寝汗の原因や考えられる病気には何がありますか?
ストレスによる自律神経の異常や感染、悪性リンパ腫、甲状腺機能亢進症など、さまざまな病気が考えられます。部屋が暑いだけのこともあります。
部屋が暑い、多く飲酒した、などの原因で一時的に寝汗が増えることがありますが、これらは病的ではありません。
体質的に汗をたくさんかいてしまう多汗症という病気がありますが、それ以外に原因となる病気として以下が挙げられます。代謝のバランスが崩れたり、身体の中で炎症が起こったりすることなどが原因となります。
自己免疫の病気
- 関節リウマチ
- サルコイドーシス
自身の抗体が身体を攻撃してしまうことで起こる病気です。
血液の病気
- 多血症
- 本態性血小板血症
身体の中で異常な血液成分が増えることで代謝に問題が出たり、炎症が起こったりします。
感染症
- 肺炎
- 結核
- ウイルス
悪性腫瘍
- 白血病
- リンパ腫
身体の中にがんがあると、身体が反応して熱が出て汗をかくことがあります。
心臓の病気
- れん縮性狭心症
夜間に狭心症が起こる病気で、夜に冷や汗とともに胸苦しさが起こることがあります。
内分泌の病気
- 更年期障害
- 糖尿病
- 甲状腺の病気
- 褐色細胞腫
ホルモンのバランスが崩れることで、代謝に影響が出て汗をかきます。
精神の病気
- 不安障害
- うつ病
- パニック障害
- 心的外傷後ストレス障害
精神的なストレスが原因で、汗をかくことがあります。
睡眠に関わる問題
肥満も睡眠の質が悪化する原因となり、寝汗に繋がるのではないかとも考えられています。
その他
公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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寝汗
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「寝汗」とはどのような症状ですか?
寝汗とは睡眠中にかく汗のことで、寝汗の量が多いとよく眠れなかったり、脱水症状が出たりします。
寝汗の治療や予防方法には何がありますか?
原因となる病気がある場合は、その治療を行います。また、部屋の換気や室温調節で改善することもあります。
がんの症状に寝汗はありますか?
悪性リンパ腫などのがんの症状として、寝汗の症状が出る場合があります。
ストレスと寝汗は関係がありますか?
精神的なストレスや自律神経の乱れが生じると寝汗をかくことがあります。
寝汗をかく場合、何科を受診したらよいですか?また、受診の目安はありますか?
一夜だけの症状では問題がないことが多いです。数日間続く場合は、内科を受診しましょう。
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