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インフルエンザワクチンは毎年接種したほうがよいですか?
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
回答
インフルエンザワクチンの免疫持続期間は3〜4ヶ月程度のため、毎年接種したほうがよいとされています。
解説
以下の理由から、ワクチン接種は毎年受けることが望ましいです。
ワクチンは毎年、その年に流行するインフルエンザに合わせて作られている
インフルエンザウイルスは常に少しずつ変異し続けており、毎年それまでと違う型のインフルエンザが流行します。
インフルエンザワクチンは毎年、その年に流行ると予想される型に合わせて作られているので、その年のインフルエンザを予防するには、その年のインフルエンザワクチンを接種することが重要です。
インフルエンザワクチンによる免疫の持続は6ヶ月程度である
予防接種によって身に付くインフルエンザに対する免疫は、最大6ヶ月程度で失われてしまうと言われています。
持続期間の点からも、ワクチンは毎年打つことが重要と言えます。
(参考文献)
厚生労働省. “インフルエンザQ&A”. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html, (参照 2022-11-01).
Jill M Ferdinands et al. Intraseason waning of influenza vaccine protection: Evidence from the US Influenza Vaccine Effectiveness Network, 2011-12 through 2014-15. Clin Infect Dis. 2017, 64, p.544-550.
ほかのインフルエンザの質問
インフルエンザとはどのような病気ですか?
インフルエンザウイルスに感染することで、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身の倦怠感等の症状が現れる病気です。
インフルエンザは一般的な風邪とどう違いますか?
38度以上の熱が出るなど、通常の風邪と比較して症状が強いことが多いです。
インフルエンザにはどのようにして感染しますか?
インフルエンザウイルスが体内に入ることで感染します。感染者の咳やくしゃみを介して感染することが知られています。
インフルエンザの流行のピークはいつですか?
日本では12〜3月が流行シーズンです。
インフルエンザを放置するとどうなりますか?
症状(咳・喉の痛み・発熱など)が数日間続いたのち、徐々に治まっていくケースがほとんどです。
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