お腹の右下に痛みがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
「お腹の右下に痛みがある」がどの病気に関連するかAIでチェックする
お腹の右下に痛みがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「お腹の右下に痛みがある」はどんな症状ですか?
お腹の右下に痛みがあるとは
「お腹の右下に痛みがある」に関連する主の病気には、メッケル憩室症、便秘症、憩室炎などがあります。
「お腹の右下に痛みがある」に関連する症状はありますか?
「お腹の右下に痛みがある」のQ&A
- A.
便秘によって腹痛が生じる場合があります。また、不衛生な食べ物の摂取による食中毒でも、腹痛が生じる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る便秘
普段から便秘気味の場合、便秘が原因となって下腹部に痛みが生じる場合があります。食物繊維の多い食事や適度な運動を心がけましょう。
食中毒
下痢を伴う場合、食中毒による症状の可能性があります。その日の食事だけではなく、1週間以内に食べた加熱不十分な鶏肉などが原因となる場合もあります。
- A.
へそより右下のお腹の痛みを「右下腹部の痛み」と言います。病気によっては血便や下痢、血尿、発熱などを伴うことがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る右下腹部の痛みとは、お腹の右下あたり(臍の高さより下、足の付け根近くまで)お腹が痛くなることです。 お腹の表面だけが痛むように感じることもあれば、お腹の中のほうが響くように痛んだりり、差し込むように痛いと感じたりすることもあります。 痛みの原因となりうる箇所は、皮膚や腸、尿管や膀胱、また女性であれば卵巣や子宮など、多岐にわたります。
- A.
痛みが強い、長期間続く、または他の症状を伴う場合は、早めに病院を受診してください。
解説右下腹部の痛みが続く場合は、医療機関を受診することを強くおすすめします。
特に、発熱、嘔吐、血便、食欲不振、腹部の腫れなどの症状を伴う場合は、虫垂炎や腸閉塞、腎結石、婦人科系の病気(卵巣嚢腫や子宮外妊娠など)の可能性があります。これらの病気は早期診断と治療が重要です。
一方で、ストレスや過敏性腸症候群が原因の場合でも、適切な治療や生活習慣の改善で症状を軽減できます。
自己判断で症状を放置せず、専門医に相談することで、正しい診断と適切な治療を受けることができます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るI. Govender, et al. S Afr Fam Pract (2004). 2021,63(1),e001-e005.
K. S. Yew, et al. Am Fam Physician. 2023,107(6),585-596.
日本消化器病学会. 機能性消化管疾患診療ガイドライン2020-過敏性腸症候群(IBS)改訂第2版. 南江堂. 2020 - A.
突然痛みが起こった、痛みが移動している、歩くと響くなどの症状がある時には、緊急で受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る突然強い痛みが生じた時
突然お腹に強い痛みが生じた場合、虫垂炎などの早めに治療を要する病気の可能性が高いので、早めに受診しましょう。特に、痛みがみぞおちのあたりで始まり、徐々に右下に移動した場合は、虫垂炎が強く疑われます。また、発熱を伴うケースも少なくありません。
お腹にずっと力が入るような痛みがある時
腸の病気が重症化して、腸管に穴が開くレベルにまで至った場合、お腹の中が細菌感染が起こした状態(腹膜炎)になります。腹膜炎では、お腹にずっと力が入るような、また歩いた振動などでもお腹に響くような強い腹痛が持続します。
腹膜炎も緊急性の高い状態ですので、疑わしい場合には一刻も早く受診しましょう。下痢や嘔吐を伴う時
強い痛みがなくても、下痢や嘔吐の反復を伴う時や、全く水分を摂れないほどぐったりしてしまっている時は、早めに医療機関を受診してください。
- A.
様々な原因が考えられますので、かかりつけ医や近くのクリニックなどがあれば、まずはそちらを受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る下痢や血便を伴う場合は内科または消化器内科、血尿を伴う場合は泌尿器科、生理不順などを伴う場合は婦人科の受診が勧められます。
もっとも、腹痛は原因が多岐にわたりますので、受診先の判断に迷うことも少なくないでしょう。そういった場合には、一旦かかりつけ医かお近くのクリニックを受診することをお勧めします。 - A.
症状はいつから起きたのか、時間とともに痛みの場所や強さが変化したか、他に症状があるかなど、なるべく具体的に医師に伝えてください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状が始まってから受診に至るまでの経過を、なるべく詳細に伝えるようにしましょう。
具体的には、以下のようなポイントについて医師に詳しく伝えてください。- 症状がいつから始まったのか(突然始まったのか、気づいたら痛かったのか)
- 時間とともに痛みの場所や強さが変化したか
- どのような痛みか(強さに波がある、ずっと持続する、歩くだけで響くなど)
- 発熱、下痢、血便、血尿、生理不順(女性の場合)などの症状を伴うか
- A.
痛みが突然始まった、強い痛みが長引く、発熱や血便を伴うといった場合は、早めに医療機関を受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る緊急で受診を検討すべき場合
以下のようなケースでは、緊急性の高い病気が隠れている可能性があるので、早めに医療機関を受診してください。
- 突然強い痛みが始まった
- 痛みが次第に強くなる
- お腹に力が入るような強い痛みが続く
緊急ではないが受診を考慮したほうがよい場合
以下のような場合も受診を検討しましょう。
- 発熱や血便を伴う
- 痛みの症状が数日にわたって長く持続する
特に血便がある時は、一度大腸カメラなどでの検査を受けることが望ましいです。
- A.
安静にすることや痛む部位を温めること、軽いストレッチなどが有効です。
解説右下腹部の痛みがある場合、まずは安静にして体を休めることが重要です。無理な運動や活動を避けることで、痛みの悪化を防ぎます。
筋肉の緊張による痛みの場合、温めることで血行が促進され、症状が緩和されることがあります。ただし、温めることが適切でない病気(例えば炎症性の病気や感染症)が原因の場合もあるため、痛みの性質に注意してください。
また、軽いストレッチや深呼吸を行うことで、筋肉の緊張を和らげる効果があります。しかし、痛みが強い場合や症状が続く場合は、医師の診断を受けることをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るI. Govender, et al. S Afr Fam Pract (2004). 2021,63(1),e001-e005.
K. S. Yew, et al. Am Fam Physician. 2023,107(6),585-596.
日本消化器病学会. 機能性消化管疾患診療ガイドライン2020-過敏性腸症候群(IBS)改訂第2版. 南江堂. 2020 - A.
便秘によって痛みが生じている場合には、適切な食事や運動で痛みが改善する可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る食物繊維の多い食事や適度な運動により、便通が改善することがあります。便秘が原因で痛みが生じている場合には、便通の改善によって痛みが治まることもあります。
なお、便秘の場合は通常、右下腹部よりは下腹部〜左下腹部に痛みが生じることが多いので、右下腹部だけに痛みがある時は便秘以外の病気が疑われます。危険な病気が隠れている可能性もあるため、早めの受診を検討しましょう。
また、日常生活の対策だけでは改善しない場合は、医療機関の受診をお勧めします。検査で原因を調べた上で、服薬などによる適切な治療を行うことで、症状が改善する可能性があります。 - A.
ストレスが原因で右下腹部の痛みを感じることはありますが、他の病気の可能性も否定できません。
解説ストレスは自律神経の乱れを引き起こし、腹痛や消化不良などの症状を引き起こすことがあります。
特に過敏性腸症候群(IBS)では、ストレスが要因となり右下腹部を含む腹痛が現れることがあります。
ただし、右下腹部の痛みは虫垂炎や腸の炎症、腎結石、婦人科系の病気(女性の場合)など、他の病気の可能性もあります。
これらは早期治療が必要な場合もあるため、痛みが強い場合や長引く場合には、医療機関を受診することが重要です。
ストレスが原因と考えられる場合、十分な睡眠やストレス管理を取り入れることで症状の軽減が期待できます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るK. S. Yew, et al. Am Fam Physician. 2023,107(6),585-596.
日本消化器病学会. 機能性消化管疾患診療ガイドライン2020-過敏性腸症候群(IBS)改訂第2版. 南江堂. 2020 - A.
虫垂炎の可能性も考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る虫垂炎(いわゆる「もうちょう」)は、お腹の右下にある「虫垂」という腸の一部が炎症で腫れてしまう病気です。よくある症状としては、みぞおちのあたりの痛みと吐き気から始まり、お腹の右下のほうへと徐々に痛みが移動していくことが挙げられます。ただし、右下腹部が突然痛み出す場合もあります。
また、以下のような症状が出ることもあります。- 階段を降りるなどの振動によって痛みが強くなる
- 咳をすると痛みが強くなる
- 発熱 など
- A.
尿管結石、卵巣茎捻転、動脈瘤破裂、急性虫垂炎などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る右下腹部の痛みを引き起こす病気としてはさまざまなものが挙げられますが、急な激しい痛みがある場合は、比較的重症で急いで治療しなければいけない病気が原因となっていることが多いです。例えば、以下のような病気が考えられます。
尿管結石
腎臓でできた結石が細い尿管に引っかかることで痛みを引き起こします。血尿を認めたり、石が動くことで痛みの場所が下のほうに移動したりすることもあります。
卵巣茎捻転
卵巣嚢腫などの病気で腫れた卵巣が、子宮に繋がる「卵管」という細い管の部分でねじれてしまうと、激しい痛みを引き起こします。
動脈瘤破裂
お腹の中の動脈(心臓から全身の組織や臓器へ血液を運ぶ血管)の一部に瘤(こぶ)ができ、それが膨れて破裂すると、激しい痛みを引き起こします。動脈の壁が裂けてしまう(動脈解離)ことで痛みが引き起こされることもあります。
急性虫垂炎
いわゆる「もうちょう」のことで、お腹の右下にある「虫垂」という腸の一部が炎症で腫れることによって痛みが引き起こされます。虫垂に穴が開いたり、腫れがひどくなったりすると、虫垂の周りに炎症が及ぶようになり(腹膜炎)、激しい痛みを生じることがあります。
以上に挙げた以外の病気でも、程度が重くなるにつれて、激しい痛みを引き起こすようになることがあります。 - A.
右下腹部には腸、尿管、卵巣、血管などのさまざまな臓器があり、どの臓器が病気になっても痛みを引き起こすことがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る右下腹部の痛みを引き起こす病気としては、以下のようなものが考えられます。
腸の病気(消化器)
虫垂炎(いわゆる「盲腸」)、憩室炎、腸炎などの炎症が、右下腹部の痛みを引き起こすことがあります。いずれの病気も、炎症が周りに及ぶにつれて痛みが強くなります。吐き気、嘔吐や下痢などの消化器の症状を伴うこともあります。
泌尿器科の病気
尿管結石
突然の鋭い痛みが見られるケースが多いです。腎臓でできた石が尿の通り道である「尿管」に引っかかることで痛みが生じます。血尿が見られることもあります。
膀胱炎
おしっこをする時に下腹部の真ん中あたりに痛みや違和感が起こることが多いですが、右下腹部が痛くなることもあります。血尿や残尿感を伴うこともあります。
婦人科の病気
卵巣茎捻転
卵巣と子宮をつなぐ「卵管」という管がねじれてしまうと、激しい痛みが生じます。自然にねじれが戻ることは稀で、治療にあたっては手術が必要になることが多いです。
子宮外妊娠
子宮の外の卵管で受精卵が育ってしまうと、狭い管が引き延ばされて痛みが生じます。そのまま妊娠が継続されると卵管が破裂してしまうため、治療が必要になります。
その他
卵巣嚢腫や子宮筋腫といったできものが女性器もしくはその周辺の臓器にでき、それらが腫れて大きくなると、痛みが生じることがあります。
血管の病気
動脈瘤(破裂)、動脈解離
お腹の中を通る大きな血管(大動脈)や、そこから足のほうへ枝分かれする動脈に瘤(こぶ)ができて広がったり、動脈の壁が裂けたりすることで、痛みが起こることがあります。
以上に挙げた病気以外にも、さまざまな病気が原因で痛みが起こる可能性があります。 - A.
便秘によって腹痛が生じることがあります。また、不衛生な食べ物の摂取による食中毒が原因になることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日常生活上の原因としては、以下のようなものが考えられます。
便秘
便秘による腹痛は、肛門に近い大腸から便が溜まっていくことで、腸が引き伸ばされたりお腹が張ったりすることによって起こります。典型的には左下腹部が痛むことが多いですが、お腹全体や右下腹部が痛むこともあります。
食中毒
ウイルスや細菌といった病原体で汚染された食べ物などが胃腸炎を引き起こし、嘔吐や下痢、腹痛の症状を生じることがあります。病原体によっては、お腹の右下に位置する「回盲部」という小腸と大腸がつながる部分に強い炎症を起こすものもあるので、右下腹部に痛みが起こる場合もあります。
- A.
右下腹部の痛みが起こる婦人科の病気としては、卵巣茎捻転、子宮外妊娠、卵巣腫瘍などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る女性の場合、卵巣茎捻転や子宮外妊娠、卵巣腫瘍など、婦人科領域の病気によって腹痛が生じる場合があります。性器の不正出血や生理不順を伴う場合には、一度婦人科の受診をお勧めします。
- A.
早期の大腸がんの場合、自覚症状はありませんが、進行した大腸がんでは腹痛を生じることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る大腸がんになっただけでは腹痛は生じません。ただし、大腸がんが進行して便が流れなくなったり、腸に穴が空いたりすると、腹痛が生じることがあります。
なお、進行した大腸がんでは腹痛以外の症状として、便秘や血便、体重減少を伴うことがあります。大腸がんが疑われる場合は、CTや内視鏡での検査を行います。 - A.
見るからに様子がおかしい、水分が摂れない、血便が出ている、手足が冷たいなどがあれば、急いで医療機関を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような異変が見られる場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 意識が朦朧としている/ぼーっとしている
- 顔色が悪い
- 泣いたり動いたりできないほどぐったりしている
- 水分をほとんど摂れない/水分を摂るたびに嘔吐してしまう
- 血便がある
- 発熱が伴っている
- 腹痛が次第に強くなっている
- A.
普段と違って意識が朦朧としていないか、少しずつでも水分が摂れるか、下痢や嘔吐や血便など他の症状があるかなどを注意深く観察しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る子供の腹痛は、年齢によっても考えられる病気が変わってきます。便秘や胃腸炎といった一般的な病気のみならず、虫垂炎や腸重積など迅速に診断して治療すべき病気が隠れている可能性もあります。判断に迷った時は、自力でどうにかしようとせず、早めに医療機関を受診しましょう。
なお、嘔吐や下痢を伴う時は、脱水になりやすいので、少量の水分の摂取を繰り返し試みるとよいでしょう。水分が全く摂れない時や、意識が朦朧としている時は、早めに医療機関を受診してください。 - A.
便秘によって痛みが生じている場合には、便秘薬などで効果がある場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る便秘の治療薬には、便を柔らかくする薬や腸を動かす薬などがあります。便秘が腹痛の原因となっている場合には、適切な服薬によって便通が良くなり、症状が改善する可能性もあります。
ただし、便秘の場合は通常、右下腹部よりは下腹部〜左下腹部に痛みが生じることが多いので、右下腹部だけに痛みがある時は便秘以外の病気が疑われます。危険な病気が隠れている可能性もあるため、早めの受診を検討しましょう。
お腹の右下に痛みがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
お腹の右下に痛みがあるという症状に関連する他の症状をチェック
お腹の右下に痛みがあるという症状について、医師からのよくある質問
- 吐き気や嘔吐がありますか?
- 便がゆるいか、あるいは下痢をしていますか?
- ここ1週間以内に生牡蠣、刺身、古いおにぎり・弁当、加熱不十分なレバー、生水などの食中毒を起こしそうなものを口にしましたか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 消化器内科