A群溶連菌感染症
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更新日:2024/03/28
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A群溶連菌感染症について「ユビー」でわかること
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A群溶連菌感染症とはどんな病気ですか?
「溶連菌感染症」とは猩紅熱とも呼ばれ、A群溶血性連鎖球菌が原因の疾患の総称で、のどの炎症、皮膚の発疹が見られます。発熱やのどの痛みが初期症状として見られ、主に子供に多い病気です。かゆみのある発疹など、少しでも溶連菌感染症を疑う症状があれば、内科・小児科を受診しましょう。
A群溶連菌感染症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
A群溶連菌感染症への対処法は?
抗生剤による治療を行います。腎臓の炎症やリウマチ熱といった合併症が起こることがあるので、抗生剤は決められた期間内服するようにし、治療終了後も体に異変(急にむくんできた、など)があれば最寄りの医療機関に相談するようにしましょう。
A群溶連菌感染症の専門医がいる近くの病院はありますか?
A群溶連菌感染症のQ&A
- A.
舌が腫れ、表面にいちごのような赤いブツブツができている状態です。溶連菌感染症の他に、川崎病でも見られます。
解説舌が腫れて表面にいちごのようなブツブツの赤みができている状態を「いちご舌」と言います。溶連菌感染症の他に、川崎病という乳幼児の病気でも見られる症状です。
いちご舌になる時には、まず舌の表面に白い苔状のもの(白苔)が生じます。その後ブツブツの赤みが起こって、舌がいちごのような見た目になります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRyan Newberger.“Streptococcus Group A”.Statpearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK559240/,(参照 2023-05-01).
John V. Ashurst.“Streptococcal Pharyngitis”.Statpearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK525997/,(参照 2023-05-01). - A.
発症から1〜2日で首・胸・手首・足首にかけて発疹が出て、その後に全身に広がっていきます。
解説溶連菌感染症による発疹は、咽頭炎が発症してから1〜2日ほどで出てくることが多いです。「丘疹状紅斑」といって、頸部(くび)から体幹・四肢にかけて細かい斑点状の赤みが生じます。発疹は脇の下や鼠径などのシワの部分で強くなり、毛細血管が破れて起こる出血による皮膚の赤み(=点状出血)が見られることが多いです。ただし、「口囲蒼白」と言って、口の周囲には発疹はあまりできません。
発疹は現れてから数日間で消えることが多いです。回復期には、爪や手のひら、足底の皮が剥けること(=落屑)があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRyan Newberger.“Streptococcus Group A”.Statpearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK559240/,(参照 2023-05-01).
John V. Ashurst.“Streptococcal Pharyngitis”.Statpearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK525997/,(参照 2023-05-01). - A.
感染してから2〜5日後に、まず発熱や喉の痛みが現れます。
解説感染してから2〜5日間は潜伏期間にあたり、無症状で経過します。その後、発熱や喉の痛みが現れてきます。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRyan Newberger.“Streptococcus Group A”.Statpearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK559240/,(参照 2023-05-01).
John V. Ashurst.“Streptococcal Pharyngitis”.Statpearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK525997/,(参照 2023-05-01). - A.
急激な発熱や、全身に広がるような皮膚の発疹、咽頭炎・扁桃炎による喉の痛みや腫れなどが現れます。いちご舌が見られる場合もあります。
解説溶連菌感染症の症状としては、以下のようなものが典型的です。
- 急激な発熱
- 全身の皮膚の発疹
- 咽頭炎・扁桃炎による強い喉の痛みや腫れ
- 首の前側のリンパ節の痛みを伴う腫れ
- 頭痛
- 腹痛
- 関節痛
上記の他に、いちご舌(舌が腫れて表面にいちごのようなブツブツの赤みができている状態)が見られることもあります。
なお、一般的な風邪で見られる鼻水や咳、目やになどの症状は起こりません。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRyan Newberger.“Streptococcus Group A”.Statpearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK559240/,(参照 2023-05-01).
John V. Ashurst.“Streptococcal Pharyngitis”.Statpearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK525997/,(参照 2023-05-01).
A群溶連菌感染症について、医師からのよくある質問
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 体のだるさはありますか?
- のどの痛みはありますか?
- のどの赤みがありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 小児科
- 救急科