てんかんと自律神経発作の違いはなんですか?
てんかんは脳の異常が原因で発作が起き、自律神経発作は自律神経の乱れが原因で症状が現れるという違いがあります。
てんかんと自律神経発作は、どちらも発作的な症状が現れますが、その原因と症状は異なります。
まず、てんかんは、脳の神経細胞が異常に電気的な活動を起こすことで、発作が繰り返し起こる病気です。
てんかん発作は、運動神経、感覚神経、意識、高次脳機能などに影響を与え、意識を失ったり、体がけいれんしたりすることがあります。脳内での異常な電気信号が引き金となり、さまざまな神経系の働きが乱れます。
一方、自律神経発作は、自律神経の異常によって起こります。
自律神経は、心拍数や呼吸、血圧などを調整していますが、この調整がうまくいかなくなることで、頻呼吸、無呼吸、心拍数の変動、血圧の変動、吐き気や嘔吐、汗をかくなどの症状が現れます。
これらは体の自律的な反応の乱れによるもので、強く現れる場合に「自律神経発作」と呼ばれます。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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