憩室炎の原因や考えられる症状には何がありますか?
「憩室」という腸のくぼみで細菌が増殖することで憩室炎が起こります。よくある症状は腹痛と発熱で、加えて吐き気や嘔吐、下痢、便秘が見られることもあります。
憩室炎の原因
憩室とは、加齢や便秘などによる腹圧の上昇によって大腸の壁に出来る、袋状の小さなくぼみのことです。憩室に便などが詰まって細菌が増殖することで炎症を起こすと、憩室炎になります。
欧米では、肥満が憩室炎の発症リスクを上げるという報告があります。喫煙は憩室炎そのものの発症リスクではないものの、憩室炎になった際に起こりうる合併症が喫煙によって増え、重症度が高まりやすくなることがわかっています。飲酒の習慣や食物繊維の不足については、憩室炎との関連の有無についてさまざまな報告があり、はっきりしたことは言えないのが現状です。
憩室炎の症状
よくある症状は、炎症が起こっている部分の腹痛、圧痛(患部を押すと痛みが出る)、発熱です。消化管の病気なので、吐き気や嘔吐が出現したり、下痢や便秘をきたす場合もあります。
新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器科
吉岡 藍子 監修
(参考文献)
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