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インフルエンザワクチンはいつ頃接種するとよいですか?
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
回答
10〜11月頃に接種するよいです。遅くとも12月中旬までには接種を終えておくことが望ましいです。
解説
日本では、インフルエンザ感染者の数は11~12月に増え、1~2月頃にピークを迎えることが多いです。
ワクチンを打ってから抗体が付くまで2週間程度かかることと、抗体の持続期間は3〜6ヶ月程度とされていることを考えると、予防接種のタイミングとしては10~11月頃が望ましいと言えます。
(参考文献)
Global Influenza Surveillance and Response System (GISRS)”. WHO. https://www.who.int/initiatives/global-influenza-surveillance-and-response-system, (参照 2022-11-01).
Jill M Ferdinands et al. Intraseason waning of influenza vaccine protection: Evidence from the US Influenza Vaccine Effectiveness Network, 2011-12 through 2014-15. Clin Infect Dis. 2017, 64, p.544-550.
ほかのインフルエンザの質問
インフルエンザとはどのような病気ですか?
インフルエンザウイルスに感染することで、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身の倦怠感等の症状が現れる病気です。
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38度以上の熱が出るなど、通常の風邪と比較して症状が強いことが多いです。
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インフルエンザウイルスが体内に入ることで感染します。感染者の咳やくしゃみを介して感染することが知られています。
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日本では12〜3月が流行シーズンです。
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