インフルエンザは主にどのような治療を行いますか?
解熱鎮痛薬をはじめとする症状を和らげる薬や、抗インフルエンザ薬を使用しつつ、時間とともに症状が治まるのを待ちます。
基本的には、症状を改善する薬を使用して回復を待ちます。
痛みや熱を抑える薬(アセトアミノフェンなど)や、咳止めなどが用いられます。
ロキソニンなどの非ステロイド系抗炎症剤と言われる解熱鎮痛薬は、小児においてインフルエンザ脳症を引き起こす可能性を高めると言われており、使用は避けられる傾向にあります。
また、インフルエンザウイルスの働きを抑える抗インフルエンザ薬を使用することもあります。
症状が落ち着くまでの期間の短縮や重症化の予防といった効果が実証されており、以下に当てはまる方に使用が推奨されています。
- インフルエンザで入院したすべての患者
- 重症あるいは症状が悪化している患者
- 慢性疾患のある患者
- 免疫抑制をしている患者
- 2歳未満の小児および65歳以上の高齢者
- 妊婦および産後2週以内の患者
また、中耳炎や肺炎を合併している場合には抗生剤を使うこともあります。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
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