インフルエンザは何日で治りますか?
インフルエンザは多くの場合、約1週間で自然に軽快します。抗インフルエンザ薬を早期に使用すると、発熱期間が1〜2日短縮されることがあります。
インフルエンザの症状の経過
インフルエンザに感染すると、1〜3日間の潜伏期間(ウイルスが体内で増殖する期間)を経て、突然の高熱・頭痛・全身のだるさ・筋肉痛・関節痛といった全身症状が現れます(日本呼吸器学会)。その後、咳・鼻水・喉の痛みといった気道の症状が続きます。全身症状が先に現れ、気道の症状があとから加わるのがインフルエンザの典型的な経過です。
インフルエンザは何日で治る?回復までの目安
合併症のないインフルエンザの場合、発熱などの症状は4〜5日間続いたあとに自然に軽快し、全体としておよそ1週間で回復するとされています(厚生労働省)。ただし、熱が下がったあとも咳やだるさが2週間ほど続くことがあります(CDC)。また、インフルエンザウイルスは発症前日から発症後3〜7日間にわたって排出されるため、解熱後もしばらくは周囲への感染に注意が必要です(厚生労働省)。
インフルエンザの治療と回復を早めるポイント
抗インフルエンザ薬を発症から48時間以内に使用すると、発熱の期間が1〜2日短縮されることがあります(厚生労働省)。ただし、48時間を過ぎると効果が得られにくくなるため、インフルエンザが疑われる場合は早めの対応が大切です。療養中は十分な水分補給と休養を心がけ、学校保健安全法では「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで」が出席停止期間とされています(厚生労働省)。
インフルエンザが重症化するとどうなる?
インフルエンザは通常1週間程度で回復しますが、高齢の方や免疫が低下している方では細菌性肺炎を、小児では急性脳症を合併し重症化することがあります(厚生労働省)。インフルエンザ脳症は毎年50〜200人が報告され、そのうち約10〜30%が死亡するとされています(国立健康危機管理研究機構)。高熱が長引く場合やけいれん・意識障害などの症状が現れた場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
厚生労働省『令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2025.html,(参照 2026-08-10).
国立健康危機管理研究機構(JIHS)『インフルエンザ(詳細版)』https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/influenza/detail/index.html,(参照 2026-08-10).
一般社団法人日本呼吸器学会『呼吸器の病気 A-02 インフルエンザ』https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/a/a-02.html,(参照 2026-08-10).
CDC 'Clinical Signs and Symptoms of Influenza'https://www.cdc.gov/flu/hcp/clinical-signs/index.html,(参照 2026-08-10).
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京都大学大学院医学研究科 総合内科
田中 幸介 監修
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