公開日:
最終更新日:
医療機関を受診する目安はありますか?
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
回答
息苦しさや乾いた咳といった自覚症状がある場合、病気が進行している可能性があるため受診しましょう。
解説
受診の目安は以下の通りです。
長引く咳や息切れの症状に気づいた時
自覚症状がある場合、病気がある程度進行している可能性がありますので、長引く咳や息切れに気づいたら早めに医療機関を受診しましょう。
また、症状が咳のみの場合は、発症から3週間以内であれば感染症の可能性が高いですが、2ヶ月以上続く場合には間質性肺炎以外にも何らかの病気が隠れている可能性が高いので、受診をおすすめします。
検査で異常を指摘された時
健診や人間ドックなどでの胸部X線・CT、肺機能検査などで異常を指摘されたことをきっかけに診断されることもあります。
「要精密検査」と判定されたら、自覚している症状がない場合でも受診しましょう。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの間質性肺炎・肺線維症の質問
間質性肺炎・肺線維症とはどのような病気ですか?
肺胞と肺胞の壁(肺胞壁)に炎症が起こったり、線維化して壁が厚くなったりすることで、体内に酸素を取り入れにくくなる病気です。
間質性肺炎と肺線維症は違う病気ですか?
間質性肺炎のうち、肺の線維化が進行したものを肺線維症と呼びます。
間質性肺炎・肺線維症の原因は何ですか?
アレルギー反応や自己免疫性、薬剤、放射線曝露などです。中には原因の特定できない間質性肺炎もありますが、遺伝・喫煙・加齢などが発症リスクとして知られています。
間質性肺炎を放置するとどうなりますか?
症状(咳や息切れ)が進行していくことが多いです。進行すると肺で十分な酸素を取り込めなくなり(呼吸不全)、酸素吸入が必要になることもあります。
間質性肺炎・肺線維症の余命はどのくらいですか?
病型によりさまざまですが、平均で数年以内のものもあれば、余命には影響しないものもあります。
間質性肺炎・肺線維症に関連する病気や症状
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について回答しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ治療が必要な患者様へのお願い
間質性肺炎・肺線維症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください