てんかん
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更新日:2024/03/28
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てんかんについて「ユビー」でわかること
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てんかんのQ&A
- A.
眼球上転とは目が勝手に上を向いてしまう状態で、てんかん、脳炎や薬の影響で起こることがあります。
解説眼球上転とは、自分の意思とは関係なく、目が勝手に上を向いてしまう状態のことです。
これは、てんかん発作(症状)のひとつとしてみられることもあります。
そのほかに、脳炎(脳に炎症が起こる病気)、薬の影響(特に精神疾患の治療に使われる薬)、ヒステリー(ストレスなどでさまざまな身体症状が出る病気)などでみられることがあります。
もし、目が勝手に上を向いてしまう症状が出た場合は、すぐに病院を受診し、医師に相談することが大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本てんかん学会ガイドライン作成委員会.“高齢者のてんかんに対する診断・治療ガイドライン”.日本てんかん学会.https://jes-jp.org/pdf/agedepilepsy.pdf?utmsource=chatgpt.com ,(参照 2025-05-14).日本神経学会.“てんかん診療ガイドライン2018”..https://neurology-jp.org/guidelinem/epgl/tenkan_2018_01.pdf,(参照 2025-05-14).
日本神経精神薬理学会ほか統合失調症薬物治療ガイドライン 2022. 医学書院2022
厚生労働省.“重篤副作用疾患別対応マニュアル 悪性症候群”..https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/12/dl/s1213-4f.pdf?utm_source=chatgpt.com,(参照 2025-05-14). - A.
すべてのてんかん発作に前兆があるわけではありませんが、めまいやふらつきなどの症状が現れることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るすべてのてんかん発作に、前兆があるわけではありませんが、次のような症状が現れることがあります。
これらの症状を感じたときは、無理をせず、すぐに座ったり横になったりして、安全を確保しましょう。また、医師や薬剤師に相談することも大切です。
発作が起こると、体の一部や全身が突然固まったり、震えたり、意識を失ったりすることがあります。
発作のあとには、一時的に呼吸が弱くなったり、口から泡が出たり、お手洗いが間に合わなくなることもあります。
また、発作が収まったあとに強い眠気を感じたり、ぼんやりした状態が続くこともあります。
このような症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診してください。 - A.
全身または、局所的なけいれん、異常行動がみられ、適切な治療が行われないと命に関わることもあります。
解説てんかん発作は、脳の神経活動が一時的に異常をきたすことで起こります。特に、睡眠中に発作が起こる場合があります。このような発作は、主に睡眠中、または睡眠から目覚めた直後に現れる傾向があります。
睡眠中のてんかん発作では、以下のような症状が報告されています。- 全身のけいれん:体全体が硬直し、激しく震える状態
- 局所的なけいれん:体の一部、例えば腕や脚だけがけいれんする
- 異常な行動:睡眠中に突然起き上がったり、無意識に歩き回ったりする
これらの症状は、睡眠中に起こるため、本人や家族が気づきにくいことがあります。
また、適切な治療が行われない場合、てんかん発作が長時間続く「てんかん重積状態」となり、脳に損傷を与えたり、最悪の場合、命に関わることもあります。
睡眠時のてんかんについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る神 一敬ほか. 成人における睡眠中のてんかん発作. 臨床神経生理学. 2020, 48, 40-44.
てんかん対策.厚生労働省,https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789_00008.html(参照 2025-05-14) - A.
てんかん重積発作は、脳や体全体に悪影響を及ぼし、命の危険が高まることが報告されています。
解説てんかん重積発作とは、発作が長く続いたり、短い発作が何度も起こって意識が戻らない状態のことをいいます。
通常、てんかん発作は短時間で収まりますが、30分以上続くと脳にダメージを与え、後遺症が残る可能性が高くなります。
また、適切な治療が受けられないと、命に関わることもあります。特に、発作が長く続くと脳だけでなく、体全体に悪影響を及ぼし、命の危険が高まることが報告されています。
そのため、このような発作が起きた場合は、すぐに医療機関を受診し、早めに治療を受けることがとても大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経学会.“てんかん診療ガイドライン2018”..https://www.neurology-jp.org/guidelinem/epgl/tenkan201808.pdf?utm_source=chatgpt.com,(参照 2025-05-14).
- A.
てんかん発作の中には、言葉が出にくくなる、または話せなくなるといった言語症状が現れることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るてんかん発作の中には、言葉が出にくくなる、または話せなくなるといった言語症状が現れることがあります。これは、発作が脳の言語を司る領域に影響を及ぼすためです。
具体的には、発作中に突然言葉が出なくなる「発作性失語」や、言葉の理解や表現が一時的に困難になる症状が報告されています。
これらの症状は、発作が収まると通常は回復しますが、頻繁に起こる場合は日常生活に支障をきたすことがあります。そのため、適切な診断と治療が重要です。 - A.
吐き気がみられることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るてんかんの自律神経症状のひとつとして、吐き気や嘔吐といった症状があります。
てんかん発作と自律神経は密接に関係しており、自律神経に関わる領域に影響を与えると、さまざまな症状が現れることがあります。
例えば、吐き気や嘔吐以外にも発作の合間に、- 頻呼吸や無呼吸
- 頻脈や徐脈
- 高血圧や低血圧
- 上腹部の不快感
- つばの増加
- 汗や体毛が立つ
といった自律神経症状を示すことがあります。
これらの症状が強く現れる場合、それを自律神経発作と呼びます。 - A.
うつ病などの感情障害がみられることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るてんかんのある方は、精神的な症状を合併することがよくあります。これらの症状は多岐にわたり、生活の質(QOL)を大きく低下させる大きな課題となっています。
統計によると、てんかんのある方の約24~55%がなんらかの精神的な障害を持っていると言われています。
特に「うつ病」は、てんかんのある方の20~30%にみられ、発作が治りにくい「難治てんかん」の場合はさらに頻度が高くなります。
また、「精神病性障害」と呼ばれる症状が出る割合も、てんかんのない人に比べて2~3倍高いとされています。
これらの精神症状の原因にはいくつかの背景があります。例えば、てんかんによる社会的な偏見や差別、発作への不安、日常生活での制限、人間関係の難しさ、薬を飲み続ける負担などが挙げられます。
これらの心理的・社会的な要因がストレスとなり、精神的な症状を引き起こす場合があります。 - A.
てんかんの患者さんに頭痛がみられることはあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る発作の前に起こる頭痛、発作の最中に起こる頭痛、発作が終わったあとに起こる頭痛など「てんかん発作関連頭痛」というものがあります。
一方、てんかん患者さんの発作間欠期(発作のないタイミング)に起こる頭痛は、てんかんとは直接関係がない慢性的な頭痛の併存と考えられています。
てんかんと頭痛の関係についての研究が進められていますが、いまだ完全には解明されていません。そのため、頭痛の種類やタイミングを把握し、医師に相談することが大切です。 - A.
安全な場所に移動させ、体を横に向かせたり、呼吸しやすいよう衣服を緩めたりしてください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るてんかんの発作時は意識を失っていることや体がうまく動かないことが多いでしょう。安全な場所へ移動させ、例えば入浴中などであれば呼吸ができるようにお湯を抜くなどの対処をし、衣服を緩め、落ち着いて経過をみてください。発作は1〜2分で落ち着くことが多いですが、それ以上、特に5分以上続いたり、発作が治ってもまたすぐに発作を起こすような場合や、意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)が20分程度以上続いている場合は病院を受診しましょう。
- A.
てんかんのある人で、ストレスが発作を誘発することがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るストレスが直接てんかんを起こす原因となることは稀ですが、既にてんかんを持っている人ではストレスが発作を引き起こすことがあると考えられており、喫煙、飲酒、睡眠不足などの生活上の問題により、治療をしていても発作が減らないこともあります。主治医と相談し、生活を見直しましょう。
また、心理的な問題が原因でてんかん類似の発作を起こすこともあります。 - A.
窒息や怪我の恐れがあるため、口に物や指を入れてはいけません。体を無理に抑えつけることなども避けてください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る舌を噛まないようにと無理やり口に物を入れたり、指を入れたりしないようにしましょう。かえって口の中を傷つけたり、嘔吐や窒息につながります。また、揺さぶったり押さえつけたりせず、安全な場所で落ち着いて見守りましょう。
発作の様子(時刻や発作のきっかけ、けいれんの部位、発作の続いた時間など)は診断や治療にとって重要な情報となるため、よく観察して記録しておくことも大切です。 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような症状があった場合、てんかんの可能性があります。
- 突然意識を失って倒れ、手足をギューっと伸ばす発作があった
- 突然意識を失って倒れ、手足の曲げ伸ばしを繰り返す発作があった
- 上記両方の見られる発作があった
- 食事中に本人のみ時が止まったように一点を見つめ意識を失い、発作が治ると何事もなかったかのように話し始めるような発作があった
- 意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)を伴わないが局所的な感覚障害/運動障害、口をもぐもぐさせる発作があった
- けいれんを伴わないが意識障害を繰り返している
- 自分の記憶にない出来事がある
上記以外にもさまざまな発作がありますので、気になる症状があれば受診しましょう。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、てんかんかどうかのセルフチェックが無料でできます。ぜひご活用ください。 - A.
共通の初期症状はありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るてんかんの患者さんに共通する初期症状はありません。
ただし、意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)を伴わない局所的な感覚障害/運動障害、口をもぐもぐさせる発作などがみられた後、意識消失し全身をけいれんさせる発作へ移行する場合があります。 - A.
症状は多岐にわたります。例えば、突然倒れ手足を伸ばす発作、手足の曲げ伸ばしを繰り返す発作などがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るてんかんは脳の神経細胞の異常な電気的興奮が原因で起こります。症状はこの興奮に巻き込まれる脳の部位によって変わるため、多岐にわたります。
もっともイメージしやすいのは、突然意識を失って倒れ、手足をギューっと伸ばす強直(きょうちょく)性発作、手足の曲げ伸ばしを繰り返す間代(かんたい)性発作、またその両方の見られる強直間代性発作かと考えます。しかし、それ以外にもさまざまな発作が起こり得ます。
例えば、食事中に本人のみ時が止まったように一点を見つめ意識を失い、発作が治ると何事もなかったかのように話し始めるような欠神(けっしん)発作、意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)を伴わない局所的な感覚障害・運動障害、口をもぐもぐさせる発作、けいれんを伴わない意識障害などがあります。 - A.
原因はさまざまで、外傷、脳卒中、感染症、脳の形の異常などがあります。原因が不明なものもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るてんかんの原因はさまざまで、大きく特発性と二次性に分けられます。
特発性てんかん
MRIやCTなどの画像検査では特に原因のつかめないてんかんを特発性てんかんといいます。
二次性てんかん
以下のようなことがらが原因となって起こるてんかんを二次性てんかんといいます。
- 外傷
- 脳卒中(脳梗塞や脳出血など)
- 感染症(髄膜炎や脳炎など)
- 生まれつきの脳の形態異常
など
特に二次性てんかんの場合は、発作を繰り返すことが多いと考えられています。
遺伝的素因も考えられていますが、てんかん全体に占める割合は大きくはないため、心配しすぎず、専門家の意見を聞いてみましょう。
てんかんについて、医師からのよくある質問
- けいれんは良くなったり悪くなったりと、変動しますか?
- 顔をふる、うなずくなどの動きを10秒程度毎に繰り返していますか?
- 片方の手が急に固まったように動かなくなってしまうことはありますか?
- 手足や顔が勝手に動く発作中も、意識は保たれていましたか?
- 勝手に筋肉が収縮して動く感じですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 脳神経内科