働省.“季節性インフルエンザワクチンについて”..https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000101895.pdf,(参照 2025-02-05).
厚生労働省.“季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い”..https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00011.html,(参照 2025-02-05).
インフルエンザの予防接種を受けるのにベストな時期はありますか?
インフルエンザ予防接種は10月~12月中旬が推奨されます。
インフルエンザは例年12月から3月ごろに流行します。ワクチンの効果は接種後約2週間で現れ、約5ヶ月間持続するとされています。
そのため、ワクチン接種は一般的に10月から12月中旬までの間に行うのがよいでしょう。
また、予防接種法に基づく定期接種の対象者である65歳以上の方や、60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能に障害がある方等は、優先的に接種を開始することが推奨されています。
これらの時期に接種を受けることで、流行期に備えて効果的な免疫を得ることができます。
治療やインフルエンザについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
参考文献
厚生労働省.“季節性インフルエンザワクチンについて”..https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000101895.pdf,(参照 2025-02-05).
厚生労働省.“季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い”..https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00011.html,(参照 2025-02-05).
インフルエンザはアルコール消毒で予防できますか?
インフルエンザ予防には手洗い、アルコール消毒、マスク着用、咳エチケット、体調管理が重要です。
インフルエンザの予防には、手洗いやアルコール消毒が効果的です。接触感染予防のためにはこまめな手洗いが大切とされています。
流水と石けんによる手洗いは、手指に付着したウイルスを除去し、感染リスクを下げる効果があります。
また、水で手洗いができない場所では、アルコールを含んだ手指消毒薬の使用が推奨されています。
さらに、インフルエンザは飛沫感染によっても広がるため、予防のためにはマスクの着用も重要です。
特に、人が多く集まる場所では、咳やくしゃみの飛沫が広がるのを防ぐために、不織布マスクを適切に着用することが推奨されています。
また、咳エチケットとして、咳やくしゃみをする際には手ではなく、ティッシュや肘で口元を覆うことが推奨されます。
治療やインフルエンザについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
妊娠中にインフルエンザワクチンの接種を受けても問題ないですか?
インフルエンザワクチンは排卵期、妊娠判定前、妊娠判定後の妊娠初期、授乳期にいたるまで、いつ接種しても問題ありません。
妊娠中にインフルエンザワクチンを接種することに問題はありません。
ワクチンそのものおよびワクチンの保存剤について、接種したことで胎児に影響が出た、早産になったなどの報告は今までにありません。
むしろ妊娠はインフルエンザの重症化リスクになるため、ワクチンによる予防が望ましいです。
また、インフルエンザワクチンが母乳に影響を与えることもないので、授乳中の接種も特に問題ありません。
インフルエンザワクチンは年に何回接種すればよいですか?
13歳以上は1回、13歳未満は2〜4週間ほど間隔を空けて2回接種できるとよいです。
13歳以上は1回、13歳未満は2回(2〜4週間空けて)ワクチンを打てば、十分に免疫が付くとされています。
インフルエンザワクチンは、どのくらいの時期に接種するとよいですか?
10〜11月頃に接種するよいです。遅くとも12月中旬までには接種を終えておくことが望ましいです。
日本では、インフルエンザ感染者の数は11~12月に増え、1~2月頃にピークを迎えることが多いです。
ワクチンを打ってから抗体が付くまで2週間程度かかることと、抗体の持続期間は3〜6ヶ月程度とされていることを考えると、予防接種のタイミングとしては10~11月頃が望ましいと言えます。
参考文献
Global Influenza Surveillance and Response System (GISRS)”. WHO. https://www.who.int/initiatives/global-influenza-surveillance-and-response-system, (参照 2022-11-01).
Jill M Ferdinands et al. Intraseason waning of influenza vaccine protection: Evidence from the US Influenza Vaccine Effectiveness Network, 2011-12 through 2014-15. Clin Infect Dis. 2017, 64, p.544-550.
インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンの接種は、間隔を空けたほうがよいですか?
日にちに関して注意すべき点は特になく、同時でもずれていても問題はありません。
各種コロナワクチンとインフルエンザワクチンは、同日に接種しても問題ありません。
また、きっちり同日でなく、数日ずれていたとしても特に問題はありません。
なお、コロナワクチン以外のワクチンを接種した後にインフルエンザワクチンを接種する際、先に打つワクチンがいわゆる「生ワクチン」である場合には、前のワクチン接種から27日以上間隔を空けてインフルエンザワクチンを接種することが推奨されています。
逆に、インフルエンザワクチンの接種後に他のワクチンを接種する場合には、間隔は何日であっても問題ありません。
インフルエンザワクチンに副反応はありますか?
注射した部位が腫れたり赤くなったりすることがあります。ごく稀にアナフィラキシーショックが起こることもあります。
ワクチン接種を受けた方の10~20%に、接種した場所が赤くなる・腫れる・痛む等の副反応が起こります。
また、発熱や頭痛、寒気、だるさなども、接種を受けた方の5~10%に起こります。
いずれの副反応も、通常2~3日経過すれば消失します。
また、稀ではありますが、接種直後にアナフィラキシーショックを起こしてしまう方がいます。
接種後30分程度は様子を見て、異常を感じたら速やかに医師に伝えましょう。
インフルエンザワクチンは毎年接種したほうがよいですか?
インフルエンザワクチンの免疫持続期間は3〜4ヶ月程度のため、毎年接種したほうがよいとされています。
以下の理由から、ワクチン接種は毎年受けることが望ましいです。
ワクチンは毎年、その年に流行するインフルエンザに合わせて作られている
インフルエンザウイルスは常に少しずつ変異し続けており、毎年それまでと違う型のインフルエンザが流行します。
インフルエンザワクチンは毎年、その年に流行ると予想される型に合わせて作られているので、その年のインフルエンザを予防するには、その年のインフルエンザワクチンを接種することが重要です。
インフルエンザワクチンによる免疫の持続は6ヶ月程度である
予防接種によって身に付くインフルエンザに対する免疫は、最大6ヶ月程度で失われてしまうと言われています。
持続期間の点からも、ワクチンは毎年打つことが重要と言えます。
参考文献
厚生労働省. “インフルエンザQ&A”. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html, (参照 2022-11-01).
Jill M Ferdinands et al. Intraseason waning of influenza vaccine protection: Evidence from the US Influenza Vaccine Effectiveness Network, 2011-12 through 2014-15. Clin Infect Dis. 2017, 64, p.544-550.
インフルエンザの予防のためにできることはありますか?
ワクチン接種、マスクの着用、外出後の手洗い・うがいなどが効果的です。2024年10月、子ども用に1回接種のスプレー型点鼻ワクチンも登場しました。
基本的な予防策は一般的な風邪とあまり変わらず、
- 流行期に人混みを避ける
- 出かける場合はマスクを着用する
- 外出後のうがいや手洗いを励行する
などが有効です。
インフルエンザの予防接種を受けることも、発症・感染をある程度予防することにつながるため、とても重要です。
2024年10月、2歳以上19歳未満の子ども用にスプレー型点鼻ワクチンも登場しました。このワクチンは1回接種で、左右の鼻の中にスプレーでワクチンを吹き付けます。注射が怖いというお子さんがいらっしゃる場合、医師へご相談ください。
また、発症者と同居しているなど濃厚接触に該当する方のうち、
- 65歳以上の高齢者
- 呼吸器や心臓の慢性的な病気がある人
- 糖尿病などの病気がある人
- 腎臓に病気がある人
は、タミフル®️(リン酸オセルタミビル)をあらかじめ内服することで発症を予防できます。
ただし、接触後2日以内に内服を開始しないといけない点、保険適用の対象外である点には注意が必要です。
対処法・セルフケア
インフルエンザに対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
安静にして、水分を十分に補給してください。高熱が続くなど、様子がおかしい場合は医療機関を受診しましょう
インフルエンザに罹患した場合には、安静にして、休養してください。また、水分を十分に補給し脱水を予防してください。
高熱が続いたり、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど、具合が悪い場合には早めに医療機関を受診しましょう。
また、周りの方にインフルエンザをうつさないために、人が集まる場所や繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
マスクを利用するなどして、飛沫感染対策も心がけてください。
治療中に日常生活で気をつけることは何ですか?
飛沫感染や接触感染で他人にうつさないように気をつけましょう。
発熱や喉の痛み、倦怠感などの症状出現後から5日間、および発熱症状の改善後2日間程度は、他人への感染力があるとされるため、なるべく他の人との接触を避けましょう。
同居のご家族など濃厚接触者に該当する方々も、過ごす部屋を分ける、手洗い・うがい・消毒を徹底するなどして、飛沫感染や接触感染のリスクを避けることが大切です。
その上で、自宅などで十分な休息を取り、体力を消耗しないように過ごしましょう。
また、高熱や眠りを妨げるほどの咳などが出るようであれば、かかりつけ医に相談のうえ、解熱剤や咳止めを用いた対症療法を行うことも検討しましょう。
インフルエンザに関連するその他の質問
インフルエンザにかかって7kgも体重が減ることはありますか?
インフルエンザウイルス感染による体重減少は一般的です。減少しうる体重量は個人によって異なります。
インフルエンザウイルス感染による体重減少は、次のようなことが複合的に作用した結果生じると考えられます。
食欲不振
インフルエンザウイルスの感染により、体内ではサイトカインと呼ばれる炎症性物質が放出され、食欲が低下するとされています。食事を摂る量が減ると、結果として体重が減ることがあります。
発熱
インフルエンザの症状のひとつである発熱は、体温を上昇させるためにエネルギーを消費します。平熱のときよりも多くのエネルギーを消費するため、体重が減少することがあります。
脱水症
発熱や発汗、食事摂取量の減少などにより、体内の水分量が減り脱水症を引き起こすことがあります。水分が失われると、体重は減少します。
代謝の変化
インフルエンザウイルス感染は、体内のグルコース代謝や脂質代謝に影響を与えることが、マウスを対象とした実験で示されています。
ある実験では、インフルエンザウイルスを感染させたマウスに、7日で10%程度の体重減少が生じていました。この代謝変化は、急性期の症状が治ったあとも長く続く可能性が指摘されています。
なお、インフルエンザ感染により何%の体重減少が生じるか、ヒトを対象にして調べた報告は見つけられませんでした。
インフルエンザ感染によって、どの程度体重が減るかは個人によって異なります。もともとの体重や体脂肪量、症状の強さ、食事や水分摂取ができたか、発症からの期間などによっては、7kgもの体重減少が生じてもおかしくないと考えられます。
インフルエンザで異常行動がみられることはありますか?
インフルエンザにかかった際、異常行動がみられることがあります。
厚生労働省の報告によれば、インフルエンザ患者さんの中には、突然走り出す、飛び降りるなどの重度の異常行動を示すケースが報告されています。
また、インフルエンザ関連脳症の主な初発神経症状として、意識障害、けいれん、異常言動・行動が挙げられます。
これらの異常行動は、抗インフルエンザ薬の服用の有無や種類にかかわらず発生する可能性があるため、インフルエンザ罹患時には注意が必要です。
治療やインフルエンザに伴う異常行動について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
参考文献
岡部信彦ほか.“インフルエンザ罹患に伴う 異常行動研究”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000560950.pdf?utm_source=chatgpt.com,(参照 2025-02-12).
インフルエンザ脳症研究班.“インフルエンザ脳症ガイドライン”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/09/dl/info0925-01.pdf?utm_source=chatgpt.com,(参照 2025-02-12).
.インフルエンザQ&A.厚生労働省,https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html?utm_source=chatgpt.com(参照 2025-02-12)
インフルエンザA(H3N2)の「サブクレードK変異株」は、これまでのタイプとどのような違いがあるのでしょうか?
遺伝的な変異を持ち、今季のワクチン株に対する抗体の反応が低下している点が異なります。
A(H3N2)の「サブクレードK変異株」、つまり、A型インフルエンザのKという種類の変異ウイルス(以前はJ.2.4.1と呼ばれていました)は、2025年から2026年の冬に、一番広がるだろうと言われているウイルスです。報告されている主なポイントを、以下にまとめます。
サブクレードK変異株の主なポイント
- ウイルスの設計図が変わった:これまでのインフルエンザウイルスとは違う、T135KやK189Rといったいくつかの特別な変化(遺伝子変異)を持っています。
- ワクチンが効きにくいおそれ:今年のインフルエンザワクチン(北半球向け)で体に作られる「ウイルスと戦う力(抗体)」が、この新しいウイルスには、あまり効かないことが研究室での詳しい調べでわかっています。
- 流行の早さ:この新しいウイルスが出てきたせいで、イギリスでは、2003年から2004年の冬以来というくらい早く、10月ごろからインフルエンザが本格的に広がり始めました。
つまり、ワクチンを作るためにウイルスを選んだ時よりも、予想以上にウイルスがどんどん変化していて、これまでの体の防御システム(免疫)では、見つけにくくなっているウイルスだと言えます。
なお、感染が拡⼤するスピードは早いのですが、症状や重症度は従来の季節性インフルエンザと⼤きく変わらないと想定されています。
インフルエンザが治った際に、学校や職場などへの治癒証明書の提出は必要ですか?
インフルエンザの治癒証明書や陰性証明書は、厚生労働省の見解では提出不要とされています。ただし、学校や職場によって対応が異なる場合があります。
インフルエンザの治癒証明書は法律上必要か
インフルエンザが治ったあとに提出する治癒証明書や陰性証明書について、法律上の義務はありません。厚生労働省も、学校・職場のいずれにおいても、治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることは望ましくないとしています(厚生労働省「令和6年度インフルエンザQ&A」)。
また、文部科学省からも、児童・生徒が学校に登校する際に治癒証明書や検査結果の証明書を求めないよう通知が出されています(文部科学省通知 令和5年4月28日)。
インフルエンザの出席停止期間の基準
学校に通う児童・生徒の場合、インフルエンザには学校保健安全法施行規則に基づく出席停止期間が定められています。具体的な基準は以下のとおりです。
- 発症したあと5日を経過していること
- かつ、解熱したあと2日(幼児は3日)を経過していること
この2つの条件を両方満たした時点で登校が可能になります(学校保健安全法施行規則第19条)。なお、発症した後5日の数え方は、発症日を0日目として翌日から1日目と数えます(厚生労働省「令和6年度インフルエンザQ&A」)。
インフルエンザで職場復帰するときの治癒証明書
職場についても、厚生労働省は事業者に対し、インフルエンザに感染した従業員が職場に復帰する際に、治癒証明書や陰性証明書の提出を求めないよう依頼しています(厚生労働省 事務連絡 令和4年11月4日)。これは、証明書を取得するための受診が医療機関の負担増につながることへの配慮でもあります。
ただし、職場ごとの就業規則や社内規定で独自のルールが設けられている場合もあるため、具体的な対応については勤務先に確認しておくと安心です。
インフルエンザの治癒証明書が求められるケース
法律や国の方針では提出不要とされていますが、実際には以下のようなケースで証明書の提出を求められることがあります。
- 学校独自の登校許可証明書の提出を求めている場合
- 職場の就業規則で診断書の提出が定められている場合
こうした場合は、通っている学校や勤務先の規定を、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
インフルエンザが治ったあとの注意点
インフルエンザは解熱後もウイルスの排出が続くことがあるため、出席停止期間の基準を満たすまでは自宅で療養することが大切です。体調が回復しても無理をせず、十分な休養をとりましょう。症状が長引く場合やいったん解熱したあとに再び高熱が出る場合には、早めに医療機関への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省『令和6年度インフルエンザQ&A』Q18・Q19・Q20 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html,(参照 2026-08-13).
厚生労働省 事務連絡(令和4年11月4日)「季節性インフルエンザにかかった後の療養期間の考え方等について(協力依頼)」 https://www.mhlw.go.jp/content/001008879.pdf,(参照 2026-08-13).
学校保健安全法施行規則(昭和33年文部省令第18号)第19条第2項 https://laws.e-gov.go.jp/law/333M50000080018/,(参照 2026-08-13).
文部科学省通知(5文科初第345号、令和5年4月28日)学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令の施行について https://www.mext.go.jp/content/20230427-mxt_ope01-000004520_2.pdf,(参照 2026-08-13).
夏にインフルエンザになることはありますか?
あります。夏に弱まるのは空気を介した感染で、接触感染や海外からの持ち込みで流行することがあります。
インフルエンザは高温多湿に弱いため、夏には流行らないと思われがちですが、夏でも感染や流行が起こる背景を整理します。
高温多湿で弱まる空気感染、影響を受けにくい接触感染
気温や湿度に弱いという理解は、動物実験の結果とも一致しています。動物を用いた研究では、気温5℃のような低温では効率よく感染が広がる一方、30℃では空気中に漂う細かい飛沫(エアロゾル)を介した感染がみられなくなったと報告されています。湿度が高い条件でも同様でした。
ただし、同じ研究では、患者さんや物に触れることで起こる接触感染は30℃でも遮断されませんでした。ここから研究者は、温帯の冬は空気を介した感染が主体である一方、高温多湿の地域では接触感染が主体となり、暑くても感染が続きうるという仮説を示しています。夏に弱まるのは感染経路の一部であり、ウイルスがいなくなるわけではないと考えられています。
沖縄と海外の流行期からみる夏のインフルエンザ
流行時期は地域によって異なります(国立健康危機管理研究機構)。
- 北半球の温帯(日本を含む):1〜2月ごろがピーク
- 南半球の温帯:7〜8月ごろがピーク
- 熱帯・亜熱帯:雨季を中心に発生
亜熱帯にある沖縄県の患者さんデータを7年間分析した研究では、B型の流行がほぼ毎年3月から7月ごろにみられたと報告されています。また、日本の夏は南半球の流行期と重なり、旅行や帰省で国際的な人の往来が増える時期でもあるため、厚生労働省検疫所も海外渡航者に注意を呼びかけています(厚生労働省検疫所FORTH)。
新しい変異株「サブクレードK」と免疫の状態
インフルエンザウイルスには少しずつ姿を変える性質(抗原変異)があり、これが毎年流行を繰り返す一因とされています(国立健康危機管理研究機構)。2025年以降に広がったA型(H3N2)の変異株「サブクレードK」については、アジア各国で従来の株から急速に置き換わったことや、ワクチンの効果が弱いことが海外で報告されています。ただし、症状や重症度が従来より重いという一貫した根拠は示されていません。夏でも手洗いなどの基本的な対策は有効とされており(厚生労働省)、急な高熱などがある場合は内科(お子さんは小児科)への受診をご検討ください。
参考文献
厚生労働省「インフルエンザ(総合ページ)」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html,(参照 2026-08-31).
国立健康危機管理研究機構「インフルエンザ(詳細版)」https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/influenza/detail/index.html,(参照 2026-08-31).
厚生労働省検疫所FORTH「インフルエンザ(Influenza)」https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name55.html,(参照 2026-08-31).
Lowen AC, Mubareka S, Steel J, Palese P. Influenza virus transmission is dependent on relative humidity and temperature. PLoS Pathog. 2007;3(10):e151.
Lowen AC, Steel J, Mubareka S, Palese P. High temperature (30 degrees C) blocks aerosol but not contact transmission of influenza virus. J Virol. 2008;82(11):5650-5652.
Lowen AC, Palese P. Transmission of influenza virus in temperate zones is predominantly by aerosol, in the tropics by contact: A hypothesis. PLoS Curr. 2009;RRN1002.
Iha Y, Kinjo T, Parrott G, Higa F, Mori H, Fujita J. Comparative epidemiology of influenza A and B viral infection in a subtropical region: a 7-year surveillance in Okinawa, Japan. BMC Infect Dis. 2016;16:650.
Hariyanto TI. Understanding Influenza A(H3N2) Subclade K (J.2.4.1): Asian Epidemiology, Clinical Features, and Public Communication Challenges. Influenza Other Respir Viruses. 2026;20(2):e70240.
熱の出ないインフルエンザはありますか?
インフルエンザは通常、高熱を伴うことが多いですが、まれに発熱を伴わないケースも報告されています。
2009年に流行したインフルエンザでは、軽い症状の人や、まったく症状が出ない人が多くいたことがわかっています。
例えば、熱が出ない人は全体の約8〜32%で、寄宿学校では3人に1人がまったく症状がなかったという報告があります。
この理由として、当時のウイルスがもともとあるインフルエンザと似ていたため、すでに免疫を持っている人が多かったことが考えられます。
また、体に入ったウイルスの量も関係しているのではないかと言われています。
治療やインフルエンザの症状について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザではないのにタミフルを飲んでしまった場合どうなりますか?
効果が得られないだけでなく、副作用が現れる可能性があります。
タミフルは、インフルエンザウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬であり、インフルエンザの治療や予防を目的として使用されます。
インフルエンザではない状態でタミフルを服用した場合、効果が得られないだけでなく、副作用が現れる可能性があります。
そのため、インフルエンザの診断が確定していない状況で、タミフルを服用することは避けるべきです。
主な副作用には、以下のものがあります
治療やタミフルについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
参考文献
森島恒雄.インフルエンザ脳症の新しい治療法について.国立感染症研究所,https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2466-related-articles/related-articles-472/8947-472r06.html(参照 2025-02-12)
厚生労働省.“インフルエンザによる発熱に対して使用する解熱剤について”..https://www.mhlw.go.jp/houdou/0105/h0530-4.html,(参照 2025-02-12).
厚生労働省.“タミフル使用上の注意”..https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/medical/090511-02.html?utm_source=chatgpt.com,(参照 2025-02-12).
インフルエンザにA型、B型など型による特徴はありますか?
A型は大流行の原因になることがあり、B型は流行規模は小さいが特定地域で流行する特徴があります。
インフルエンザウイルスにはA、B、Cの3型があり、流行的な広がりを見せるのはA型とB型です。
A型とB型には、以下のような特徴があります。
A型インフルエンザ
- 亜型の多様性: A型ウイルスは、表面のヘマグルチニンとノイラミニダーゼというタンパク質の組み合わせにより、多くの亜型に分類されます。
- 流行の規模: A型は大規模な流行を引き起こすことが多く、パンデミック(世界的流行)の原因となることがあります。
B型インフルエンザ
- 系統の限定: B型ウイルスは、主に「山形系統」と「ビクトリア系統」の2つの系統に分類されます。
- 流行の傾向: B型はA型に比べて流行の規模が小さい傾向がありますが、特定の年齢層や地域で流行することがあります。
症状としては、A型・B型ともに高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が急速に現れるのが特徴です。
治療やインフルエンザA型、B型それぞれの特徴について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザは潜伏期間にもうつりますか?
潜伏期間中でもウイルスを排出し、他者に感染させる可能性があります。
インフルエンザは、潜伏期間中でもウイルスを排出し、他者に感染させる可能性があります。
そのため、インフルエンザの流行時期には、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防策を徹底することが重要です。
治療やインフルエンザの潜伏期間、感染期間について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザの隔離期間はどのくらいですか?
インフルエンザの隔離期間については、病院や施設ごとに決められているのが現状です。
国内の一部の研究によると、隔離期間は「症状が出てから7日間」、または「熱が下がってから24時間」、どちらか長いほうの期間を隔離するのが適切であるという報告があります。
つまり、発症後7日間は感染力がある可能性があり、熱が下がってもすぐには安心できないため、最低でも24時間は様子をみることが大切です。
感染を広げないためにも、症状が落ち着くまでは無理に外出せず、体を休めましょう。
治療やインフルエンザの隔離期間について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザの潜伏期間はどのくらいですか?
通常1日から3日程度とされています。
インフルエンザの潜伏期間は、通常1日から3日程度とされています。 この期間は、ウイルスに感染してから症状が現れるまでの時間を指します。
また、潜伏期間中もウイルスを排出し、他者に感染させる可能性があります。そのため、インフルエンザの流行時には、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防策を徹底することが重要です。
治療やインフルエンザの潜伏期間について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザはかかってから何日後まで家族に感染しますか?
熱が下がると体内のウイルスの量も減りますが、それでもしばらくは体の外にウイルスを出すことがあり、感染期間には個人差があります。
インフルエンザは、症状が出る前からほかの人にうつる可能性があり、特に発症後3日間は感染しやすい時期です。
その後は徐々に感染力が弱まりますが、完全に消えるまでには個人差があります。
熱が下がると体内のウイルスの量も減りますが、それでもしばらくは体の外にウイルスを出すことがあります。
特に、咳やくしゃみが続いている場合は、家族にうつさないために不織布マスクをつけるなどの対策をしましょう。
治療やインフルエンザの感染期間について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザ患者の家族も出勤停止になりますか?
インフルエンザ患者さんの家族が必ず出勤停止になるということはありません。
インフルエンザ患者さんの家族が出勤停止となるかどうかは、法的な義務ではなく、主に企業の判断に委ねられています。
厚生労働省のガイドラインでは、従業員の同居家族がインフルエンザを発症した場合、従業員自身や事業者が発熱相談センター(保健所)に連絡し、指示を受けることが推奨されています。
その際、濃厚接触の可能性が高いと判断される場合、保健所から外出自粛等を要請されることがあります。
具体的な対応は、企業の規模や業種、業務内容などに応じて異なりますので、各企業が自社の状況に合わせて判断することが重要です。
治療やインフルエンザ患者さんの家族の出勤停止について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザがうつる確率はどのくらいですか?
インフルエンザの感染確率は、接触の状況や環境によって異なります。
インフルエンザは、家庭内での感染リスクが高く、米国の研究によれば、2021~2022年のインフルエンザシーズンにおいて、インフルエンザAウイルスの家庭内感染率は50.0%と報告されています。
また、厚生労働省によると、例年、国内で推定約1,000万人が季節性インフルエンザに感染しているとされています。
しかし、個々の感染確率は、周囲の感染状況や個人の行動、予防策の実施状況などによって大きく変動します。
治療やインフルエンザのうつる確率について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザは傷病手当金の対象ですか?
インフルエンザに罹患し、療養のために仕事を休んだ場合、傷病手当金の支給対象となる可能性があります。
インフルエンザに罹患し、療養のために仕事を休んだ場合、傷病手当金の支給対象となる可能性があります。
厚生労働省の資料によれば、傷病手当金は、業務外の病気やケガで療養中のため労務に服することができず、連続する3日間を含む4日以上仕事を休んだ場合に支給されます。
したがって、インフルエンザによる療養でこれらの条件を満たす場合、傷病手当金の対象となります。
詳細や手続きについては、加入している健康保険の保険者にご確認ください。
治療やインフルエンザについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザにかかった場合、食べるとよい食べ物や避けるべき食べ物はありますか?
インフルエンザ時は水分補給と消化のよい食事が重要です。
インフルエンザにかかった際の食事について、適切な栄養補給と水分摂取が重要であるとされています。
特に、高熱による発汗で脱水症状を起こしやすいため、こまめな水分補給が推奨されており、白湯やお茶、イオン飲料などを適宜摂取することがすすめられています。
また、消化のよい食事を選ぶことも大切です。体調がすぐれないときには、脂肪分の多い食品や香辛料を多く含む刺激の強い食事は避け、お粥やうどん、煮込み料理などの温かく消化のよい食事を摂ることが推奨されます。
食欲がない場合には、無理に決まった時間に食事を摂る必要はなく、食べられるときに少量ずつ摂取することが望ましいとされています。
無理に食べることで胃腸に負担をかけるのではなく、体調に合わせて食事の量や回数を調整することが重要です。
症状が回復してきたら、栄養バランスのよい食事を心がけることが必要です。回復を早めるビタミンやミネラルの含まれている、ほうれん草やニンジン、カボチャなどの緑黄色野菜を少しずつ摂取するのがおすすめです。
消化機能がまだ完全に回復していない可能性があるため、食べ過ぎには注意が必要です。体に負担をかけないよう、少しずつ通常の食事に戻していきましょう。
治療やインフルエンザについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は同時に感染することはありますか?
同時に感染することはあります。
2つのウイルスに同時に感染するケースはあり、日本でも少なからず事例が報告されています。
同時に感染すると、そうでない場合と比べて重症化や死亡のリスクが2〜4倍になるという報告があります。
また、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は、同時に流行する可能性があります。
たとえば、オーストラリアでは2022年5〜6月にインフルエンザの流行が起こりました。
このときの新型コロナウイルス感染者数は2万〜5万人と報告されており、同時流行と呼べる状態でした。
参考文献
Australian Influenza Surveillance Report - No 14 - fortnight ending 09 October 2022”. Australian Government Department of Health and Aged Care. https://www.health.gov.au/resources/publications/aisr-fortnightly-report-no-14-26-september-to-9-october-2022, (参照 2022-11-01).
Coronavirus (COVID-19) case numbers and statistics”. Australian Government Department of Health and Aged Care. https://www.health.gov.au/health-alerts/covid-19/case-numbers-and-statistics, (参照 2022-11-01).
Eun-Ha Kim, Thi-Quyen Nguyen, Mark Anthony B. Casel et al. Coinfection with SARS-CoV-2 and Influenza A Virus Increases Disease Severity and Impairs Neutralizing Antibody and CD4+ T Cell Responses. Journal of Virology. 2022, 96.
Shoko Kawai et al. Number of Patients with Influenza and COVID-19 Coinfection in a Single Japanese Hospital during the First Wave. Journal of Infectious Diseases. 2021, 74, p.570-572.
Maaike C Swets,Clark D Russell,Ewen M Harrison et al. SARS-CoV-2 co-infection with influenza viruses, respiratory syncytial virus, or adenoviruses. Lancet. 2022, 399, p.1463-1464.
インフルエンザの流行のピークはいつですか?
日本では12〜3月が流行シーズンです。
日本では、インフルエンザ感染者の数は11月~12月に増え、1月~2月頃にピークを迎え、4~5月にかけて減少していくパターンを示すことが多いです。
流行のタイミングを考えると、ワクチンは10〜11月のうちに接種しておくとよいでしょう。
インフルエンザにはどのようにして感染しますか?
インフルエンザウイルスが体内に入ることで感染します。感染者の咳やくしゃみを介して感染することが知られています。
インフルエンザに感染している人から排出されたウイルスが、息とともに吸い込むなどして体内に入り込むことで感染します。
ウイルスに感染する経路としては、大きく以下の2つが挙げられます。
飛沫感染
咳やくしゃみによる飛沫(しぶき)を吸い込むなどすることで感染します。
接触感染
感染者が飛沫などが付いた手で触れた場所に触るなどすることで感染します。
感染の予防には、
- 人混みを避ける
- マスクを着ける
- 手洗い・うがいをする
などが重要です。
また、インフルエンザにはワクチンもあり、毎年のワクチン接種も感染・発症の予防には非常に有効です。
インフルエンザは一般的な風邪とどう違いますか?
38度以上の熱が出るなど、通常の風邪と比較して症状が強いことが多いです。
通常の風邪と比較して、熱が高い(通常38度以上)、全身の倦怠感や関節痛が強いといった特徴があります。
また、高齢者や慢性疾患がある方など、重症化リスクのある人が肺炎を合併しやすいことも特徴です。
稀ではありますが、インフルエンザ脳症(脳全体がむくんでしまう病気)を発症することもあります。
ロキソニンを用いるとインフルエンザ脳症の発症リスクが高まることが知られているため、インフルエンザの治療ではロキソニンの使用は避けられています。
インフルエンザについて、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「インフルエンザ」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 関節の痛みは左右同じような場所にありますか?
- 安静にしていても関節が痛みますか?
- せきが出ていますか?
- 関節が痛みますか?
インフルエンザに関連する病気・症状
このページを見ている人はこんな病気も見ています
このページを見ている人は他にどんな病気を見ていますか?
この記事の監修医師
平松 由布季 先生
東日本橋内科クリニック 内科
2015年愛媛大学医学部卒。 松山赤十字病院で初期研修後、東京ベイ・浦安市川医療センターで内科後期研修を修了。 引き続き同センター総合内科で、フェローシップ研修を行い、2024年1月まで医員、外来医長として勤務。 病棟専門の総合医であるホスピタリストとして、特に若手医師の教育、臨床倫理(アドバンス・ケア・プランニングや意思決定支援など)に注力してきた。 2022年6月からは日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師支援部門 病院総合医チーム副代表に就任。"病院総合医の価値を社会に発信し、これを志す若手の道標になる"をMISSION&VISONに掲げ、学術大会等での企画運営、商業誌執筆、若手医師のキャリア支援などを行なってきた。 2024年2月から東日本橋内科クリニックで勤務。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03