インフルエンザの治療を開始してから治るまでの流れを教えてください。
通常、症状が現れてから1~3日目に高熱となり、次第に回復し1週間程度で快方に向かいます。
インフルエンザと診断された場合、適切な時期(発症から48時間以内)であれば、抗インフルエンザ薬が有効です。
抗インフルエンザ薬は、発熱期間を通常1~2日間短縮させ、鼻やのどからのウイルス排出量も減少させるとされています。
抗インフルエンザ薬には、
- オセルタミビル(タミフルⓇ)
- ザナミビル(リレンザⓇ)
- ラニナミビル(イナビルⓇ)
- ペラミビル(ラピアクタⓇ)
- バロキサビル マルボキシル(ゾフルーザⓇ)
など、いくつかの種類があります。
一方、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合には、十分な効果は期待できません。なお、一部のお薬では、12歳未満の小児や重症の方などには積極的な服用は推奨されないとされています。
多くの場合、1 週間程度で症状は回復しますが、時に咳や倦怠感が長引くこともあります。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
厚生労働省健康局結核感染症課.“インフルエンザ施設内感染予防の手引き”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/tebiki25.pdf,(参照 2024-11-19).
川名明彦.インフルエンザ(季節性)(seasonal influenza)|症状からアプローチするインバウンド感染症への対応 - 感染症クイック・リファレンス|日本感染症学会.日本感染症学会,https://www.kansensho.or.jp/ref/d04.html(参照 2024-11-19)
.“インフルエンザQ&A Q.11: インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか?”..https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html,(参照 1899-12-30).
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