てんかんの薬のやめどきを教えてください。
薬の終了については、一定期間発作が起こらない状態が続いたあとに、患者さん・患者家族が医師と十分に相談した上で判断されます。
てんかん治療の終了は、典型的には一定期間にわたり発作が起こらない状態が続いたあとに検討されますが、その時期に関する明確な決まりは確立されていません。
小児では予後のよいてんかん症候群が存在し、また、抗てんかん薬の長期服用による副作用回避のためにも治療終了のメリットは大きく、2年以上発作がなければ治療終了が検討されます。
一方で成人では発作再発リスクが小児よりも高く、就労、運転免許、挙児希望といった社会的要因への考慮も必要であり、治療終了時期はより慎重に検討されます。
治療終了時期の決定においては、治療終了に伴うメリットとリスクをよく主治医と相談し、てんかんの種類や治療経過、神経学的検査異常の有無などの臨床的要因に加えて、社会的、個人的な要因を踏まえて慎重に考慮する必要があります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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