憩室炎

腸に出来た「憩室（けいしつ）」という小さなくぼみに便などが詰まり、細菌が増殖することで炎症が起こる病気です。

憩室炎のみによる死亡率は0.2%ですが、合併症を伴うと2.8%まで上昇します。

10代や20代でも憩室炎になるリスクはあります。

「憩室」という腸のくぼみで細菌が増殖することで憩室炎が起こります。よくある症状は腹痛と発熱で、加えて吐き気や嘔吐、下痢、便秘が見られることもあります。

憩室炎を起こしている部分のお腹の痛みを感じることが多く、発熱や吐き気を伴うこともあります。

症状について、症状検索エンジン「ユビー」などでチェックすることが可能です。

消化のよい食事への切り替えや絶食によって腸管を安静にするほか、抗生物質を使って炎症を抑えます。憩室部分に穴が開いてしまうなどの合併症が起こった場合、手術を行うこともあります。

基本的には絶食して腸を動かさないようにするのが最適です。食事を摂る場合は消化のよいものを少量ずつ摂取し、症状が悪化したらすぐ食べるのをやめましょう。

症状や体の状態によるため、治療期間は一概に言えません。抗菌薬での治療が主になります。

自分で対処しようとせず、速やかに医療機関を受診しましょう。

消化器内科か内科を受診しましょう。強い腹痛、高熱などがある場合は、速やかな受診をおすすめします。軽い腹痛でも、繰り返したり長引いたりしているようなら、早めに受診してください。