着替える必要があるほどの寝汗をかいている
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/07/18
「着替える必要があるほどの寝汗をかいている」がどの病気に関連するかAIでチェックする
着替える必要があるほどの寝汗をかいているという症状について「ユビー」でわかること
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「着替える必要があるほどの寝汗をかいている」はどんな症状ですか?
着替える必要があるほどの寝汗をかいているとは
「着替える必要があるほどの寝汗をかいている」に関連する主の病気には、カンジダ感染症(口腔・手足など)、右心不全、インフルエンザなどがあります。
「着替える必要があるほどの寝汗をかいている」に関連する症状はありますか?
「着替える必要があるほどの寝汗をかいている」のQ&A
- A.
寝汗とは睡眠中にかく汗のことで、寝汗の量が多いとよく眠れなかったり、脱水症状が出たりします。
解説それほど部屋が暑いわけでもないのに睡眠中に汗をかくことを指し、目安として「着替えを要するくらい汗をかくこと」が、医学的に問題であると考えます。なんらかの症状で医療機関を受診した人のうち10~41%の方に寝汗の症状が見られると言われています。多くの場合で問題のある病気は見つからないとされますが、ホルモンの病気や血液の病気、感染などが原因になることもあり、リンパ節の腫れや発熱など寝汗とともに他の症状を伴う場合には、医療機関の受診が望ましいと考えられます。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCarl Bryce. Persistent Night Sweats: Diagnostic Evaluation. Am Fam Physician. 2020, 102, p.427-433.
- A.
精神的なストレスや自律神経の乱れが生じると寝汗をかくことがあります。
解説ストレスによって自律神経が乱れることで、寝汗をかくことがあります。ストレスと関わりの深い病気として下記の病気が挙げられ、寝汗が報告されています。
- 不安障害
- うつ病
- パニック障害
- 心的外傷後ストレス障害
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCarl Bryce. Persistent Night Sweats: Diagnostic Evaluation. Am Fam Physician. 2020, 102, p.427-433.
- A.
悪性リンパ腫などのがんの症状として、寝汗の症状が出る場合があります。
解説がんの症状で以下のような状況で寝汗が出ることがあります。
- 身体の中で炎症が起こり、熱が出て寝汗が出る
- がんのためにホルモンのバランスがくずれ、寝汗が出る
- 抗がん剤などの治療薬の影響で寝汗が出る
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCarl Bryce. Persistent Night Sweats: Diagnostic Evaluation. Am Fam Physician. 2020, 102, p.427-433.
- A.
男性ホルモンが減少する更年期障害によって、寝汗を生じることがあります。
解説特に大きな原因がないこともありますが、病的な原因としては、ストレスによる自律神経の異常や男性更年期障害、逆流性食道炎、肥満、糖尿病、多汗症などが多いです。
ストレスによる自律神経の異常
ストレスが原因で自律神経が乱れ、寝汗をかくことがあります。
男性更年期障害
男性ホルモン(テストステロン)は血管を縮めたり拡げたりする作用に関係しており、男性ホルモンの量が減ると更年期障害に見られるホットフラッシュ(急に顔が熱くなったり汗が止まらなかったりする症状)や寝汗を生じることがあります。
逆流性食道炎
逆流性食道炎自体が不眠の原因になり、不眠から寝汗に繋がることがあります。
肥満
肥満が睡眠時無呼吸症候群など睡眠の質の悪化に繋がり、寝汗に繋がるのではないかと考えられています。
糖尿病
糖尿病が原因で自律神経のバランスが崩れ、寝汗やホットフラッシュに繋がることがあるとされています。
多汗症
大量に汗をかく多汗症が原因で寝汗をかくことがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCarl Bryce. Persistent Night Sweats: Diagnostic Evaluation. Am Fam Physician. 2020, 102, p.427-433.
Robert A Kloner et al. Testosterone and Cardiovascular Disease. J Am Coll Cardiol. 2016, 67, p.545-557. - A.
ストレスによる自律神経の異常や感染、悪性リンパ腫、甲状腺機能亢進症など、さまざまな病気が考えられます。部屋が暑いだけのこともあります。
解説部屋が暑い、多く飲酒した、などの原因で一時的に寝汗が増えることがありますが、これらは病的ではありません。
体質的に汗をたくさんかいてしまう多汗症という病気がありますが、それ以外に原因となる病気として以下が挙げられます。代謝のバランスが崩れたり、身体の中で炎症が起こったりすることなどが原因となります。自己免疫の病気
- 関節リウマチ
- サルコイドーシス
自身の抗体が身体を攻撃してしまうことで起こる病気です。
血液の病気
- 多血症
- 本態性血小板血症
身体の中で異常な血液成分が増えることで代謝に問題が出たり、炎症が起こったりします。
感染症
- 肺炎
- 結核
- ウイルス
悪性腫瘍
- 白血病
- リンパ腫
身体の中にがんがあると、身体が反応して熱が出て汗をかくことがあります。
心臓の病気
- れん縮性狭心症
夜間に狭心症が起こる病気で、夜に冷や汗とともに胸苦しさが起こることがあります。
内分泌の病気
- 更年期障害
- 糖尿病
- 甲状腺の病気
- 褐色細胞腫
ホルモンのバランスが崩れることで、代謝に影響が出て汗をかきます。
精神の病気
- 不安障害
- うつ病
- パニック障害
- 心的外傷後ストレス障害
精神的なストレスが原因で、汗をかくことがあります。
睡眠に関わる問題
肥満も睡眠の質が悪化する原因となり、寝汗に繋がるのではないかとも考えられています。
その他
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCarl Bryce. Persistent Night Sweats: Diagnostic Evaluation. Am Fam Physician. 2020, 102, p.427-433.
- A.
一夜だけの症状では問題がないことが多いです。数日間続く場合は、内科を受診しましょう。
解説数日間寝汗の症状が続く場合は受診を検討しましょう。発熱や食欲の低下、6~12ヶ月で5%以上の体重減少などが見られた場合、悪性腫瘍など重い病気の可能性があるため、できるだけ早めの内科の受診をおすすめします。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCarl Bryce. Persistent Night Sweats: Diagnostic Evaluation. Am Fam Physician. 2020, 102, p.427-433.
- A.
原因となる病気がある場合は、その治療を行います。また、部屋の換気や室温調節で改善することもあります。
解説寝汗の原因となる病気によって治療や予防方法は異なります。例えば多汗症の場合には、部位によって治療が異なりますが、塩化アルミニウムの外用薬や抗コリン薬を使った治療を行います。
症状が寝汗のみの場合、部屋の換気や室温調節を行うことで改善する場合があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る藤本智子など. 原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023 年改訂版. 日皮会誌. 2023, 153, p.157-188.
Carl Bryce. Persistent Night Sweats: Diagnostic Evaluation. Am Fam Physician. 2020, 102, p.427-433.
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